東方狐著聞集

稜さん@なろう)

十二尾 狐姉妹旅に出る

 家族と紫と食事をしてから二日たったある日の夜、ラグナが二人を集めて話を始めた。


「お母様、雪夢、明日の朝に旅に戻ることにした」
「ほぅ、いきなりじゃのう」
「え……それじゃあ、お姉ちゃんとあんなことやこんなことが出来ないじゃない!」
「いや、ないから」
 この子は何を言っているんだ……まったく。理由を話していないから混乱しているだけだとは思うが……


 ~狐説明中~



「そういうことか、まぁ気をつけていくんじゃぞ。わらわは寝る」
「お姉ちゃん! 私も連れっていってよ!」
「え……でも、お母さん一人じゃ危ないし」

「わらわは大丈夫じゃよ。そろそろ、雪夢も独り立ち刺せようかと思っていたしのぅ」
「じゃあ、お姉ちゃんと一緒に旅に出てもいいの!?」
「行ってくるがよい」
「はぁ……わかった。一緒に行くか」
「やった! じゃあじゃあ、私、準備してくるね!」

 「二人ともはよう寝るんじゃぞ」
 
「「はーい」」


 ~次の日~

チュン チュンと小鳥の鳴く声が山から聞こえる。そしてもう一つ部屋の中から聞こえる足音……

「お姉ちゃん! 朝だよ!」
 「ん……もう、朝?」
 「そうだよ、お母様がご飯作って待ってるよ」
 「ふぁあ……行こうか」


 ~姉妹移動中~

 ラグナ達が食堂につくと白ご飯を食べる天狐が居た。 
天狐は二人に気づいたようで
「今日は遅かったのう、ラグナ」
 と言いながらご飯をおいてお茶を啜った。

「おはよう、お母様」
「お姉ちゃん! 私たちも食べようよ」
「そうだな。よし食べるか」

「「いただきます」」

 数分後……

「ご馳走様、美味しかった!」
「ご馳走様でした」
「二人はいつ出るのじゃ?」
 うーんいつ出ようか……

「お姉さまいつ出るの? 私はいつでもいいよ」 
「ならそろそろ出ようか」
「わかった!」
 ん? 食堂から飛び出してどこに行ったんだ? あぁ、荷物を取りにか

「ただいま! お姉ちゃん、準備できたよ!
「私は何もないけどね。よし、行くか」
「二人とも気をつけていくのじゃぞ」
「うん!お母さんも病気にならないようにね!」
「行ってきます」

「あぁ、行ってらっしゃい」

つづく

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