リアルの幼馴染みがこんなに萌えないものだなんて

石原レノ

調理実習

「はい。今日の家庭科の時間は皆さんにお菓子を作ってもらいます」
ハキハキとした家庭科の教師に調理実習の内容を説明される。
「今日作るものはケーキですよ。調理内容は配った紙に書いているからそれを見ながら作ってくださいね!それでは開始!」
皆さん気になっているかと思いますが俺の班はいつものメンバーである。
リンと晃は分からないが華恋は料理は得意な方である。
「よし。ならまず材料から作ろうか。えーっとて、、、、おい」
「ん?なぁに?」
そこには既に何かを混ぜているリンの姿があった。
「まてまてまて。お前何してんの?」
俺がそう問うとリンは自信満々の顔で
「材料作ってるんだよ♪」
「いやあのなケーキの材料作ってたらそんな色つかないから。てか何入れたよ」
「んー、、、、分かんない」
「よし。お前下がってろ」
後ろでわーわー言っているリンをよそに俺と華恋と晃、、、、
「お前は何してんの?」
「え?何ってそりゃあした準ー」
「よし下がってろ」
後ろでわーわー言っているリンと晃を放って俺と華恋で調理を再開する。やはり華恋は期待を裏切らない。繊細かつ迅速に作業は進んでいった。
「これをこうして、、、と」
「できたね!瀧!」
満面の笑みで俺に語りかけてくる華恋が何だか可愛いかった。目覚めたんでしょうか。俺は行けない道へと切り開いていったのでしょうか。
「よし、最後はやらせても大丈夫だな。おーいリ、、、、ン」
流石に可愛そうだと思い呼びかけると先程までいた場所にはおらず。
「オマエナニシテンノ?」
どこから持ってきたのか分からない大きな鍋に得体の知れない不気味なものを入れて何かを作っていた。晃は晃で、、、
「よし。リンちゃん次これ入れてみよう」
「入れてみようじゃねぇ!お前ら何やってんの!?なに!?俺に構って欲しいの!?かまちょなの!?なんなの!?」
「瀧はうるさいなぁ。私はちゃんと作ってるじゃん」
「いや作ってねぇよ!何だよこよ得体の知れないもの!?お前魔女推薦かよ」
リンと晃が作っていた得体の知れないものはその後調理実習の先生が舐めて病院に運ばれる程の危険物でした。

「ってことがあってさ。家庭科の先生が病院運ばれてよ。今はもう大丈夫らしいけどさ」
「ふふっ。リンさんもすごい事するね。、、、お菓子か、、、私もなにか作ろっかな」
俺が調理実習の話をして自分もやってみたくなったのか愛華がそんなことを言い出した。
「お、作ってくれよ。久しぶりに俺も愛華が作ったお菓子食べてみたくなったしな」
俺がそう言うと愛華は冷蔵庫や調理棚を探し始めた。少しするとクッキーが作れるらしく、早速作り始めた。
「それにしてもやっぱり華恋さんは料理得意なんだよね。憧れちゃうな」
「それに関しては愛華も負けてないだろ。自信持てよ」
俺がそう言うと愛華は照れたような表情を浮かべる。ちょうど材料を混ぜているようでそれらしい音が聞こえる。<a href="//18503.mitemin.net/i201276/" target="_blank"><img src="//18503.mitemin.net/userpageimage/viewimagebig/icode/i201276/" alt="挿絵(By みてみん)" border="0"></a>
「でも華恋さんは男の人なのにでしょ?私はしなくちゃならなかったからここまでなったけど華恋さんはそんなことないしなぁ」
「あれが男か、、、」
実際俺も気になっていた。何故あんなに可愛い容姿をしていて男なのかと。あの容姿だ。女の子と言っても十分モテるだろう。しかし男の娘ときた。
「ま、まぁ華恋も男子として頑張ってるんだろ。うん」
わざわざ男子と強調したのは意味があるのだが今はそこを指摘しない。愛華は気にした様子もなくクッキーを作り続けている。
そして数十分後、、、。
「うまい、、、」
この上なく美味しいクッキーが俺の口の中にあった。これならどこのお菓子の店にも負けてない。
「今回はうまく出来たんだ。美味しくて私も嬉しいよ」
そうだよこれだよこれ!こういうのが欲しかったのよ。学校ではリンや晃にひどい目に遭わされたから1段と美味しく思えた。
「愛華、、、」
「ん?なに?」
俺が呼びかけると愛華はきょとんとした顔で俺を見ていた。
「いい嫁さんになれよ」
「っ!?」
俺がそう言うと愛華は顔を真っ赤にして照れていた。そう、、、こういう所が可愛いのよね、、、。

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