東方魔人黙示録

怠惰のあるま

《地獄の実習始まるよ〜》



地霊伝の外にまた出された私は桜と対峙しています。側ではパルスィが応援してくれている。そして、何故かさとり様とナズ、正邪がいた。何してんの?

「面白そうだったもので」
「僕はどちらかと言うと無理矢理出された」
「兄貴頑張れ〜」
「へぇ...あなた。天邪鬼と兄妹だったのね」
「義理だがな。まあ、可愛い妹だよ」
「シスコン?」
「...否定はしないでおこう」

自分でも時々思うからな。と言うよりもパルスィと俺は正邪に対して過保護過ぎる時があってな。否定は正直出来んのだ。

「さて、これって勝負と見ていいのか? それだったらどちらかが諦めるまでやる感じになるが」
「それで良いわよ。ただ、その前に...」

桜が俺の左手を取り、手の甲に何か魔法陣のような絵を描いた。これ嫌な予感がする。

「これなに?」
「それは魔力の漏洩を感じ取って発動するものよ」
「発動するとどうなる?」
「音が鳴って数秒後に爆発する」
「はぁぁ!?」

何そのバスジャックされてスピード出してないと爆発しそうな映画のノリ。と言うかなんてものを描いてくれとんじゃ!!

「異常な再生力を持ってるの知ってるわよ。四肢破損程度だったら数秒で再生するでしょ?」
「そうだとしても痛いものは痛いんだよ!!」

それに後ろからパルスィの怒りの念が容易に感じられるんだよ。これ以上、パルスィを怒らせないでくれ。俺でも手を付けられなくなる。

「あ、それと私が解除するまで解けないから」
「ふざけんな!!」

普通、魔法陣が消えればもう終わりだろ!? 況してや爆発する系の魔法陣なんて爆破後消えんだろ絶対! もはや呪いだろ! これ以上俺に呪いを付けて何が楽しいんだ!!
死ねない呪いが付いているだけでもう既にメンドくさいのに!!
仕方ない。こうなったらうまく爆破しないように調整するか。

「異法《硬化》」

俺は異法をいつも通り使うとピピピピッ! と軽快な音が鳴った。左手の魔法陣を見ると不気味に赤く輝いていた。とりあえず、最初は爆発を喰らうことにする。
音が鳴り始めてから5秒後。魔法陣は強く輝き大きな爆音と共に俺の左半身を消し飛ばした。いや、どんな威力だよ!!

「アルマ!」
「あなたねぇ...もう少し加減を知りなさいよ!」
「あ〜...まさかここまでの威力とは思わなんだ...」

消し飛んだ左半身を再生させながら俺は答えた。一応、左の手の甲を確認するが桜の言う通り魔法陣は消えておらず何事もなかったように残っていた。これって本当に呪いなんじゃね?

「全く...最初はこっちも黙って見てようかと思ったけど、もう少し危機感を持たせた方が良さそうね」

そう言って桜は観戦していたパルスィに向け魔法を唱えた。すると、パルスィの右の手の甲にも俺と同じ魔法陣が刻まれていた。

「おいおい...! お前まさか!」
「そうよ? パルスィにも同じものを付けさせてもらったわ。因みにあなたが爆発すれば彼女も爆発するわよ?」
「てめぇ!! 洒落になってねぇぞ!!」
「あなたが真剣にならないのが悪いのよ。さぁ、真面目にかかってきなさい」

このアマァ...!! 俺だけならともかくパルスィにまで手を出しやがって...! こうなったらタダで済むと思うなよ...!

「異法《硬化》!」

俺は感覚で魔力を抑えめに流す。今度は音もならずに済んだが、魔力の量が少なすぎたようで俺の腕はいつもの10分の1も硬化できていない。これじゃあ石となんら変わらない硬度だ。

「クソッ!」
「今度は少なすぎ。極端ね」
「黙れ!」

桜の指摘に苛立ち、未熟な硬化の腕で彼女に殴りかかった。だが、それは目の前に現れた壁によって防がれてしまった。しかも、硬化は弱く硬度負けしてしまい俺の腕にヒビが入った。

「いっつ!? ヒビが入ったか!?」
「岩系魔法:レベル1《岩壁ロック・ウォール》。あらら、痛そうね。それと私も魔法だけで相手してあげる。良いハンデでしょう?」
「一番得意な戦いでハンデもクソもねぇだろうが!! 異法《変形:ドリル》!」

両腕に先程よりも多めに魔力を流し硬度をあげる。さらに拳をドリルのように変形させた。ドリルは岩壁に触れると魔力を動力にし、回転を始めた。

「その壁に穴開けてやんよ!!」
「あら変形もできるのね。しかも、硬度も上がっているし、この壁じゃあ壊されてしまうか...なら」

俺が岩壁に穴を開け通過すると同時にまるで想定内だったようにもう一枚の壁が現れた。だが、今度は岩ではなく雷だった。

「雷系魔法:レベル1《雷壁サンダー・ウォール》」
「感電させたいようだが...無駄だぜ? 異法《変化:ゴム質》」

俺は先程とは違って魔力を軽く押さえ、全身に魔力を流した。すると、先程よりも柔らかくなったが全身の皮膚が本来と性質が変わっていた。
その状態で雷壁に突撃した。俺の体と壁が接触し、感電するかと思いきや皮膚は電気を通さず俺は容易に雷壁を通り抜けた。

「なるほど、ゴムは絶縁体。この程度の雷は通らず無傷でいられると」
「その余裕の笑みを消してやるよ! 異法《変化:ソードマン》!」

両腕を剣のように鋭利な刃へと変形。見た目の変化はそれぐらいだが、実際は大いに変化している。それと硬度は先程よりも上げている。よくて鋼より硬いか? 
まあいい。その綺麗な顔を斬り刻んでやる!

「魔法を使うように言ったはずなのに物理攻撃って......まあ、異法を使った上での攻撃だし、大目に見ましょうか。炎系魔法:レベル3《炎の銃撃フレイム・バレット》」

桜が手を銃の真似をするように構えると指先にうっすらと赤い魔法陣が浮かんだ。そこから魔力を感知すると同時に炎の弾丸が撃たれた。
放たれた炎の弾丸は従来の銃から放たれる弾速よりも数倍早く、常人では目で追うことすら難しいだろう。正直、俺も追えるかわからん。

「だが...効かねぇなぁ!!」

弾丸が迫るのを意に介さず俺は桜に接近する。側から見れば俺の行為は愚かな特攻。ヤケクソになった様に見えるだろう。しかし、俺にも策があっての行動だぜ?
炎の弾丸が俺に触れると弾丸は真っ二つに割れた。いや、斬り裂かれた。

「へぇ...見た目ではなく剣の性質に変化しているのね」
「そうゆうことだ! 今の俺は
斬り裂き人間ソードマン》! 斬れない物は無い!!」
「異法。思っていたよりも異質な魔法ね。ますます興味が湧いてきたわ!」

赤かった指先の魔法陣が黄色に輝き、先程よりも強い魔力を感じた。

「雷系魔法:レベル3.5《雷の散弾撃サンダー・ショット》!」

桜の指先から撃たれたのは雷の銃弾。見た目は弾そのものだが、性質は完全に雷。触れる事も況してや斬ることすら不可能なそれを先程とは違い、まるで散弾銃のように放ってきたのだ。
拡散して威力は下がるが広範囲に広がり、命中する確率は上がる。しかも、撃たれているのは雷。威力は下がろうとも触れてしまえば、俺の体を一瞬麻痺させ隙を作ることとなる。考えたな。だが、俺も黙って喰らうつもりは毛頭無い!

「異法《部分変化:ゴム質》! そして、剣技《斬り斬り舞》!」

その名の通り、俺は部分的に体をゴム質へと変化。変化させた箇所はもちろん剣腕けんわんの部分だ。だが、剣腕だけゴム質に変えたところで体に触れれば意味がない。だから、攻撃と避ける事を同時にできなくてはいけない。それが《斬り斬り舞》。
舞う様に攻撃を避け、敵を翻弄させつつ剣腕を振るい相手に攻撃を加える剣技だ。
避けることができる攻撃をかわし、それがダメな場合はゴム質の剣腕で雷弾を斬り裂く。徐々に桜へと迫る俺だったがこいつ相手にこうも簡単に行くわけがない。

「雷系魔法:レベル5《雷神の怒りゼウス・イラ》!」

迫る俺に向けて放たれたのは憤怒の象徴でもある赤い色の稲妻。感じられる魔力も桁違いなそれをガードしようと両腕をクロスし防御の態勢に入るが稲妻が触れた瞬間、全身に電流が流れた。一瞬、意識が飛びかけたが辛うじて耐えた。いや、内臓のあちこちが電流でやられた痛みが皮肉にもきつけとなり意識を保てたと言えるだろう。
ぜんしんは所々が真っ黒く焦げ、ゴム質であったはずの両腕は完全に炭と化して地面に崩れ落ちていた。

「今の電圧には耐えれなかったようね」
「ゴムを絶縁破壊するとかどんな威力だよ...!」

普通のゴムを絶縁破壊する電圧だったとしても俺の異法によって変化したゴムは本来よりも数十倍の電圧を耐えることはできる。だと言うのに容易に破壊された。どういうことだ?

「神の怒りよ? ゴム程度で防げるわけないでしょ」
「怒り...ああ、なるほどね」

そうゆうことか。こいつ魔法に感情を付加させたわけか。多分無意識だろうけど。
憤怒は攻撃的な感情。それが付加されたものすべては異常な攻撃力と爆破が付与される。しかし、付加能力を持ってたのは知ってたが感情も付加できるとは、これは面白い。教えてもらってる立場だが、ちょいと手ほどきをしてやるか。

「はっ? その程度の怒りなんでもねぇぜ? もっと感情込めてみろよ!」
「言ってくれるわね。ならお望み通り...喰らいなさい!!」

俺が煽った理由はちょいと無意識の怒りを昂ぶらせたかったから。能力を使わなくても知性ある生き物の感情操作なんて楽なものだ。

「《雷神の怒り》!!」

赤と黄が混ざった魔法陣から放たれた稲妻は先ほどよりも赤みが増し、威力も段違いに上がり空間を大気を震わせていた。だが、エネルギーが溢れるように稲妻が無差別に放電していた。
放電し、地面に稲妻が触れると直径数メートルはありそうな大きな穴を開ける爆発を起こした。そんな予想以上の威力に俺は笑い、当の本人である桜は驚いていた。

「いいね〜! 火力上がったねぇ!! ギヒヒヒ!!」
「わ、私の魔法に何をしたの!?」
「したといえばしたが、どちらかと言うと君の怒りがそうさせたんだよぉ〜ん」
「い、怒り? どうゆうことよ!」

あ、本当に無意識だったのね。
放たれた憤怒の雷を躱し、解説に入った。後ろで爆音がなり大きなクレーターが出来てたと思うが無視。

「まあ言ってしまえば、お前が無意識に感情を魔法に付加させてたってことさ」
「感情を付加...?」
「そうゆうこと。怒り...即ち憤怒。それは攻撃性のある感情。それが付加されたものは威力が桁違いに上がり爆破効果が付与される。最初に魔法を唱えた時にそれが見受けられたんでね」

威力は兎も角、稲妻に憤怒が色濃く出てたものでね。最初は面白半分で昂ぶらせてやったが想像以上に仕上がっていたもんでびっくりだよ。

「なるほど...もしかして他の感情も付加できたり?」
「できるな。まあ、強欲の気が強いお前だ。すぐに手にしようと思えば出来るだろ」

強欲が強い奴は、欲が強い気質がある。桜で言うと知識欲だな。リティアも強欲の気があるがあの子は欲が強いイメージはないな。
まあ、そんなわけで強欲の気があるものは他人の技術を吸収、または真似しやすい。悪く言えば手グセが悪い。良く言えば物覚えが良い。そんな感じ。
いろんな魔術、技術、戦術の知識を持ってる桜も強欲の気があったからここまでの知識を持ってるんだろうな。
一人で感心していると桜が口を手で隠しながらクスクスと笑っていた。

「なんだよ。なんか変なこと言ったか?」
「いいえ。ただ、私が教えている立場の筈なのにあなたが教えてくれるものだから立場が逆転してると思って」
「ああ、確かに。それじゃあ、仕切り直すか」

俺は完全に回復した両腕をもう一度、異法で硬化させた。すると、軽く意識していなかったが硬化した腕はいつもの黒腕となっていた。

「お〜! いつもの硬度に戻ったぜ!」
「だいぶ感覚は掴んだようね。なら、ここからが本番よ! 氷系魔法:レベル5《氷の巨人の妬みユミル・インウィディア》!」

青く輝く巨大な魔法陣が桜の背後に描かれるとそこから氷の巨人が召喚された。
どこかパルスィの緑眼の怪物グリーン・アイド・モンスターに似ている気がした。

「てか、デカすぎるだろ!?」

その大きさは巨人の域に収まるかわからないほどに巨大であった。数百メートルの高さはある地底の天上に達しそうな程の身の丈なのだ。なぜここまで巨大なものを召喚した!?

「嫉妬を込めてみたらこうなっちゃった」
「なっちゃった。じゃねえぇよ!」
「ごちゃごちゃ言わずに防いで見なさい!」

桜がそう言うと氷の巨人は反応するように、その巨大な腕をこちらに向け振り下ろしていた。あれが当たったら俺どころか地底そのものに被害出そうなんだけど!?
ああ、もうめんどくせぇ!!

「深淵系魔法:レベル1《深淵の壁アビス・ウォール》!」

俺の前に形容し難い巨大な壁を出現させる。
その壁に巨人の腕が触れると壁に引きずり込まれるように飲み込まれていった。

「まさか深淵を操れるとはね。流石魔王様」
「馬鹿にしてるだろ?」
「いいえ全然。岩系魔法:レベル4
地を這いずる岩槍ロック・スピア》!」

桜の足元に橙色の魔法陣が現れると地面から大量の槍が俺に迫るように生成された。

「なら...異法秘術《死をも奪う心の鎌ソウル・ザ・グリード》!」

全ての魔力を心臓に流し、心臓に向けて右腕を突き刺した。そして、何か棒状の物を掴むと勢いよく引き抜いた。赤い血と青い血を周りにブチまけ、引き抜かれたのはギョロギョロと忙しなく動く巨大な目のレリーフ、脈打つように右腕から繋がられた鎖、血を欲するように爛々と不気味に輝く半月のような湾曲の刃、俺の心臓を異法によって変化させた大鎌だ。
目の前から来る岩槍を大鎌で横薙ぎで蹴散らした。
大鎌を肩に担ぐと桜は嫌なものでも見るように目を細めてこちらを見ていた。観戦していたパルスィ達も気持ち悪そうに見ている。因みに正邪だけはキラキラとした目で俺の武器を見ている。

「その武器も異法によるものだったのね...悪趣味...」
「悪趣味言うな! カッコイイだろ!?」

そう言うと正邪だけが反応してくれた。

「カッコいいよ兄貴!」
「だろ!」

全く俺の趣味を理解してくれるのは妹だけだぜ。可愛い奴だ。パルスィの次に。

「うん...似た者兄妹ね...」

呆れた様子の桜さん。
全く、この素晴らしい武器を気持ち悪いだなんてカッコ良さを分かってないなぁ。

「なんかバカにされてる気がするけど...いいわ。続けましょう? 風系魔法:レベル3《疾風の弾丸ウィンド・バレット》!」

指先に緑色の魔法陣が浮かぶと何か見えない物が撃たれた。首を傾げていると俺の肩をその何かが撃ち抜いた。

「いってぇぇぇ!?」
「あなたねぇ...もっと用心するべきでしょ?」
「まさか見えない弾丸撃ってくるとは思わねぇだろ!?」

まあ、おかげで見えない弾丸の正体はわかった。風だ。魔力で生成された風が高出力で撃たれてるようだ。しかも、風は視認できない。なかなか恐ろしい魔法使うじゃないの。

「なら、異法《全身硬化《フルカウル》》!」

今までは攻撃の為に腕だけを硬化させていたが、これを全身に行えば防御へと変わる。
全身に魔力を流すと指先、足先から徐々に硬化が始まる。一気に硬化してくれればいいのだが、魔力操作が苦手なせいで魔力を全身に行き渡らせるのが遅いのだ。
桜もそれをゆっくり待ってくれるわけがなく。既に魔法陣を描いていた。その手に描かれた魔法陣は黄と緑が混合していた。

「混合系魔法:風雷《疾風迅雷》!」

目の前から桜の姿が消えると俺の頭が掴まれた。後ろに回った桜を引き剥がそうとするが、抵抗虚しく全身に電流が流された。内臓、筋肉全てが焼き千切れそうな電流が流れ続けた。
この野郎...! 硬化中は他の変化が出来ないのを察しやがったな!? 全身がイテェ...!! だが...!
俺は勝手に動きそうになる筋肉を無理やり動かし、俺の頭を掴む桜の手首を掴んだ。

「ギヒ...ヒヒ...! 捕まえ...たぞ...!?」
「この電流でよく動けるわね。けど、まだ電圧は上げれるのよ!」

俺の頭をさらに強く掴むと電流が更に強くなった。

「かかかんけけけいいないいいねぇぇえ!?」
「言うわね...ならもっと上がるわよ!!」

また更に電圧が上がる。
遠くからパルスィの心配そうに俺の名を呼ぶ声がする。まあ、ここまでやられて心配しない訳がないか。疲れるがやるか。

「ししし深淵けけけいいいいまほほほう! れれべるるるるふぁふぁふぁいぶうううう!」

俺の背後に魔法陣を描くと黒い霧状の腕が魔法陣の中から現れた。
それが桜を捕まえようと迫るが危機を察した彼女は俺から手を離し距離を取った。

「ふぅ...やっと解放されたぜ」
「な、何こいつは!?」
「《深淵の魔王アビス・オブ・サタン》深淵に潜む真の王さ」
「恐ろしい魔力の塊ね。けど、魔力はもう残ってないんじゃないの?」

あらら、完全に見抜いてらっしゃる。

「まあね。もう硬化する程の魔力もないよ...」
「十分ね。それじゃあ授業終了。だいぶ慣れたでしょ?」
「ああ、けどまだ無意識に操作ってのはキツイかな」
「そこは追い追い慣れて来ましょう? それよりも体は大丈夫?」
「あ〜うん。なんか調子が悪い...」

というか、なんかフラフラするんだよね。頭がぼーっとすると言うか。なんと言うか。
俺が頭を抑えながら倒れそうになっていると、いつの間にか側に立っていたパルスィが支えてくれた。

「大丈夫?」
「ああ、少しクラクラするがな...」
「魔力が枯渇したせいね。暴食を使って回復したら?」
「そうするか...あれ? 暴食は?」
「あの子なら正邪と一緒に地霊殿に戻ったわよ」

あいつ途中で飽きて遊びに行ったな。そう言う所は似なくていいんだけどなぁ。

「はぁぁ...仕方ない。地霊殿に帰ろうか...」
「なら、戻ったら色々教えて欲しいことがあるんだけど」

なんだろう。桜から凄い知識欲から来る強欲を感じる。何? もしかして異法とか教えて欲しい感じ? めんどくさ!

「色々ってなんだよ」
「異法と後は主にあなたの怪物についてよ」
「え...? あいつらについても...?」
「そうよ。別に能力で怪物を作り出したわけじゃないんでしょ?」

うわぁ...バレてたぁ...どうしてこいつはここまで察しがいいの? なれないようにしてたって言うのに。バレたら困る理由? こんな風に教えてって来る奴がいるからだよ!!
まあ、しかし...桜には魔力の操作を良くしてもらえた恩がある。めんどくだいが教えてやるか。ただし...あれだ。

「教えてやってもいいが一話待て」
「え? 一話?」
「一話あれば完全復活するから」
「ちょっと待って一話って何?」

桜を無視してこのお話は一旦終了。
次のお話でまた会おう。


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