乙女よ。その扉を開け
探偵社へいざ出陣!
「ふーんお試しか。考えたものだねあさ」
しんがくすくすと何が可笑しいのかは分からないが笑っていた。
「にしても柊が探偵社に入るなんてなあ。また一人後輩が出来んのか」
「やま。柊じゃなくてゆかだよ。社内じゃなくても徹底すること」
今は桜高五-一で雑談中である。
紫は仮として探偵社に入ったため、放課後はここにいるようあやに言われたのだ。
「zz……zzz……」
「まさ起きて。しんが運ぶの苦労するよ」
「あ、もう俺が持つの決定なんだ」
ほとんど眠り込んでいるまさをあさが叩き起してい
た。
(そんなに叩いてリミッター解除しちゃったらどうするんだろう)
想像しようとして――グロ過ぎた。
「まさは異能を使うと体力削るから眠っちまうんだよな。仕方ないだろ」
「ま、後三十分あるしそうしたら起こして帰るか」
『帰るか』で思い出した。
「あの秦先ぱ……じゃなくてあや」
「ん?」
「私も今日から寮過ごしですよね。何か決まりとかあるんですか」
そう。紫はこれから探偵社の上にある社員寮なるもので暮らすことになっていた。
話は昨日の夕方に戻る。
「初めまして紫さんのお母様。担任をしている城ヶ崎里奈と申します。急な訪問お許しください」
里奈は人当たりの良い笑顔で紫の母と向かい合う。
「実はこの度桜高が寮を建てることになりまして、紫さんには試しにその寮に一週間住んでもらえないかお願いしに来たのです。それで大丈夫なら卒業までということもありますが」
「……はあ。うちの娘を。モデルにしてということですね?」
「はい。他にもいますが高一にも体験して欲しいのです」
(よくこんな嘘をどもらずに話せるなあ。詐欺だよねこれ)
「……紫」
「な、何? お母さん」
矛先をこちらに向けられて紫はビクッとした。
「あなた今日お友達と遊ぶ約束してたのに何でこんなことになってるの?」
(……そういやそうだ! 言い訳とか考えてないよぉ!)
返答に困った紫が目を泳がせていると横から里奈が助け舟を出した。
「元々こちらにも伺うつもりでしたが途中で合流したのでつい。偶然ですよ」
やけに偶然を強調してたが?
「まあ桜高は極力安全だし反対はしません。多分主人も了承してくれるでしょうけど、紫はどうなの」
「わ、私は大賛成だよ。寮って面白そうだし……ね?」
そんな半分詐欺的な感じで紫は探偵社に移ることになった。
「別に決まりとかはないけど……あ、でもゆかの家より探偵社の方が学校は遠いからちょっと早く起きてね」
「あ、それなら大丈夫です。早起きは得意です」
「そ。後は帰ったらでいいか。ちなみに部屋は一人だから着替えとかは気にしなくて良いし……ていうか帰ろうよもう。疲れた」
時計を見ると下校時刻十五分前。とりあえず帰り支度をしてあさとしんはまさを叩き起した。
「まさ起きてよ。兄さん担いで電車乗るのやだよ俺」
(兄さん?)
「あ、そっか。お二人は双子でしたね」
「うん。あれ、君は俺が弟だってことに驚かないんだ。いつも間違えられるんだけど」
「近所に双子の子がいるんです。二人ともどっちがどっちか区別つかないから上でも下でももうどっちでもいいやで済ましてるんです。そのせいかも」
その点まさとしんは二卵生だから苦労せずに済む。そんなこんなでまさを起こし五分程歩いて駅に着いた。
「……あ」
「どした」
「いえ、定期どうしようかなと。お小遣いだけじゃ足りないし」
「から姉の借りたら良いよ。あの人ほぼニートだから」
(探偵社で働いてるからニートでは無いん……じゃ)
そんなことを考えながら電車に乗り込んだ。
「おじゃましまぁ……す?」
「いやただいまでいんじゃね?」
ですよね。とあさのツッコミを受け、紫たちは二階の本部に入った。
「お帰りなさい皆さん」
中学生で先に帰っていた日和が書類の様なものを束ねていた。昨日とは打って変わってセーラー服にお下げの格好だ。
(セーラー可愛いなあ)
「でしょう? わたくしもこれ目当てで入ったんですよ」
「……」
「ゆか我慢しろ。ひよが無意識に心を読むのは前からなんだ」
疲れているのか誰もツッコもうとはしなかった。
「さてゆかよ。君の部屋に案内してあげよう。ついておいで」
「あ、はい」
「じゃあとりあえず他は書類手伝ってください」
三階の一番手前が紫の部屋だった。
「広いですね」
「まあ元々一人暮らしする部屋を子供部屋くらいの大きさにしようとしてたからね。全部で二十個の部屋があって基本皆三階にいるよ。えーとお風呂と洗濯機は四階で洗面所とか台所とかは三階にあってトイレは一応全部の階にあるよ。ご飯は皆部屋で食べるけどゆかの分は作ったげるから」
「ありがとうございます。でも私軽く料理できますよ?」
「食費は?」
「……」
面白そうにあやは笑った。
「とりあえず服着替えてきて。二十時までは仕事しなきゃいけないし。探偵の仕事も見といてもらいたいし。私の部屋は隣ね」
「はい」
「や~っと終わった~」
七時三十分頃。
教師の仕事を終えた里奈が紫の肩にのしかかってきた。
「お、もい……」
「ゆか今の傷つく」
里奈もいつの間にか『ゆか』呼びになっていた。
「お疲れさまです社長。何かの……淹れてきますわ」
「せめて質問言おうか、日和ちゃん?」
紫から離れ、里奈は社長机に置いてある資料を取っ
た。
「あらかた終わったようね。真由美は?」
「酔われていらっしゃる方がここに来られたのでその人を送りになられています」
(だからいなかったんだ)
パラパラと束になった紙に目を通し、里奈はこちらを向いた。
「今日はこれくらいにしようか。大分片付いたし」
「社長休みたいんですか?」
「ええ勿論」
悪びれも無く言う上司に呆れながら書類を戻した。
「今日の当番誰だっけ。ひよ?」
「わたくしは昨日やりましたわ。今日はやまです」
「当番?」
日和に心を読まれる前に紫は口を開いた。
「結界を強化する係ですわ。夜中に襲撃されたら迷惑ですから一日一回異能力で固めるんです」
(異能ってそんな役割も……てか前も襲われてたのにまだあるの!?)
「あのぉ……襲撃ってそんなに起こるものじゃ」
「今年だけでも両手じゃ足りないくらいですのでほぼ日常茶飯事と言ってもよろしいかと。あ、でも流石に昨日は恐ろしかったですわ。あの方の心は醜くて黒くてもう吐瀉物ぶちまけてやろうかとも」
「ひよ、それ私達にも被害来るからね。後、キレると言葉遣いめっちゃくちゃになってるから」
「対処した後とか犯人が異能のことを話したりとか」
「あやがいるので平気です」
紫はあやの方を見た。確か異能は――
(あ、記憶操作)
「なので基本的に襲撃は心配しなくて良いですよ。他の人が片付けてくれますから」
「お前人の苦労も知らずに……」
「あさ。頼むから書類破かないでね」
握り締めて皺になり始めている紙を里奈は慌てて奪いとった。
あさの周りを黄色い珠がくるくる回っている。無意識に発動されてしまうのか自覚は無さそうだ。
(そういえばあの珠って一応は出せるんだよね)
「源……」
誰にも見えないようにソファの皆の死角に入る所へしゃがみ込み唱える。
(使えるかな?)
「異能・破壊し……」
「ゆーかーりー!!」
里奈に後頭部をぶっ叩かれた。
「急に異能発動させたら危険でしょうが!!」
焦りと怒りが含まれた声で里奈はまくし立てた。
「い、ひゃ……い」
「痛いよねー社長って手加減ってものを知らないんだよ」
あやが浮かんでいる珠をとんとんと指でつつきながら言った。
「後ゆか。こんな場所で破壊神なんて出したらここ半壊するから。コントロールできてから鬱憤晴らそうねー」
「晴らすな! そんなことしたらここ壊れる!」
「ごめんなひゃい……」
まだ痛む後頭部をさすってみたがこぶは無さそう。あの強さなら確実にキズがあった気もするのだが。
「……そういえばさっきから何を整理しているんです
か?」
「言ってなかったのあや?」
「忘れてました」
呆れた里奈を無視してあやは自分が持っている束を見せた。
「探偵社依頼書?」
「そう。別に一日何十軒って来るわけじゃないけど手紙とかファックスで依頼も来るから整理はしとかないとね」
操作内容としては無難なものが多い。
(ペット探し、ストーカー被害、クレーム対応……クレーム? 後は殺人事件の犯人追跡……物騒だ。あ、警察の人からだ)
「さっさと終わらせちゃってよあや。事務所閉めたいんだけど」
「あ、ごめん。ゆか、返して」
ファイルを閉じ、棚に戻して全員本部を後にした。
「探偵社は何時までやるんですか」
「平日は九時から遅くとも二十時まで。休日は皆いるからもうちょっと長いよ」
時計を見るともう二十時はとっくに過ぎてる。だからあさは事務所を早く閉めたがっていたのか。
「それよりゆか。さっさとご飯食べちゃおうよ。高一って何かと宿題量多いんじゃなかったっけ?」
考えてみれば明日も学校だ。
予習やテスト対策もしなければいけない。
「そういえば明日テスト三連続……」
「持ってったげるから行ってこい」
紫はダッシュで部屋に向かった。
しんがくすくすと何が可笑しいのかは分からないが笑っていた。
「にしても柊が探偵社に入るなんてなあ。また一人後輩が出来んのか」
「やま。柊じゃなくてゆかだよ。社内じゃなくても徹底すること」
今は桜高五-一で雑談中である。
紫は仮として探偵社に入ったため、放課後はここにいるようあやに言われたのだ。
「zz……zzz……」
「まさ起きて。しんが運ぶの苦労するよ」
「あ、もう俺が持つの決定なんだ」
ほとんど眠り込んでいるまさをあさが叩き起してい
た。
(そんなに叩いてリミッター解除しちゃったらどうするんだろう)
想像しようとして――グロ過ぎた。
「まさは異能を使うと体力削るから眠っちまうんだよな。仕方ないだろ」
「ま、後三十分あるしそうしたら起こして帰るか」
『帰るか』で思い出した。
「あの秦先ぱ……じゃなくてあや」
「ん?」
「私も今日から寮過ごしですよね。何か決まりとかあるんですか」
そう。紫はこれから探偵社の上にある社員寮なるもので暮らすことになっていた。
話は昨日の夕方に戻る。
「初めまして紫さんのお母様。担任をしている城ヶ崎里奈と申します。急な訪問お許しください」
里奈は人当たりの良い笑顔で紫の母と向かい合う。
「実はこの度桜高が寮を建てることになりまして、紫さんには試しにその寮に一週間住んでもらえないかお願いしに来たのです。それで大丈夫なら卒業までということもありますが」
「……はあ。うちの娘を。モデルにしてということですね?」
「はい。他にもいますが高一にも体験して欲しいのです」
(よくこんな嘘をどもらずに話せるなあ。詐欺だよねこれ)
「……紫」
「な、何? お母さん」
矛先をこちらに向けられて紫はビクッとした。
「あなた今日お友達と遊ぶ約束してたのに何でこんなことになってるの?」
(……そういやそうだ! 言い訳とか考えてないよぉ!)
返答に困った紫が目を泳がせていると横から里奈が助け舟を出した。
「元々こちらにも伺うつもりでしたが途中で合流したのでつい。偶然ですよ」
やけに偶然を強調してたが?
「まあ桜高は極力安全だし反対はしません。多分主人も了承してくれるでしょうけど、紫はどうなの」
「わ、私は大賛成だよ。寮って面白そうだし……ね?」
そんな半分詐欺的な感じで紫は探偵社に移ることになった。
「別に決まりとかはないけど……あ、でもゆかの家より探偵社の方が学校は遠いからちょっと早く起きてね」
「あ、それなら大丈夫です。早起きは得意です」
「そ。後は帰ったらでいいか。ちなみに部屋は一人だから着替えとかは気にしなくて良いし……ていうか帰ろうよもう。疲れた」
時計を見ると下校時刻十五分前。とりあえず帰り支度をしてあさとしんはまさを叩き起した。
「まさ起きてよ。兄さん担いで電車乗るのやだよ俺」
(兄さん?)
「あ、そっか。お二人は双子でしたね」
「うん。あれ、君は俺が弟だってことに驚かないんだ。いつも間違えられるんだけど」
「近所に双子の子がいるんです。二人ともどっちがどっちか区別つかないから上でも下でももうどっちでもいいやで済ましてるんです。そのせいかも」
その点まさとしんは二卵生だから苦労せずに済む。そんなこんなでまさを起こし五分程歩いて駅に着いた。
「……あ」
「どした」
「いえ、定期どうしようかなと。お小遣いだけじゃ足りないし」
「から姉の借りたら良いよ。あの人ほぼニートだから」
(探偵社で働いてるからニートでは無いん……じゃ)
そんなことを考えながら電車に乗り込んだ。
「おじゃましまぁ……す?」
「いやただいまでいんじゃね?」
ですよね。とあさのツッコミを受け、紫たちは二階の本部に入った。
「お帰りなさい皆さん」
中学生で先に帰っていた日和が書類の様なものを束ねていた。昨日とは打って変わってセーラー服にお下げの格好だ。
(セーラー可愛いなあ)
「でしょう? わたくしもこれ目当てで入ったんですよ」
「……」
「ゆか我慢しろ。ひよが無意識に心を読むのは前からなんだ」
疲れているのか誰もツッコもうとはしなかった。
「さてゆかよ。君の部屋に案内してあげよう。ついておいで」
「あ、はい」
「じゃあとりあえず他は書類手伝ってください」
三階の一番手前が紫の部屋だった。
「広いですね」
「まあ元々一人暮らしする部屋を子供部屋くらいの大きさにしようとしてたからね。全部で二十個の部屋があって基本皆三階にいるよ。えーとお風呂と洗濯機は四階で洗面所とか台所とかは三階にあってトイレは一応全部の階にあるよ。ご飯は皆部屋で食べるけどゆかの分は作ったげるから」
「ありがとうございます。でも私軽く料理できますよ?」
「食費は?」
「……」
面白そうにあやは笑った。
「とりあえず服着替えてきて。二十時までは仕事しなきゃいけないし。探偵の仕事も見といてもらいたいし。私の部屋は隣ね」
「はい」
「や~っと終わった~」
七時三十分頃。
教師の仕事を終えた里奈が紫の肩にのしかかってきた。
「お、もい……」
「ゆか今の傷つく」
里奈もいつの間にか『ゆか』呼びになっていた。
「お疲れさまです社長。何かの……淹れてきますわ」
「せめて質問言おうか、日和ちゃん?」
紫から離れ、里奈は社長机に置いてある資料を取っ
た。
「あらかた終わったようね。真由美は?」
「酔われていらっしゃる方がここに来られたのでその人を送りになられています」
(だからいなかったんだ)
パラパラと束になった紙に目を通し、里奈はこちらを向いた。
「今日はこれくらいにしようか。大分片付いたし」
「社長休みたいんですか?」
「ええ勿論」
悪びれも無く言う上司に呆れながら書類を戻した。
「今日の当番誰だっけ。ひよ?」
「わたくしは昨日やりましたわ。今日はやまです」
「当番?」
日和に心を読まれる前に紫は口を開いた。
「結界を強化する係ですわ。夜中に襲撃されたら迷惑ですから一日一回異能力で固めるんです」
(異能ってそんな役割も……てか前も襲われてたのにまだあるの!?)
「あのぉ……襲撃ってそんなに起こるものじゃ」
「今年だけでも両手じゃ足りないくらいですのでほぼ日常茶飯事と言ってもよろしいかと。あ、でも流石に昨日は恐ろしかったですわ。あの方の心は醜くて黒くてもう吐瀉物ぶちまけてやろうかとも」
「ひよ、それ私達にも被害来るからね。後、キレると言葉遣いめっちゃくちゃになってるから」
「対処した後とか犯人が異能のことを話したりとか」
「あやがいるので平気です」
紫はあやの方を見た。確か異能は――
(あ、記憶操作)
「なので基本的に襲撃は心配しなくて良いですよ。他の人が片付けてくれますから」
「お前人の苦労も知らずに……」
「あさ。頼むから書類破かないでね」
握り締めて皺になり始めている紙を里奈は慌てて奪いとった。
あさの周りを黄色い珠がくるくる回っている。無意識に発動されてしまうのか自覚は無さそうだ。
(そういえばあの珠って一応は出せるんだよね)
「源……」
誰にも見えないようにソファの皆の死角に入る所へしゃがみ込み唱える。
(使えるかな?)
「異能・破壊し……」
「ゆーかーりー!!」
里奈に後頭部をぶっ叩かれた。
「急に異能発動させたら危険でしょうが!!」
焦りと怒りが含まれた声で里奈はまくし立てた。
「い、ひゃ……い」
「痛いよねー社長って手加減ってものを知らないんだよ」
あやが浮かんでいる珠をとんとんと指でつつきながら言った。
「後ゆか。こんな場所で破壊神なんて出したらここ半壊するから。コントロールできてから鬱憤晴らそうねー」
「晴らすな! そんなことしたらここ壊れる!」
「ごめんなひゃい……」
まだ痛む後頭部をさすってみたがこぶは無さそう。あの強さなら確実にキズがあった気もするのだが。
「……そういえばさっきから何を整理しているんです
か?」
「言ってなかったのあや?」
「忘れてました」
呆れた里奈を無視してあやは自分が持っている束を見せた。
「探偵社依頼書?」
「そう。別に一日何十軒って来るわけじゃないけど手紙とかファックスで依頼も来るから整理はしとかないとね」
操作内容としては無難なものが多い。
(ペット探し、ストーカー被害、クレーム対応……クレーム? 後は殺人事件の犯人追跡……物騒だ。あ、警察の人からだ)
「さっさと終わらせちゃってよあや。事務所閉めたいんだけど」
「あ、ごめん。ゆか、返して」
ファイルを閉じ、棚に戻して全員本部を後にした。
「探偵社は何時までやるんですか」
「平日は九時から遅くとも二十時まで。休日は皆いるからもうちょっと長いよ」
時計を見るともう二十時はとっくに過ぎてる。だからあさは事務所を早く閉めたがっていたのか。
「それよりゆか。さっさとご飯食べちゃおうよ。高一って何かと宿題量多いんじゃなかったっけ?」
考えてみれば明日も学校だ。
予習やテスト対策もしなければいけない。
「そういえば明日テスト三連続……」
「持ってったげるから行ってこい」
紫はダッシュで部屋に向かった。
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