続 他称改造人間になった俺
学校で掃除
さて、女子高に男の俺が潜入するとして、その方法は?
女装して生徒に紛れ込む? 漫画じゃあるまいし、無理だろ。
先生として赴任。 記憶喪失の俺が何を教えろと?
答え 用務員のおじさんだった・・・。
突然、一人増えてても生徒に不自然だと思われないと判断だったのだろう。
しかし、10代くらいの男性が校内を闊歩(かっぽ)してる姿は目立つ事仕方がない。
朝、校門付近の掃き掃除をしていると、大量の視線を感じる。
中には近づいて挨拶をしてくる子もいるが、挨拶を返すと黄色い悲鳴を上げて走っていく。
これがモテ期って奴か・・・
物珍しいだけなんだろうけどな。
気分を取り直して、登校してくる生徒の顔を確認してみる。 事前に生徒300人分の写真を見せられ、顔と名前の判別がつくように訓練させられた。俺の出来は悪く、完全に顔と名前が一致できるのは100人に届かないくらいだが、顔だけならなんとなく覚えられている。
まぁ、300人の中に犯人がいるんだ。 なんとか覚えないと話にならないわけだ。
そんな思考を停止させるほどの強い視線を感じる。
少女達の中に高校生とは思えない鋭い眼光の子がいる。なんというか、威圧的だ。
確か名前は鳥崎美鈴。もしかして、彼女が犯人なのだろうか?
しばらく、目を合わせていると不意に美鈴から視線を外して、そのまま行ってしまった。
なんだったのだろうか?
 冷静になってみると犯人と言ってはいるけど、占いサイトの管理者なんだよな。それだけ、であそこまで警戒はしないか。 逆に考えると・・・
「やぁ、仕事はなれましたか?」
いきなり後ろから声をかけられ、驚きのあまり思考が止まってしまった。
振り返ると男性教員が一人。名前は、篠川篤嗣だったはず。
「まだわからないことだらけですよ。本格的な業務は今日からなので」
そう答えると篠川は値踏みするように見てくる。
「先程から見ていると、ずいぶん生徒に気に入られてるようですね。しかし、我が校は伝統ある清純女子高等学校です。そのような行為は慎むようにお願いしたいですな」
あまりにもジロジロと生徒を見すぎていたか。 それとも、ほかに気に食わない所があるのか。
「いやぁ、物珍しいだけですよ。思わず、自分がモテてるのかと錯覚してしまいましたよ」
わざとズレた返答を返すと、「気をつけてくれればいいんです」と苛立ちを隠さない表情を見せ篠川は帰って行った。
やれやれ、他意はないつもりだが、鼻の下でも伸びていたかな。
パンパンと両手で顔を叩いてるとまた後ろから話しかけられた。
「ガッハハハ、篠川先生に絞られましたな」
振り向くと壁があった。 いや、壁と見間違えるほどの巨体だった。
もしかしたら、身長が2M以上あるのかもしれない。
「始めましてですなぁ。山本大輝です。見ての通り、体育を担当しております」
そして、ガッハハハと豪快に笑う。
なんというか、鳥崎美鈴と篠川篤嗣とは違う威圧感がある。
こちらも簡単な自己紹介を返すとガッハハハと帰って行った。
なんだ?あれは?
女装して生徒に紛れ込む? 漫画じゃあるまいし、無理だろ。
先生として赴任。 記憶喪失の俺が何を教えろと?
答え 用務員のおじさんだった・・・。
突然、一人増えてても生徒に不自然だと思われないと判断だったのだろう。
しかし、10代くらいの男性が校内を闊歩(かっぽ)してる姿は目立つ事仕方がない。
朝、校門付近の掃き掃除をしていると、大量の視線を感じる。
中には近づいて挨拶をしてくる子もいるが、挨拶を返すと黄色い悲鳴を上げて走っていく。
これがモテ期って奴か・・・
物珍しいだけなんだろうけどな。
気分を取り直して、登校してくる生徒の顔を確認してみる。 事前に生徒300人分の写真を見せられ、顔と名前の判別がつくように訓練させられた。俺の出来は悪く、完全に顔と名前が一致できるのは100人に届かないくらいだが、顔だけならなんとなく覚えられている。
まぁ、300人の中に犯人がいるんだ。 なんとか覚えないと話にならないわけだ。
そんな思考を停止させるほどの強い視線を感じる。
少女達の中に高校生とは思えない鋭い眼光の子がいる。なんというか、威圧的だ。
確か名前は鳥崎美鈴。もしかして、彼女が犯人なのだろうか?
しばらく、目を合わせていると不意に美鈴から視線を外して、そのまま行ってしまった。
なんだったのだろうか?
 冷静になってみると犯人と言ってはいるけど、占いサイトの管理者なんだよな。それだけ、であそこまで警戒はしないか。 逆に考えると・・・
「やぁ、仕事はなれましたか?」
いきなり後ろから声をかけられ、驚きのあまり思考が止まってしまった。
振り返ると男性教員が一人。名前は、篠川篤嗣だったはず。
「まだわからないことだらけですよ。本格的な業務は今日からなので」
そう答えると篠川は値踏みするように見てくる。
「先程から見ていると、ずいぶん生徒に気に入られてるようですね。しかし、我が校は伝統ある清純女子高等学校です。そのような行為は慎むようにお願いしたいですな」
あまりにもジロジロと生徒を見すぎていたか。 それとも、ほかに気に食わない所があるのか。
「いやぁ、物珍しいだけですよ。思わず、自分がモテてるのかと錯覚してしまいましたよ」
わざとズレた返答を返すと、「気をつけてくれればいいんです」と苛立ちを隠さない表情を見せ篠川は帰って行った。
やれやれ、他意はないつもりだが、鼻の下でも伸びていたかな。
パンパンと両手で顔を叩いてるとまた後ろから話しかけられた。
「ガッハハハ、篠川先生に絞られましたな」
振り向くと壁があった。 いや、壁と見間違えるほどの巨体だった。
もしかしたら、身長が2M以上あるのかもしれない。
「始めましてですなぁ。山本大輝です。見ての通り、体育を担当しております」
そして、ガッハハハと豪快に笑う。
なんというか、鳥崎美鈴と篠川篤嗣とは違う威圧感がある。
こちらも簡単な自己紹介を返すとガッハハハと帰って行った。
なんだ?あれは?
コメント