これは、皆も知っているテディベアのお話
第21話、テディベアを縫っちゃおう‼
さて、刹那玻璃は精神的ダメージを受け、寝込んでます。
なので、僕が縫うことになっちゃった‼
えぇぇ~?
僕が、テディベア縫うの‼
『いいじゃん。どうせ、一回、半縫製キットの仕上げ方を書いてるんだし、簡単じゃん』
リリアめ……100歳過ぎの、僕をなめんなよ~‼
僕は、裁縫はしたことないんだ‼
『……自慢できることじゃないと思うけど?』
つまり、縫えません‼
自慢じゃないけど、僕はエリオットだよ‼
説明だけだと思ったのに~‼
『それだけ精神的ダメージを喰らって、半死人になってるんだ、頑張れ‼それに……えっと、本、本……あった‼本の説明書きと、刹那の書き込みで乗りきろう‼では、まち針を打つ‼』
……まち針で、拳銃打つの?
『あほぉぉ‼』
あぁぁぁ‼
生まれて数年の犬に蹴られた~‼
『まずは、右側の顔と左側の顔の鼻から首までを縫うために、位置を合わせてまち針を指すんだ‼手のひらのある腕の場合は手を、胴体も、二枚の場合は、背中の綿詰め口と、首の位置以外は縫う‼足も、まずは足の裏の布以外を、印通りに縫うために、まち針‼細かく、ずれないように、足首関節の部分などは特に丁寧に縫うこと!そして、縫い目は緩んだりしてはダメ。一目一目、丁寧に細かく……細かすぎてもいけないので、大体5㎜から8㎜位が一目、一針だって』
ふんふん……。
『で、布とさほど色の変わらない糸で縫います。糸を通して……玉結び‼』
糸が通りません‼
手を見せたよ。
『……じゃぁ、そこの、玻璃が準備してる糸で縫えば良いよ。じゃぁ、まずは、本返し縫い‼』
本をひっくり返すの?
『2発目~‼』
うぎゃぁぁ~‼
また、僕を蹴った……。
ひどい……ひどすぎるよ……、僕泣いちゃう。
『ヘーヘー。さーて、本返し縫いは、最初に、印より5㎜ほど内側を縫って、そして返す……戻すんだ。そう、印のところを縫って、玉止めしたところに戻す。そうすると、しっかりするから。で、半返し縫い‼』
は、半分返す……?
『その通りだよ‼詳しく書くと、最初に一針縫う。そして最初の縫い目の半分のところに戻って針を出す‼そのときの注意点を、書いてあって、糸と糸との間に、針が出るようにすると、縫い目が丈夫になるだって。そして、半分戻ってるから、今度はひとつと半分向こうに針を刺して、今度も半分戻って……これを繰り返すんだって。頑張れ‼』
うぅっ、がんばる。
チクチクチク……チクチクチク……。
こ、こんな作業を、するの‼
時間かかるじゃん‼
ミシンでガタガタ~‼
『でっかいベアはそれでいいらしいけど、小さいベアは手縫いじゃないと細かい部分が縫えないんだ。ずれたりするからって。それに、手縫いの方が出来上がったときの感動がたまらないって言ってたぞ~って、アルにいが言ってた』
ふーん……。
次は、足の裏?
『爪先からくるっと縫うんだ。で、手のひらを縫ったら、反対側と合わせて縫う。耳も縫う。そして、顔が問題って言ってた』
問題って?
『普通人間は右から左に縫うか、左から右に縫うか癖があるんだって。でも、今回は、鼻から、目を通って、頭部の上の方を通って、後頭部まで縫うんだけど、逆に縫っちゃダメ。つまり、上から縫うなら、右側は、左から右に半返し縫い、左側は右から左に半返し縫い。そうしないと顔の形がおかしくなるんだって。ここは絶対に注意って、書いてあるよ』
はぁぁ……僕って、そんなに大変な思いをして作られたんだね……。
が、頑張って作ります……。
チクチクチク……チクチクチク……。
で、できたぁぁ‼が、頑張った僕‼偉い‼
『……(´ω` )zzZ』
がーん‼寝てるよ‼僕頑張ったのに‼
『お子さまだ、許せ』
アルにいさんの声だ。
刹那玻璃は?
『ゆえたちだっこして、寝てる。薬飲んだら9時間近く寝てくれる。もうすぐ起きるだろ』
……ちょっと待って‼
九時間、僕ずっと作ってたの? 
『丁寧に作ってたらそれくらいはかかるだろ。お前作ってるの俺くらいのベアだしな。これからあとは、キットのベアの作り方と一緒だ。ごくろうさん』
ガーン‼
お昼寝もせずに、作ってたの?
お肌に大敵だよ~‼ 
『どこかのおばさんみたいなこと言うなよ。刹那玻璃は、「お肌?顔は水で洗えば構いません‼」だぞ』
百歳の美貌を保つには、一杯努力が必要なのさ‼
じゃぁ、みんなは頑張ってね‼
おやすみなさい‼
なので、僕が縫うことになっちゃった‼
えぇぇ~?
僕が、テディベア縫うの‼
『いいじゃん。どうせ、一回、半縫製キットの仕上げ方を書いてるんだし、簡単じゃん』
リリアめ……100歳過ぎの、僕をなめんなよ~‼
僕は、裁縫はしたことないんだ‼
『……自慢できることじゃないと思うけど?』
つまり、縫えません‼
自慢じゃないけど、僕はエリオットだよ‼
説明だけだと思ったのに~‼
『それだけ精神的ダメージを喰らって、半死人になってるんだ、頑張れ‼それに……えっと、本、本……あった‼本の説明書きと、刹那の書き込みで乗りきろう‼では、まち針を打つ‼』
……まち針で、拳銃打つの?
『あほぉぉ‼』
あぁぁぁ‼
生まれて数年の犬に蹴られた~‼
『まずは、右側の顔と左側の顔の鼻から首までを縫うために、位置を合わせてまち針を指すんだ‼手のひらのある腕の場合は手を、胴体も、二枚の場合は、背中の綿詰め口と、首の位置以外は縫う‼足も、まずは足の裏の布以外を、印通りに縫うために、まち針‼細かく、ずれないように、足首関節の部分などは特に丁寧に縫うこと!そして、縫い目は緩んだりしてはダメ。一目一目、丁寧に細かく……細かすぎてもいけないので、大体5㎜から8㎜位が一目、一針だって』
ふんふん……。
『で、布とさほど色の変わらない糸で縫います。糸を通して……玉結び‼』
糸が通りません‼
手を見せたよ。
『……じゃぁ、そこの、玻璃が準備してる糸で縫えば良いよ。じゃぁ、まずは、本返し縫い‼』
本をひっくり返すの?
『2発目~‼』
うぎゃぁぁ~‼
また、僕を蹴った……。
ひどい……ひどすぎるよ……、僕泣いちゃう。
『ヘーヘー。さーて、本返し縫いは、最初に、印より5㎜ほど内側を縫って、そして返す……戻すんだ。そう、印のところを縫って、玉止めしたところに戻す。そうすると、しっかりするから。で、半返し縫い‼』
は、半分返す……?
『その通りだよ‼詳しく書くと、最初に一針縫う。そして最初の縫い目の半分のところに戻って針を出す‼そのときの注意点を、書いてあって、糸と糸との間に、針が出るようにすると、縫い目が丈夫になるだって。そして、半分戻ってるから、今度はひとつと半分向こうに針を刺して、今度も半分戻って……これを繰り返すんだって。頑張れ‼』
うぅっ、がんばる。
チクチクチク……チクチクチク……。
こ、こんな作業を、するの‼
時間かかるじゃん‼
ミシンでガタガタ~‼
『でっかいベアはそれでいいらしいけど、小さいベアは手縫いじゃないと細かい部分が縫えないんだ。ずれたりするからって。それに、手縫いの方が出来上がったときの感動がたまらないって言ってたぞ~って、アルにいが言ってた』
ふーん……。
次は、足の裏?
『爪先からくるっと縫うんだ。で、手のひらを縫ったら、反対側と合わせて縫う。耳も縫う。そして、顔が問題って言ってた』
問題って?
『普通人間は右から左に縫うか、左から右に縫うか癖があるんだって。でも、今回は、鼻から、目を通って、頭部の上の方を通って、後頭部まで縫うんだけど、逆に縫っちゃダメ。つまり、上から縫うなら、右側は、左から右に半返し縫い、左側は右から左に半返し縫い。そうしないと顔の形がおかしくなるんだって。ここは絶対に注意って、書いてあるよ』
はぁぁ……僕って、そんなに大変な思いをして作られたんだね……。
が、頑張って作ります……。
チクチクチク……チクチクチク……。
で、できたぁぁ‼が、頑張った僕‼偉い‼
『……(´ω` )zzZ』
がーん‼寝てるよ‼僕頑張ったのに‼
『お子さまだ、許せ』
アルにいさんの声だ。
刹那玻璃は?
『ゆえたちだっこして、寝てる。薬飲んだら9時間近く寝てくれる。もうすぐ起きるだろ』
……ちょっと待って‼
九時間、僕ずっと作ってたの? 
『丁寧に作ってたらそれくらいはかかるだろ。お前作ってるの俺くらいのベアだしな。これからあとは、キットのベアの作り方と一緒だ。ごくろうさん』
ガーン‼
お昼寝もせずに、作ってたの?
お肌に大敵だよ~‼ 
『どこかのおばさんみたいなこと言うなよ。刹那玻璃は、「お肌?顔は水で洗えば構いません‼」だぞ』
百歳の美貌を保つには、一杯努力が必要なのさ‼
じゃぁ、みんなは頑張ってね‼
おやすみなさい‼
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