絶望世界の最強機≪インフィニティ≫ ~三十五歳、異世界に立つ。~
第二百七十三話 翼の勇者
むかしむかしあるところ。翼の生えた人間が暮らす小さな街がありました。
その街は山々に囲まれており、滅多にほかの人間が入ることができませんでした。
そんなある日、その街にひとりの少年がやってきました。少年はとても傷ついており、息も絶え絶えでした。それを見つけた翼の人間たちはその少年を見て驚きました。
彼には翼が生えていなかったのです。
それを見た彼らはそう長く論じることもなく、ある一つの結論を導きました。
――この少年を殺してしまおう、と。
しかしその時、翼の人間のリーダーが現れて言いました。
それは可哀想ではないのか。私がその少年を観察しよう。そして人間がほんとうに危なくないのかそれを確かめようではないか、と。
翼の生えていない人間は、かつて翼の人間たちをケダモノだと罵ったのです。そして彼らをこの地へと追放したのです。彼らの怒りも尤もでしょう。
しかしリーダーは思いました。確かに過去、翼の人間たちは人間による差別を受けた。だが、それももうはるか昔の出来事だ。
今からでも人間と翼の人間が寄り添い合って生きていっても――いいのではないか、と思い始めたのでした。
翼の人間のリーダーは、その名前をトキと言いました。少年もはじめは翼をはやしたトキの姿を見て怯えていました。当然でしょう、今まで自分たちと違う存在と関わったことがないのでしょうから。若いからこそ、経験も浅いのです。
しかしトキが世話をしているうちに、彼も徐々に言葉を話すようになりました。打ち解けるようになってきたのです。
少年の名前はトオイと言いました。トオイは笑みを浮かべてトキの行動を見るようになりました。自分の身の回りの世話を何でもしてくれるトキに、いつしかそういう感情が芽生えていたのでした。
ある日のことです。やはりトオイのことをよく思わない翼の人間たちが居ました。しかし彼らはトキのことを崇敬していましたし、ほかの民も崇敬していました。トオイを殺すということはトキの思想に反すること。何が起きるのか彼らにも解らなかったのです。
トキのことは裏切りたくない。でも翼の無い人間は許されない。それはやはり人間に対する禍根が深いことを示していたし、人間を信じることが出来なかったのです。
そこで彼らは考えました。トオイを事故死に見せてしまえばいい。それならばトキは他殺を疑うことなどなく何れそう遠くないうちにそれを受け入れ、翼の人間たちを導いてくれる――そう思い込むようになりました。
翼の人間に存在するグループ概念は人間が通常に取るグループ概念とは大きく異なります。一般にグループとは『組』のことを言い、人間は自然に群れを成すことが多いのですが、翼の人間はそうではなく、今の時代に比べればもっと前時代的なものでした。
『天啓』――彼らはそう呼ぶイベントによってリーダーを決めていました。その内容は一部の翼の人間たちにしか知らされません。ですから知らない人が大半なのです。
天啓によって決められたリーダーは彼らにこういう意味合いで呼ばれるようになります。
――何れ現れる『終焉』の時、翼人を安寧の地へと導く勇者
安寧の地が彼らにとって何処なのか解りませんでしたし、そもそも終焉がいつ来るのかも解りませんでした。ですが彼らはそれを信じていたのです。彼らはそれを信じながらも、それが起きて欲しくない――そう思っていたのです。当然と言えば当然なのかもしれません。だって『導く』役割が勇者なのですから、勇者以外の人間がそれを知っているのもおかしな話です。
しかし彼らはそれを信じていました。信じきっていました。いつ起きるか解らない終焉を待ち、その終焉が少しでも伸びないかカミに祈り、カミや勇者に安寧の地へ踏み入ることを認めてもらうために善行を重ねたり、様々な行為を行動を重ねました。
そしてその時は訪れました。ある靄がかかった朝でした。レースのカーテンが空全体にかかっているようでした。それはどこか幻想的でした。
トオイはいつものように外に出て身体を伸ばしたあと、裏にある湧水で顔を洗いました。
目を覚ました彼でしたが、それでも、背後から迫る気配には気付かなかったのです。
顔を洗うのから戻ってこないトオイを不審に思ったトキは外に出て彼を探しました。どこかに行ってしまったのではないかと思い、探しました。
どこに行ってしまったんだ、どこに消えてしまったんだと彼を探しました。
――そして、遂に彼を見つけました。
滝壺のそばで、冷たくなった彼の身体を見つけました。殴られ蹴られ切られ裂かれ……原型をとどめていない姿で発見されましたが、彼が彼であることは、トキは直ぐに理解しました。
どうしてこうなってしまったのか、トキは冷たくなった彼の身体を抱いて泣きました。男が泣くことはあまりかっこいいことではありませんでしたが、そんなこと彼にとってお構いなしでした。彼はただ、泣きたかったのです。
そして涙を流すだけ流して、彼は決意しました。
誰がトオイを殺したのか。そして、なぜ死んでしまったのかそれを突き止めるために。
「……これがティパモールに伝わる、天使の伝説だよ」
ヴァルトは縄に縛られた状態にある崇人に語っていた。
その内容はティパモールに伝わる天使伝説。言い伝えと言ってもいい。昔から伝わるティパモールの話を崇人に話した真意は誰にも理解出来ない。強いて言うならばヴァルト本人しか知らないだろう。
「……その中途半端の話、続きはないのか?」
「続き? さあね、きっとトオイを殺した犯人を突き止めて殺したに違いない。罪を受けるべき存在はたとえ天使であっても罰する必要があるからね。ティパ神はそれを説いているわけだ」
「天使、ねえ……。ところでその話をした意味がまったく理解できないのだが、それについて質問しても?」
「構わないよ。だが、それについて答える必要も無いがね」
そう言ってヴァルトは部屋を後にした。言うことだけ言って、立ち去っていった。
「……何がしたかったんだ、あいつ」
崇人のその言葉はヴァルトに届くことはなかった。
◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇
イグアス・リグレー率いる増援部隊は闇夜の中を進んでいた。視界は悪いが、ライトを点けてしまってはこの近辺に住んでいる住民に疑問の目を向けられてしまう。噂を持たれてしまった時点で作戦は失敗したことになるのである。だから、それは入念にチェックしていかねばならない。
「しかし……ここまで道が悪いとは思いもしなかったな」
そう言ってイグアスは舌打ちする。今回彼は初めての指揮をとる。そのためほかの起動従士たちは疑問を浮かべていた。たとえ王族といえども指揮を務めることが出来なければ意味がない。そうなれば最悪勝手に行動する必要だってある。
そしてイグアスもその危険性を理解していたし、対策も考えねばならないと思っていた。だが幾ら考えてもその対策は出てこず、結局後回ししているだけに過ぎなかった。
「……まあ、結局は俺がどうにかすればいいだけのこと。指揮官としてヘマしなければいい。ほかの起動従士に愛想を付かれなければいいだけの話だ」
『リーダー、目標を確認しました』
「目標……コロシアムだな」
通信に答えるイグアス。
一瞬の遅れがあって通信が返ってくる。
『はっ。コロシアムは明かりが点いていますから遠くからでも目立つものですね。あれが敵の要塞だったら一番狙われやすいものですが』
「冗談を言っているのも今のうちだぞ。これから大きな戦いが起きる。場合によってはコロシアム一帯に住む住民を犠牲にしてでも平和を守らねばならないかもしれない」
『今のうちに避難させておいたほうが無難なのでは?』
「馬鹿いえ、そんなことしたら敵にばれる。ならばそんなことをしないでそのまま突入したほうがいい」
それ以上起動従士は答えず、通信がぶつ切りになった音だけがした。どうやら了解したらしい。
彼が提案した作戦は最小限の死者に抑え最大限の結果を得ることだった。コロシアム一帯の人間に犠牲になってもらう代わりにティパモールのさらなる混乱を阻止し、国として形を保持していく。これならば何の問題もなく国を発展していくことができる。彼はそう考えていた。
だが、一般的思考に立ち戻ってみればそれははっきりとした異端である。誰が考えようともそれは異端であることは間違いないのである。彼が王族という立ち位置でなければ誰かが進言したに違いない。その方法は間違っている、もっと民を大切にした戦い方をすべきだ……と。
進言する人間がいないということは彼が王族であること、さらに彼が大臣という要職に就いていることが挙げられるだろう。国の政を担う立場にある人間の言動をそう簡単に否定することなど、特に起動従士である彼らには出来ない。
そもそも起動従士は戦争や紛争が起きないと使えない人間であるから、全体的に見れば使い勝手が悪いのは誰だって理解出来ることかもしれない。戦争が起きない、紛争もない、平和な世界が訪れるということは、イコール起動従士の仕事が完全に失われたことを意味しており、それについては彼らも危惧しているのである。
「さて……諸君、コロシアムの光が見えてきたということはまもなく到着するということだ。コロシアムに到着次第戦闘態勢に入る。コロシアムに居る人間は敵味方問わず殺す勢いで作戦に臨むこと、以上だ」
そして、静かに作戦は幕を開けた。
その街は山々に囲まれており、滅多にほかの人間が入ることができませんでした。
そんなある日、その街にひとりの少年がやってきました。少年はとても傷ついており、息も絶え絶えでした。それを見つけた翼の人間たちはその少年を見て驚きました。
彼には翼が生えていなかったのです。
それを見た彼らはそう長く論じることもなく、ある一つの結論を導きました。
――この少年を殺してしまおう、と。
しかしその時、翼の人間のリーダーが現れて言いました。
それは可哀想ではないのか。私がその少年を観察しよう。そして人間がほんとうに危なくないのかそれを確かめようではないか、と。
翼の生えていない人間は、かつて翼の人間たちをケダモノだと罵ったのです。そして彼らをこの地へと追放したのです。彼らの怒りも尤もでしょう。
しかしリーダーは思いました。確かに過去、翼の人間たちは人間による差別を受けた。だが、それももうはるか昔の出来事だ。
今からでも人間と翼の人間が寄り添い合って生きていっても――いいのではないか、と思い始めたのでした。
翼の人間のリーダーは、その名前をトキと言いました。少年もはじめは翼をはやしたトキの姿を見て怯えていました。当然でしょう、今まで自分たちと違う存在と関わったことがないのでしょうから。若いからこそ、経験も浅いのです。
しかしトキが世話をしているうちに、彼も徐々に言葉を話すようになりました。打ち解けるようになってきたのです。
少年の名前はトオイと言いました。トオイは笑みを浮かべてトキの行動を見るようになりました。自分の身の回りの世話を何でもしてくれるトキに、いつしかそういう感情が芽生えていたのでした。
ある日のことです。やはりトオイのことをよく思わない翼の人間たちが居ました。しかし彼らはトキのことを崇敬していましたし、ほかの民も崇敬していました。トオイを殺すということはトキの思想に反すること。何が起きるのか彼らにも解らなかったのです。
トキのことは裏切りたくない。でも翼の無い人間は許されない。それはやはり人間に対する禍根が深いことを示していたし、人間を信じることが出来なかったのです。
そこで彼らは考えました。トオイを事故死に見せてしまえばいい。それならばトキは他殺を疑うことなどなく何れそう遠くないうちにそれを受け入れ、翼の人間たちを導いてくれる――そう思い込むようになりました。
翼の人間に存在するグループ概念は人間が通常に取るグループ概念とは大きく異なります。一般にグループとは『組』のことを言い、人間は自然に群れを成すことが多いのですが、翼の人間はそうではなく、今の時代に比べればもっと前時代的なものでした。
『天啓』――彼らはそう呼ぶイベントによってリーダーを決めていました。その内容は一部の翼の人間たちにしか知らされません。ですから知らない人が大半なのです。
天啓によって決められたリーダーは彼らにこういう意味合いで呼ばれるようになります。
――何れ現れる『終焉』の時、翼人を安寧の地へと導く勇者
安寧の地が彼らにとって何処なのか解りませんでしたし、そもそも終焉がいつ来るのかも解りませんでした。ですが彼らはそれを信じていたのです。彼らはそれを信じながらも、それが起きて欲しくない――そう思っていたのです。当然と言えば当然なのかもしれません。だって『導く』役割が勇者なのですから、勇者以外の人間がそれを知っているのもおかしな話です。
しかし彼らはそれを信じていました。信じきっていました。いつ起きるか解らない終焉を待ち、その終焉が少しでも伸びないかカミに祈り、カミや勇者に安寧の地へ踏み入ることを認めてもらうために善行を重ねたり、様々な行為を行動を重ねました。
そしてその時は訪れました。ある靄がかかった朝でした。レースのカーテンが空全体にかかっているようでした。それはどこか幻想的でした。
トオイはいつものように外に出て身体を伸ばしたあと、裏にある湧水で顔を洗いました。
目を覚ました彼でしたが、それでも、背後から迫る気配には気付かなかったのです。
顔を洗うのから戻ってこないトオイを不審に思ったトキは外に出て彼を探しました。どこかに行ってしまったのではないかと思い、探しました。
どこに行ってしまったんだ、どこに消えてしまったんだと彼を探しました。
――そして、遂に彼を見つけました。
滝壺のそばで、冷たくなった彼の身体を見つけました。殴られ蹴られ切られ裂かれ……原型をとどめていない姿で発見されましたが、彼が彼であることは、トキは直ぐに理解しました。
どうしてこうなってしまったのか、トキは冷たくなった彼の身体を抱いて泣きました。男が泣くことはあまりかっこいいことではありませんでしたが、そんなこと彼にとってお構いなしでした。彼はただ、泣きたかったのです。
そして涙を流すだけ流して、彼は決意しました。
誰がトオイを殺したのか。そして、なぜ死んでしまったのかそれを突き止めるために。
「……これがティパモールに伝わる、天使の伝説だよ」
ヴァルトは縄に縛られた状態にある崇人に語っていた。
その内容はティパモールに伝わる天使伝説。言い伝えと言ってもいい。昔から伝わるティパモールの話を崇人に話した真意は誰にも理解出来ない。強いて言うならばヴァルト本人しか知らないだろう。
「……その中途半端の話、続きはないのか?」
「続き? さあね、きっとトオイを殺した犯人を突き止めて殺したに違いない。罪を受けるべき存在はたとえ天使であっても罰する必要があるからね。ティパ神はそれを説いているわけだ」
「天使、ねえ……。ところでその話をした意味がまったく理解できないのだが、それについて質問しても?」
「構わないよ。だが、それについて答える必要も無いがね」
そう言ってヴァルトは部屋を後にした。言うことだけ言って、立ち去っていった。
「……何がしたかったんだ、あいつ」
崇人のその言葉はヴァルトに届くことはなかった。
◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇
イグアス・リグレー率いる増援部隊は闇夜の中を進んでいた。視界は悪いが、ライトを点けてしまってはこの近辺に住んでいる住民に疑問の目を向けられてしまう。噂を持たれてしまった時点で作戦は失敗したことになるのである。だから、それは入念にチェックしていかねばならない。
「しかし……ここまで道が悪いとは思いもしなかったな」
そう言ってイグアスは舌打ちする。今回彼は初めての指揮をとる。そのためほかの起動従士たちは疑問を浮かべていた。たとえ王族といえども指揮を務めることが出来なければ意味がない。そうなれば最悪勝手に行動する必要だってある。
そしてイグアスもその危険性を理解していたし、対策も考えねばならないと思っていた。だが幾ら考えてもその対策は出てこず、結局後回ししているだけに過ぎなかった。
「……まあ、結局は俺がどうにかすればいいだけのこと。指揮官としてヘマしなければいい。ほかの起動従士に愛想を付かれなければいいだけの話だ」
『リーダー、目標を確認しました』
「目標……コロシアムだな」
通信に答えるイグアス。
一瞬の遅れがあって通信が返ってくる。
『はっ。コロシアムは明かりが点いていますから遠くからでも目立つものですね。あれが敵の要塞だったら一番狙われやすいものですが』
「冗談を言っているのも今のうちだぞ。これから大きな戦いが起きる。場合によってはコロシアム一帯に住む住民を犠牲にしてでも平和を守らねばならないかもしれない」
『今のうちに避難させておいたほうが無難なのでは?』
「馬鹿いえ、そんなことしたら敵にばれる。ならばそんなことをしないでそのまま突入したほうがいい」
それ以上起動従士は答えず、通信がぶつ切りになった音だけがした。どうやら了解したらしい。
彼が提案した作戦は最小限の死者に抑え最大限の結果を得ることだった。コロシアム一帯の人間に犠牲になってもらう代わりにティパモールのさらなる混乱を阻止し、国として形を保持していく。これならば何の問題もなく国を発展していくことができる。彼はそう考えていた。
だが、一般的思考に立ち戻ってみればそれははっきりとした異端である。誰が考えようともそれは異端であることは間違いないのである。彼が王族という立ち位置でなければ誰かが進言したに違いない。その方法は間違っている、もっと民を大切にした戦い方をすべきだ……と。
進言する人間がいないということは彼が王族であること、さらに彼が大臣という要職に就いていることが挙げられるだろう。国の政を担う立場にある人間の言動をそう簡単に否定することなど、特に起動従士である彼らには出来ない。
そもそも起動従士は戦争や紛争が起きないと使えない人間であるから、全体的に見れば使い勝手が悪いのは誰だって理解出来ることかもしれない。戦争が起きない、紛争もない、平和な世界が訪れるということは、イコール起動従士の仕事が完全に失われたことを意味しており、それについては彼らも危惧しているのである。
「さて……諸君、コロシアムの光が見えてきたということはまもなく到着するということだ。コロシアムに到着次第戦闘態勢に入る。コロシアムに居る人間は敵味方問わず殺す勢いで作戦に臨むこと、以上だ」
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