リアルの幼馴染みがこんなに萌えないものだなんて

石原レノ

学校の美優

「今日、全校集会だよね?」
いつものように机に突っ伏していると華恋が俺にそう問いかけてきた。そういえば今日はそんな行事があったような気がする。
「はぁ、そんなことがあったなんて、、、今日の俺はほんとについてないな、、。」
朝から色々とあったせいで精神的に参っている状態である。
「うちの全校集会は校長先生の話が長いしね、、気持ちもわかるよ」
苦笑しながら俺をフォローしてくれる華恋が俺の心に恵みを与える。いっそ結婚してしまおうか。
「ま、まぁどうせ俺は寝てるしな。関係ないけどさ」
「そうだね。瀧は寝てるしそんなにきつくないよね。僕なんか寝られないし」
何故だろう、なんか恥ずかしくなってきた。
何気なく華恋は言っているのだろうが俺にすると結構自分が恥ずかしくなってくる。
「そろそろ時間だし行こうか」
「あ、あぁ。そうだな」
スタスタと教室を出る華恋を俺は情けないと思いながら見ていた、、、。

「、、、であるからして、、、であるためにわが校は、、、」
「(ったく、長いんだよな。うちの校長の話は、、)」
「それでは、本校副生徒会長の白凪美優さんにスピーチをしてもらいます」
おっと。今1度寝落ちしようかと思ったがここで真面目な方の美優が出てくるようだ。睡魔が襲うとはいえ幼馴染みが出るとなると何故か起きておかないといけないような気分になる。情けだよね、、、うん。
「皆さんこんにちは。生徒副会長の白凪です。中間試験も近くなってきた今、新入生の皆様は高校生活で初の高校での試験です。義務教育ではないため、欠点というものが存在します。新入生に限らず、在校生の皆様全員が欠点を免れるよう私は心より応援いたします。もちろん私も頑張りますので、皆様一緒に頑張りましょう」
おぉ、、、。毎回思うが美優のスピーチはどこか凄みがある。いつものあいつは何なのやら、、、。
盛大な拍手と共に美優は元の位置へと戻る。
俺はというと、、、その後すぐに寝てしまった。ダメな俺ですはい。

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