リアルの幼馴染みがこんなに萌えないものだなんて
華恋@料理
「そっかぁ、、、愛華ちゃんがねぇ」
教室で華恋に昨日の肉じゃがの話をしていると感心したように声を上げていた。華恋も料理はかなり上手い方で何度か食べたこともあるのだが、愛華に負けてないと思う。
「華恋の料理も負けてないよ。でも昨日の愛華のは革命的だったなぁ」
「んー、、、僕も何か作ろうかな」
「おっそれならカレーとか作ってよ」
俺がそう提案すると華恋満面の笑みで承諾してくれた。
「じゃあ、今度の日曜日うちに来てよ」
、、、、、、、、、、、は?
「ぁぁ。どうしよう、、、」
数日前に自分から難なく誘ったのは良いのだが、いざ友達が家に来るとなるとなんとなく緊張してしまう華恋だった。
「誘ったのは僕だし、、、あの時なんであんなこと言えたのかなぁ、、、あぁぁぁ」
こんなに悩みつつも既にカレーを作り終えているところが華恋のいい所だろう。
ピンポーン
そうこう言っているうちに約束の時間になったようで、家のチャイムが鳴り響く。ビクッと体を震わせ恐る恐るドアを開けると瀧と愛華が立っていた。
「いらっしゃい、、、」
「どうした?苦笑いなんて浮かべて」
悟られたように言われた一言に一瞬ドキリとしながらも華恋は平常を装う。
「な、何でもないよ!さぁ上がって上がって!」
瀧は気にする様子もなく愛華と一緒に華恋の宅へお邪魔するのだった。
「お邪魔します、、、実鐘先輩のお家って大きいですよね?チャイムとか豪華だったし」
「そうでもないよ。僕のお家より大きい家は周りに沢山あるからね」
華恋の一言に正直驚きながらも指定された席に着席する。既にカレーのいい匂いが立ち込めており、早くも腹の虫が鳴る。どうやら愛華も同じくお腹が空いているようで俺の腹の虫が鳴ると苦笑を浮かべていた。
「すぐに用意するね。少し待ってて」
そう言うと華恋はキッチンの側に掛けていたエプロンを手に取り着ると鍋に手をかけ火を通し始めた。
「、、、、、、、」
「兄さん?」
華恋のエプロン姿に見入っていると唐突に愛華から声がかかる。慌てふためいて返事をしたためすっごい怪しい目で見られている。
「べ、別にやましいことなんて考えてないからな」
「その回答は考えている証拠だね」
我ながらこの妹は察しがよすぎると思う瀧であった。しかしエプロン姿の華恋に見とれてたなんて口が滑っても言えない。
「はい。出来上がり」
俺達の前に出されたのはそれはまぁ普通のカレー。人参、玉ねぎ、じゃがいも、豚肉の代わりに牛肉が使われている。白いご飯にルウがかけられより一般的なカレーライスに見える。
「「いただきます」」
ゆっくりとスプーンですくい口に運ぶ。物珍しそうに見つめる華恋の視線が痛いのはどうにかならないだろうか。口に含んで咄嗟に思った事は、
「これは、、、家庭的過ぎてもはや家の母親を抜くぞ」
The家庭的な味に思わず手を止めずにパクパクと口に運んでしまう。
「どう、、、かな?」
「これなら店に出しても稼げる味だな」
「うん。これとても美味しいですよ」
俺達がそういったのを気に華恋はぱあっと表情を明るくする。本人も上機嫌になり少量ながら食べ始めた。そして、みんなが食べ終わりダラダラとし始めようとした時
「このカレーの作り方教えて貰えますか?」
と、いう事で女子達、、、じゃない。華恋と愛華のお料理教室が始まった。
「そう。これをここで入れるんだよ。そうすると甘みとか出てくるから」
「へぇ、、、勉強になります」
「これはカレーじゃなくても使えるから損は無いよ」
何となく居心地が悪いとは思えども、2人が仲良く料理を作る様子はとても和やかで微笑ましいものだった。その、、、、エプロン姿って何か卑猥に見えるのは俺だけでしょうか、、。
もちろん華恋は男なわけで、、、それでも何故か華恋を男として見る事が出来ない俺であった。
教室で華恋に昨日の肉じゃがの話をしていると感心したように声を上げていた。華恋も料理はかなり上手い方で何度か食べたこともあるのだが、愛華に負けてないと思う。
「華恋の料理も負けてないよ。でも昨日の愛華のは革命的だったなぁ」
「んー、、、僕も何か作ろうかな」
「おっそれならカレーとか作ってよ」
俺がそう提案すると華恋満面の笑みで承諾してくれた。
「じゃあ、今度の日曜日うちに来てよ」
、、、、、、、、、、、は?
「ぁぁ。どうしよう、、、」
数日前に自分から難なく誘ったのは良いのだが、いざ友達が家に来るとなるとなんとなく緊張してしまう華恋だった。
「誘ったのは僕だし、、、あの時なんであんなこと言えたのかなぁ、、、あぁぁぁ」
こんなに悩みつつも既にカレーを作り終えているところが華恋のいい所だろう。
ピンポーン
そうこう言っているうちに約束の時間になったようで、家のチャイムが鳴り響く。ビクッと体を震わせ恐る恐るドアを開けると瀧と愛華が立っていた。
「いらっしゃい、、、」
「どうした?苦笑いなんて浮かべて」
悟られたように言われた一言に一瞬ドキリとしながらも華恋は平常を装う。
「な、何でもないよ!さぁ上がって上がって!」
瀧は気にする様子もなく愛華と一緒に華恋の宅へお邪魔するのだった。
「お邪魔します、、、実鐘先輩のお家って大きいですよね?チャイムとか豪華だったし」
「そうでもないよ。僕のお家より大きい家は周りに沢山あるからね」
華恋の一言に正直驚きながらも指定された席に着席する。既にカレーのいい匂いが立ち込めており、早くも腹の虫が鳴る。どうやら愛華も同じくお腹が空いているようで俺の腹の虫が鳴ると苦笑を浮かべていた。
「すぐに用意するね。少し待ってて」
そう言うと華恋はキッチンの側に掛けていたエプロンを手に取り着ると鍋に手をかけ火を通し始めた。
「、、、、、、、」
「兄さん?」
華恋のエプロン姿に見入っていると唐突に愛華から声がかかる。慌てふためいて返事をしたためすっごい怪しい目で見られている。
「べ、別にやましいことなんて考えてないからな」
「その回答は考えている証拠だね」
我ながらこの妹は察しがよすぎると思う瀧であった。しかしエプロン姿の華恋に見とれてたなんて口が滑っても言えない。
「はい。出来上がり」
俺達の前に出されたのはそれはまぁ普通のカレー。人参、玉ねぎ、じゃがいも、豚肉の代わりに牛肉が使われている。白いご飯にルウがかけられより一般的なカレーライスに見える。
「「いただきます」」
ゆっくりとスプーンですくい口に運ぶ。物珍しそうに見つめる華恋の視線が痛いのはどうにかならないだろうか。口に含んで咄嗟に思った事は、
「これは、、、家庭的過ぎてもはや家の母親を抜くぞ」
The家庭的な味に思わず手を止めずにパクパクと口に運んでしまう。
「どう、、、かな?」
「これなら店に出しても稼げる味だな」
「うん。これとても美味しいですよ」
俺達がそういったのを気に華恋はぱあっと表情を明るくする。本人も上機嫌になり少量ながら食べ始めた。そして、みんなが食べ終わりダラダラとし始めようとした時
「このカレーの作り方教えて貰えますか?」
と、いう事で女子達、、、じゃない。華恋と愛華のお料理教室が始まった。
「そう。これをここで入れるんだよ。そうすると甘みとか出てくるから」
「へぇ、、、勉強になります」
「これはカレーじゃなくても使えるから損は無いよ」
何となく居心地が悪いとは思えども、2人が仲良く料理を作る様子はとても和やかで微笑ましいものだった。その、、、、エプロン姿って何か卑猥に見えるのは俺だけでしょうか、、。
もちろん華恋は男なわけで、、、それでも何故か華恋を男として見る事が出来ない俺であった。
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