奴隷でもチートを目指す

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27話 お騒がせ要因カズラル

「おいっ、起きろっ!」

「うう、カズラルおはよう」

 はぁ、ねみぃ。そんな乱暴に起こさなくたって良いじゃないか。

「ようやく起きたか。直属奴隷リーダーのお前に最初の仕事だ。邪魔なあいつを排除しろ」

「あいつ……。あいつって、あのドラゴンか?」

 丸くなって翼で体を覆うようにして寝てるけど、ドラゴンを倒すのか?

「正確にはワイバーンだけどな。さっさと行ってこい」

「ちょ、さすがのこいつでも死んじまいますよ!」

  うっせーな、カズラル。俺は早く寝たいんだよ。

「カズラル、落ち着け。こいつなら大丈夫だ」

「大丈夫って、どこにそんな確証が?」

「よし行くか。ふぁー、ねみぃ」

 適当に眠気でも込めて炎を顕現させて飛ばすか。

「そいやっさ!」

 おお、銀色の炎だ。きれいな色だなぁ。

「……は?」

 俺の飛ばした炎は、寝ていたワイバーンを跡形も無く消し飛ばした。

「よし、寝るか」

「いやちょっと待て、今のどうやった?」

「おやすみー」

「いやいや、そこで寝るなって」

「落ち着けカズラル。寝かしとけば良いんだよ」

「あー、取り込み中の所悪いが、ついでに飯にするぞ」

「へーい」

「うわっ、起きた!」

「落ち着けカズラル。好きにしとけば良いんだよ」

「……」

 カズラルうるさいなー。ライズはあんなに静かだぞ、見習え。

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