東方魔人黙示録

怠惰のあるま

【薬物乱用ダメ絶対】


目が覚めると、超頭痛い。二日酔いってこうゆう感じなのかねぇ・・・・。
流石に、感符を使うと体への負担がとんでもないな。今回は、どれくらい寝てたんだろう?

永琳「あら起きたの」
アルマ「ああ、おはよう俺どれくらい眠ってた?」
永琳「一週間ぐらいかしら?お腹の傷も尋常じゃなかったから」
アルマ「ああ、八岐大蛇のせいか.....」
永琳「てゐから聞いたわ。人間の状態でよく八岐大蛇の攻撃を受けて生きてるわね」

そいやあ、なんでだろう?確かパチュリーからもらった薬で、体に力がみなぎった・・・・パチュリーの薬!あれなんだったんだ?てか、よく見ると結構あるんだけど、一体なんなんだこれ?

アルマ「なあ、永琳。これ何かわかるか?」
永琳「これは・・・・魔族の魔力が固められた丸薬のようね」
アルマ「じゃあ、俺が魔族の魔力が無い時にこれを飲んだから、魔族に戻ったってことか?」
永琳「ええ、そうみたい」

あとでパチュリーにお礼を言わなきゃな。実際命を救われたわけだし。

永琳「けど.....乱用はしないこと」
アルマ「なんで?」
永琳「言ったでしょ?魔族の魔力が固められてるって、つまり乱用すると完璧な魔族になるってこと」
アルマ「え?まじ?」
永琳「まじ」

完璧な魔族になるか。昔だったら、中途半端じゃなくなる!ってなったろうけど、今は半人での生活が気に入ってる。それに、みんなは認めてくれるから、もう気にしなくても良くなったし、魔族になるのは嫌だな・・・・。

アルマ「気をつける」
永琳「まあ、乱用って言っても魔族の魔力が枯渇してる時は使ってもいいけどね」

そんなことがくることなんて、早々ないから大丈夫だと思う。

永琳「まずもう少しだけ休んだ方がいいわ。半人半魔ともいえどその傷は早々治らないでしょ?」
アルマ「ああ、もう少しだけ・・・眠らせてもらうよ・・・・」

永琳が出て行った後、寝ようかと目を閉じると、少しだけ何かを忘れている気がした。気のせいだろうか?

天照「・・・・・寂しい・・・」

あ、馬鹿大神のこと忘れてた。まあ、あいつが原因で俺も大怪我おったわけだし、ほっといて寝よう。


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