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他称改造人間になった俺

チョーカー

長いエピローグ1

 朝が来て目が覚める。 昨日は薄暗かった部屋も日の光が入り、雰囲気が変わって見える。
 部屋の中に洗面所がある。鏡を見ると目が充血して赤くなってる。顔もむくんで酷い顔だ。
 顔を洗い、頑固な寝癖を整わせる。後でひげ剃りを持ってきてもらおう。あと、歯ブラシも。
 さて、どう考えるべきか。 彼女、柳沢みゆきの言葉をどこまで信用していいものか。
  改造人間? 遺伝子ドーピング? 彼女の言うことが事実だったら俺を改造した奴らは誰なんだ?
 そもそも、彼女は何者なのか? 俺は、何も知らな過ぎている。
 ドアを叩く音がした。ノックの音で我に返る。
 返事の前にドアが開けられ、柳沢みゆきが入ってくる。 
 入ってきたのは彼女一人だけではなかった。 彼女以外に二人、男が一緒に入ってきた。
 「三宅桜花です」
 背が高く細い男だった。ハッキリとした強めの口調に対して、優しそうな風貌をしている。 
 柔らかな物腰ってこういうのか。そんな印象の男だった。 あとメガネをかけている。
 「野見耕太郎です」
 スキンヘッドでグラサン、黒いスーツを着こなしている。街で見かけたら、思わず道を譲ってしまうような風貌である。体も平均より一回り大きく、喧嘩も強そうだ。典型的な強面さんである。
 「はぁ、よろしくお願いします?」
 いきなりの登場人物に、真意を確認しようと柳沢みゆきを見ると肩をすくめたポーズをとっている。
 説明は二人から聞けという事なんだろう。仕方がなく、二人の方へ目を戻す。
 「昨日は、柳沢さんに説明を頼んだのですが、如何せん説明がわかりにくかったようで、私達も尽力させていただこうかと馳せ参じた次第でございます」
 え?日本語のハズなのに意味がよくわからない。むしろ、日本語として使い方は正しいのか?
 「気にするな。こいつは人見知りが激しくて、初対面の人間には変な喋りになるんだ」
 グラサンの野見がフォローを入れた。
 桜花は一度、二度深呼吸をして、呼吸を整えた。
 「では話を続けましょう」

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