Opening Is Empty

些稚絃羽

Opening Is Empty

始まりは空っぽの 僕が居るだけのがらんどう
そこへここへと動く度 乾いた音が響くだろう

僕の為の 作られたterritory
半透明な 僕だけのfield

そこで僕は僕だけの 歪な心を解き放つ

何もないただの空間で
     爆ぜた想いが音になる
空気に溶けたその音が
     言葉となって降り注ぐ

肌を撫でる 言葉の欠片
色付き 色めき 色褪せて
やがてそれぞれの色になる

始まりは空っぽの 僕が居るだけのがらんどう
だけど確かにその場所は 僕の言葉で満ちる場所
色とりどりな僕だけの 言葉がそっと灯る場所
 

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