東方狐著聞集

稜さん@なろう)

黒く染まった狐

 八雲紫が西行寺幽々子の元に行っている丁度その頃ラグナは博麗神社で謎の激痛に襲われていた。

「うぐ・があああ?!があああああああああああああああああああ」

?「な!?ラグナ大丈夫!?」
 急いでラグナの近くに駆け寄った少女は博麗霊歌。この神社の巫女
「だいじょ・うが!?ぐうううう!」
霊歌「大丈夫じゃないじゃん!?」
「うぐあああああああああああああああ」
霊歌「しかっりしてラグナ!」
「うぐう?ああああああ?!」
霊歌「紫を呼ぶ!? でも紫の居場所知らないし」
「うう・・・・・・あがああああああああああ」
霊歌「藍ちゃんに連絡を取るからもう少しがんばって」
「あ・・・・・・ああっあっがあああああああ?!!」
 霊歌が札に霊力を込めようと下瞬間部屋が爆発した。
霊歌「ゴホ!? 何!?」
 爆発した瞬間結界を貼って幸いにも傷を追わなかった霊歌は部屋の中を覗いた
霊歌「ラグナ・・・・・・? ねえ」
 煙が晴れそこに居たのは黒い九つの尻尾を持った黒い狐。
ラグナ?「グルルルル・・・・・・ガア!」
 黒い狐は咆哮を上げると尻尾からビームのようなものを霊歌に向けて放った。
霊歌「危な?! いくらなんでも許さないよ!?」
 横に回避した霊歌はビームからよけ札を黒い狐に向かって投げ付けた。
霊歌「歌符【旋律伝奏せんりつてんそう】!」
 音を奏でながら一定間隔で黒い狐に向かって放たれる。
黒い狐「ガァ!!」
 しかし弾幕は咆哮のようなもので消された
霊歌「はぁ!? なんで消せるの?! これは藍ちゃんに連絡取るしかない?」
 直ぐに霊歌は懐から通信用の札を取り出し札に霊力を込めた。
霊歌「藍ちゃん?!」
?「はい?誰でしょうか?」
霊歌「霊歌! それよりやばい!」
藍「どうしたんですか?」
霊歌「ラグナがやばい! 紫に伝えて!」
藍「お姉さまがですか? しかし今は紫様は出かけてますよ?」
霊歌「どうにかして伝えて! ラグナが黒い狐になっきゃあああああ」
藍「霊歌さん!? どうしたんですか!?」
 しかし霊歌にはつながらなかった


霊歌「ゴホ! フーフー」
 咽た拍子に血の塊を吐きだした霊歌はもう戦える状況ではなかったが

霊歌「藍ちゃん急いで。おりゃあ!」
 霊歌はお払い棒をもって黒い狐の場所に飛び込んだ


つづく



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