野良猫のみた幻想郷

稜さん@なろう)

猫と猫

 にゃーん。にゃが輩は野良猫だにゃ。今は、白玉楼を後にして冥界をブラブラしてるところなんだにゃ。
 しっかし、桜の木しかにゃいにゃ。
ん? これは、下り階段かにゃ? 恐ろしくにゃがいにゃ。

「にゃっ!?」
  にゃが輩の勘が言っているにゃ。この先に「にゃにかいる」とっ! よし、下りてみるにゃ!




 いったい、何時間歩いたのか(まだ30分しか経ってない)  
 この階段予想以上に長いにゃ。

「にゃ……にゃふ」
すこし休憩だにゃ.(まだ三十分しかry)

「にゃー」
「ふにゃあ?」
 ん? この娘は確か……藍の式神かにゃ?
まぁ、今はどーでもいいかにゃ。

「あ、寝ちゃった」
「ふにゅう」
「よし! 今のうちに式神の契約を……」


「ニヤァ!?」
 にゃっ! にっ!しようとしてんだにゃ! この小娘は!?

「えっと、式神の契約だよ?」
「にゃん! にゃ!!」
 首こてんしてもかわいくねぇんじゃ! ぼけ!
ぜぇーはぁーぜぇーはぁー。もうあっちに行ってくれにゃ。

「ごめんね。それはできないの」
「にゃ?」
 にゃんでにゃ。それよりにゃが輩は少し寝たいんだにゃ。

「藍様の命令で部下を作らないといけないんだ」
「にゃ、にゃ? にゃ」
 にゃら、そこらへんの猫じゃダメにゃのか?  にゃが輩、そろそろ寝たい……

「うぅー。わかったよ。他の猫さんに頼んでみる。バイバイ」

「にゃー」
  やっと行ったかにゃ。しっかし、猫又はにゃが輩の言葉がわかるのか。言葉が通じるってにゃんかいいにゃ。

 もう少ししたらこの長い階段を下るかにゃ。




つづく

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