俺の同級生は魔王
プロローグ
まったく人生とは平凡なものだ。事件というものが起きたりもしない。宇宙人が襲来して、地球を大混乱させるとか、そんなことも起きてない。
――まあ、すなわちまったくふつうの日常生活を送っているわけであって。
そんなこんなで俺は学校に向かうために長ったらしい坂を登っているわけだが。
暑い。暑すぎる。全くなんで俺はこの長い坂道を登らにゃならんのだ。まあ実際は俺が偶然にもこの丘の上の高校を受験して受かってしまったことからだと思う。自業自得の行為、といってしまえばそれまでなのだが。
「よう。なにしてんだ?」ふと、俺の隣から声が聞こえてきた。俺は振り向いた。
そこにいたのはこの学校で出来た数少ない友人、大田だった。
「よう。なんだ? どうした?」
「どうした? と言いたいのは俺の方だ。お前最近疲れてるんじゃないのか?」
「ああ。俺は疲れてるのかもな」俺はそう言いながらただうつむいた。
「なんだ? お前やっぱおかしいぞ。俺くらいに言ってみろよ。俺にぶちまけられないでだれにぶちまけられるんだ?」
他にもぶちまけられる人間はいっぱいいると思うのだが。俺はそう思いながら、一緒に歩いた。
「じゃあさ、お前さ。俺の言葉、何言っても信じられる?」
「何言ってるんだ? 俺はお前の親友だぜ?」
いや、俺親友になった覚えないんだけど。とか思いながら、まずはどこから話そうか、とか思っていた。
うん、そうだな。じゃあまずは入学式の時から話をしようか。
――まあ、すなわちまったくふつうの日常生活を送っているわけであって。
そんなこんなで俺は学校に向かうために長ったらしい坂を登っているわけだが。
暑い。暑すぎる。全くなんで俺はこの長い坂道を登らにゃならんのだ。まあ実際は俺が偶然にもこの丘の上の高校を受験して受かってしまったことからだと思う。自業自得の行為、といってしまえばそれまでなのだが。
「よう。なにしてんだ?」ふと、俺の隣から声が聞こえてきた。俺は振り向いた。
そこにいたのはこの学校で出来た数少ない友人、大田だった。
「よう。なんだ? どうした?」
「どうした? と言いたいのは俺の方だ。お前最近疲れてるんじゃないのか?」
「ああ。俺は疲れてるのかもな」俺はそう言いながらただうつむいた。
「なんだ? お前やっぱおかしいぞ。俺くらいに言ってみろよ。俺にぶちまけられないでだれにぶちまけられるんだ?」
他にもぶちまけられる人間はいっぱいいると思うのだが。俺はそう思いながら、一緒に歩いた。
「じゃあさ、お前さ。俺の言葉、何言っても信じられる?」
「何言ってるんだ? 俺はお前の親友だぜ?」
いや、俺親友になった覚えないんだけど。とか思いながら、まずはどこから話そうか、とか思っていた。
うん、そうだな。じゃあまずは入学式の時から話をしようか。
コメント