奴隷でもチートを目指す

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1話 スキル決め

「ううん、ん? ここはどこだ」

 ……四方八方どこを見ても白い。見てて頭が痛くなってくるな。何でこんな所に居るんだ? 夢か? いや、頭が痛いから違うか。

 とりあえず記憶を思い出すか。俺は、休日の前半を寝るだけで過ごした。そんで、散歩に行こうとしたら扉に魔方陣というアブノーマルな光景が有ったと。そして、その魔方陣的なやつが光って……記憶が無いと。で、気が付いたらここに居たと言う訳か。

 うーん、異世界召喚なんてあるわけ無いしなぁ。そうだったら最高だけど。あ、どんな世界かは重要だな。水分が枯れ果てて荒廃した世界とかは行きたくない。

「これが異世界召喚だとしたら何か有るはずなんだけど……な。なんだあれ、何で浮いてるんだ?」

 パネルかな? あからさまに何か有るように浮いてるけど。すげー気になる。動いていいんだよな? どっかに飛ばされないよな? 実は足場なんて有りませんとか無いよな?

「……考えてても意味無いか」

 結果、普通にパネルまで辿り着けた。悩む必要なんて無かったな。

 えっと、これはメッセージかな? その下にはゲームとかでよく見るステータス画面が有る。とりあえず読んでみよう。


『貴方は厳密なる審査の結果、勇者召喚の対象に選ばれました。下記の数値は、召喚後の貴方の能力値と成ります。また、SPを使う事により、スキルの取得が出来ます。また、一つまで勇者専用スキルが選べます。勇者専用スキルはここでしか取得出来ません。準備が終わったら《転移》と唱えて下さい。召喚主の下へ送還致します。それでは、素敵な異世界ライフを』

――――――――――――――――――――――――
ステータス

名 ケン
種族 人間
称号 勇者

レベル1
経験値 0/120

攻撃力 1200
防御力 1000
耐久力 1500
持久力 800
瞬発力 900
総合戦闘力評価 C

スキル
勇者・言語共通化・通達

SP 1000
――――――――――――――――――――――――

取得可能スキル
・剣術 100P
・槍術 100P
………………



 なるほど。つまり俺は勇者になった訳だな。うんうん。早く異世界行きたいけどこういうスキルとかはじっくり選ばないとな。

 とりあえず最初から有るスキルを見てみるか。タップすれば良いのかな?

――――
勇者
・レベル機能を追加し、成長の度合を経験値として加算する
・経験値を上限まで溜める事により、レベルを増加する
・レベルが増加する際、ステータス値を上昇させる
・一つまで、勇者専用スキルを取得出来る
・自身より強力な敵を殺害したときに、得られる経験値を2倍する
・自身が仲間と認めた者のステータス値を、信頼度に応じて増加させる
・ステータスを画面として表示できる

一定以上の名声を得る事により進化可能


言語共通化
全ての言語を理解する

進化不可能


通達
自身の変化に関する情報を伝える

進化不可能
――――

 つまり、ゲームでよく有るレベルは、勇者限定の特別仕様って訳か。てことは他のやつにレベルを自慢出来ないのかー。ま、俺以外にも勇者は居るだろ。そいつに自慢出来ればそれでいい。

 言語共通化はボーナス的なやつかな? 異世界の言葉を理解するには必須だろうし。

 通達は……よく解らない。

 さて、じゃあスキルを選びますか。まずは勇者専用スキルからだ。ここでしかゲットできないらしいしな。


  ――27分後――


「これに決めた!」

 熟練度 1000P と書かれた場所をタップする。
 本当にこれにしますか? yes or no と言う確認も出たけどもちろんyesだ。全部のSPを使うけどそれでもこれだ。

『熟練度を取得しました』

 うおっ、びびった。いきなり声が聞こえた。これが通達かな? 今理解した。

 熟練度は、熟練度と言う概念を取り入れるスキルらしい。これがあれば、SPを使わなくてもスキルをゲットできるんだとか。だったらこれだろ。

 いやー、それにしても大分時間掛かったな。誰が勇者専用スキルが一つまでしか選べないのに1000個以上有ると思うよ? もはやほとんど流し読みだよ。

 とりあえずSPは使いきったし、そろそろ異世界行くか。元の世界?そんな物に興味も未練も無いね。

「《転移》!」

 さあ! 待ち望んだ勇者ライフだ!

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