東方狐著聞集

稜さん@なろう)

氷の妖精と狐

 妖怪の山から降りたラグナはふらふらと空に浮かんでいた。
「どこに行こうか」
 すると山の麓のほうに霧のかかった場所があるのに気づいた。
「あそこにいってみようか!」
 猛スピードで飛んでいった。

 ~霧のかかった場所~

「うわ、何も見えない」
 どうやらその場所は湖のよで妖怪の山から川が流れてきているようだ
「少し歩いてみるか」
 何とか地面にたどり着いたラグナはあたりを見回して湖の周りを歩き出した

 数分後 
 ある程度歩いたラグナは休憩しようと近くにあった木の下に腰を下ろした
するとそこに


?「あんた何者?」
 水色の服を着て氷の翼を持った少女が近づいてきた
「名を聞くならまずは自分からだろ?」
?「あたいはチルノ。最強の妖精よ!」
「私はラグナだ。よろしくチルノ」
 チルノと握手しようと手を差し出したが
チルノ「あ、あたいに触れるのはよしたほうが良いよ」
 と断られた

「どうして?」
チルノ「あたいに触ると怪我をするからだよ」
「(妖精っていえば少し頭が悪いって言ってたよな)チルノ」
チルノ「なにさラグナ?」
「この問題が解けたら握手はやめておこう。解けなかったら握手だ」
チルノ「いいよ、最強のあたいが何でもといてあげる!」
「1000から500引くその後10足す答えは?」
チルノ「五百十」
「これは簡単だな、次の問題だ」
チルノ「いいよ!」
「五百あるうち二百減ったさらに百九十減った答えは?」
チルノ「百十」
「正解だ、約束通り握手はなしだ」
チルノ「よかった」
 安心したようにチルノは微笑んだするとそこに妖精が現れた
妖精「チルノちゃんー」
チルノ「あ、大ちゃん」
 大ちゃんと呼ばれた妖精の少女はラグナを見ると怯えるようにチルノの後ろに回った

「怯えなくてもいいよ、私はラグナ君は?」
大妖精「わ、私は大妖精って言います!」
「よろしく大妖精」
大妖精「ひゃ、ひゃい」
チルノ「そろそろいこうか大ちゃん」
「また会おうチルノ、大妖精」
チルノ「そうだねラグナ」
大妖精「また会いましょう!」


つづく

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