リアルの幼馴染みがこんなに萌えないものだなんて

石原レノ

巫女巫女愛華ちゃん

瀧達がショッピングモールに行っている時愛華は友達に頼み込まれ、手伝いへと行っていた、、それも、、、
「ねぇ、ほんとにこれ着るの?」
「もちろん!だってそれ着ないと仕事にならないんだもん」
愛華が手に持っている服は巫女服。白と赤でできたその服はごく一般的な巫女服だった。手伝いというのは、友達の実緒みのおの親が経営している神社の掃除や参拝客の案内。神主である父親が急用で居ないので手伝って欲しいと頭を下げられ、愛華は断りきれず、現状に至る。
「わぁ!愛華ちゃん似合ってるよ!」
顔を真っ赤に染めておずおずと出てきた愛華@巫女服は実緒に褒められ更に赤く染める。愛華の控えめな体と漆黒の髪にベストマッチな巫女服はアニメやラノベで見るような巫女ヒロインのようだった。
「は、恥ずかしいよぉ~」
どこか変なところはないか体をひねりながら背中や腕を見る愛華は実緒でさえも唾を飲んだ。
「なんか、、、生々しいな、、、」
「何か言った?」
自分の言った言葉が聞こえていないことに安堵し、何も言っていないと誤魔化す実緒を愛華は気にする様子もなく容姿を整えた。
「何をしたらいいかな?」
「とりあえずその辺をほうきではいてほしいかな」
そう言うと実緒は手に持っていた箒を愛華に手渡しする。愛華は張り切って持ち場へと着いた。
「ふふ~ん♪」
いざ始めてみるとなかなか楽しいものである。そう思うのは愛華の性格上当たり前のことなのだが、本人は掃除などの家事が好きらしい。
「何か主婦みたいね、、、たまぁに愛華ってそういう時あるよねぇなんて、、、」
「そうかな?」
指を顎に当てて考えて見るが自分が思い当たるところは出てこなかった。
友達が飲み物を服にこぼして、その汚れを処理したり、友達のお弁当を作ったり、、、どれも瀧と生活していく上では当たり前のことばかりである。
「まぁ私は楽しくてやってる事だからね」
落ちていた草の先っぽを拾いしみじみと眺める愛華を実緒はいたずらに笑いかけた。
「きっとお兄さんのいいお嫁さんになるよ」
その言葉を聞いた瞬間愛華の頬が朱に染まる。くるくると回していた草を握りしめて照れているようだった。
「もう!やめてよ!わ、私はべ、べべ別に兄さんの事なんて、、、」
そうは言いつつも言葉が途切れ途切れで信憑性にかけるものである。愛華が兄の事を気にかけていることなんて実緒には手に取るようにわかった。何より義兄妹である事は知っているのでなおさらである。まぁ、それ以前に、、、
「ホントかなぁ〜?」
「もうっ!ほ、ホントだってば!」
こんなに分かりやすい巫女さんは、どこを探しても愛華くらいだろう。
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