リアルの幼馴染みがこんなに萌えないものだなんて

石原レノ

アイゼンハイド一家集合の巻

「それじゃあ行ってくるよ」
「今回は3人ね、、。またよろしくねリンちゃん、、、」
翌日の朝荷物を整えた両親を俺と愛華とリンは見送った。こうやって家を出てしまえば帰ってくるのは早くても3ヶ月である。少々名残惜しさも感じてしまう、、、が仕方の無いことだと俺は思はなければいけなかった。
「うん、、いってらっしゃい。体に気をつけてね」
「家は大丈夫だから任しとけよ」
俺と愛華の言葉を聞いて安心した様子で両親は家を出た。
急に広くなったリビングが切なさを引き立たせる。リンと愛華は朝食を準備しており、俺は静かにテレビを見ていた。
不意に家の電話の着信音が鳴り響く。
「はい。佐々波ですが、、」
「おー!瀧くんかい?私だよ私」
一瞬オレオレ詐欺かと思ったがよく聞けば聞き覚えのある声だった。そしてこの空気を読まないタイミング。
「クリスさん、、、それだとオレオレ詐欺に聞こえますよ。何か御用ですか?」
「いやぁ、出来れば昨日したかったのだけど都合が悪くてね、今からそっちに行ってもいいかな?」
内心不審に思いながらも俺は1時間後に約束をして電話を切った。無茶苦茶だとは自分でも思うがあの人空気読めよ。
「クリスさんがうちに来るって」
「クリスさんが?どうしたのかな?」
「パパが?」
状況を説明してとりあえず迎えられる準備を整えようという事になり俺達は早速準備を始めた。

「いやぁ、いきなりすまないね」
「ごめんね瀧くん。いきなり押しかけたりして」
さて問題です。今俺のことを瀧くんと呼んだこの女性は誰でしょうか?
、、、、、、、、、、、、、、、、、正解は
「お母さん何でいるの!?」
今俺達はリンの両親と向かい座っている。
リンは自分の母親が目の前にいることに驚いている。それもそのはず、だってクリスさん喧嘩して日本に逃げてきたわけだし。
「いやぁ、先日急に帰ってくるって電話できてね。忙しくて言えなかったんだよ」
「ごめんね〜♪ママどーしても瀧くんに会いたくて〜♪」
リンはお母さんに似ている方である。髪の色や目の色はお父さんに似たようで美貌を放っているお母さんに顔立ちが似ているせいでリン自体もかなりの美貌を放っている。
つまり、リンのお母さんはすごく綺麗ということ。
美優よりもふわふわした性格で、俺によく絡んでくることもしばしば。
「ちょっといいですか?クリスさんが日本に来た理由って確か、、、」
「いやお恥ずかしい。、、、まぁこういうことにもなったし、、」
リンの表情が曇り始める、、、が、、
「え?かえるの?私まだここにいたいんだけどー!瀧くんとまだ一緒にいたいー」
突然、愛未まなみさんが駄々をこね始めてクリスさんはおどろく。
「え!でも、仕事が、、、」
「仕事なんてここですればいいじゃん!書類も全部取り寄せてさ!」
リンのフォローに愛未さんも賛同し始めいよいよ家の中が騒がしくなる。
でも、でも、と何度もクリスさんは説得するが、いよいよ諦め始め、とうとう日本にしばらく住むことになった。
いや、帰れよ。これだからお金持ちは、、、と、思わない俺だった。いや、本当に思ってなんかないんだよ?
なんやかんやでこうなりました( ´ ▽ ` )

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