東方狐著聞集
狐が修行はじめました
俺は穴から落ちていく間自分の人生のようなものをひたすら見せられていた。ここは地獄か!
 だが、これは、あいつが神だと言っていたのを信じないといけないかもしれない。
でだ、今は無事に地面に立っているんだがおかしなことが二つある。
まず一つはなぜか女になっている、意味がわかんねえよ!
そして、二つ目は俺の目の前に巨大狐がいることだな。
 いつまでたっても動かないことに痺れを切らしたのか巨大狐が口を開いた。
「どうした?わが子よ、さっきからぶつぶつと」
キャーシャベッター……喋った!?
「無視か?」
やべえ、なんか怒ってる。ええーいここはとにかく
「貴方様はどなたでしょうか?」
「何を畏まっている。そなたの母じゃよ。天狐母様と呼ぶがよい」
「俺の親? はぁあ!?」
なぜかあの狐は俺の親らしい、名前が気になったが母親らしい。
「俺? そちは女子じゃろ? 俺ではなく、私じゃ言葉使いをなおせ」
「あ、はい。わかりました」
なんか驚いた顔で見られたけど、何で? 俺、私の敬語おかしいとこある?
「お前の名前をどうしようかのー」
天狐母様、母様が何か考えている間に後ろの泉で姿を確認したが。
なぜか狐耳幼女になっているし、んで金色の髪が肩にかかっている。それと目の色が赤が強くて蒼色が薄いような人間じゃ不可能な色だな。俺、人間じゃなくなったんだな。
「何をブツブツ言っておる。お前の名前は面倒だから狐でいいじゃろう」
「早速育児放棄!? 名前が狐って名前ですらねーじゃねーか!」
「おぉ、産まれてすぐに反抗期かや? しかし、親に向かってその口の利き方はいかんぞ。それに名前なら自分でつけるがよい」
 「あ、はい。でも狐はねえ……ですよ!」
「うるさい、えぇーい。この話はやめじゃ! 今から妖力と能力の確認をする」
え……?能力と妖力の確認? なにそれ、この世界怖い。
「お母さん、能力なんてもてないです」
「お、分かるのか?」
いや、わかんないけど。なんか、変なんだよなぁ。
どーなってんだろう。 うーん。話してみるか。
「わからないですがなんか頭の奥に変な霞がかかってます」
変な感じだ。確信をもって言えることは能力はあ……ないってことだけだ。
「まぁあ、妖力さえ使えたら何とかなるじゃろ」
うん、正直に言うもんだ。ただ、能力は使ってみたかったから残念だ。
「母様は能力があるのですか?」
「ワシか? ワシのの能力は幻覚と幻想を司る程度の能力じゃ」
意味が分からないな……でも、やばいことだけはわかる。
「そうなんですか。それで妖力の確認の仕方はどうやるんですか?」
「まず体の中にある妖力を探すんじゃ。なぁに、最初から人型で産まれたお前なら簡単じゃよ」
とりあえず探してみるか……これか? なんか血管とは別の管のようなものから禍々しい何かが流れているはわかったが……これか?
「たぶん、ありました」
「それを血管につなぐのじゃ」
「えい」
あ、妖力っぽい。
俺を中心に轟! と地面が吹き飛んだ。
え……?どういうこと? なにが起きた?
「すさまじい妖力じゃな」
「え?」
「今から制御できるように修行じゃ」
「え?」
そして地獄の修行が始まった
つづく
 だが、これは、あいつが神だと言っていたのを信じないといけないかもしれない。
でだ、今は無事に地面に立っているんだがおかしなことが二つある。
まず一つはなぜか女になっている、意味がわかんねえよ!
そして、二つ目は俺の目の前に巨大狐がいることだな。
 いつまでたっても動かないことに痺れを切らしたのか巨大狐が口を開いた。
「どうした?わが子よ、さっきからぶつぶつと」
キャーシャベッター……喋った!?
「無視か?」
やべえ、なんか怒ってる。ええーいここはとにかく
「貴方様はどなたでしょうか?」
「何を畏まっている。そなたの母じゃよ。天狐母様と呼ぶがよい」
「俺の親? はぁあ!?」
なぜかあの狐は俺の親らしい、名前が気になったが母親らしい。
「俺? そちは女子じゃろ? 俺ではなく、私じゃ言葉使いをなおせ」
「あ、はい。わかりました」
なんか驚いた顔で見られたけど、何で? 俺、私の敬語おかしいとこある?
「お前の名前をどうしようかのー」
天狐母様、母様が何か考えている間に後ろの泉で姿を確認したが。
なぜか狐耳幼女になっているし、んで金色の髪が肩にかかっている。それと目の色が赤が強くて蒼色が薄いような人間じゃ不可能な色だな。俺、人間じゃなくなったんだな。
「何をブツブツ言っておる。お前の名前は面倒だから狐でいいじゃろう」
「早速育児放棄!? 名前が狐って名前ですらねーじゃねーか!」
「おぉ、産まれてすぐに反抗期かや? しかし、親に向かってその口の利き方はいかんぞ。それに名前なら自分でつけるがよい」
 「あ、はい。でも狐はねえ……ですよ!」
「うるさい、えぇーい。この話はやめじゃ! 今から妖力と能力の確認をする」
え……?能力と妖力の確認? なにそれ、この世界怖い。
「お母さん、能力なんてもてないです」
「お、分かるのか?」
いや、わかんないけど。なんか、変なんだよなぁ。
どーなってんだろう。 うーん。話してみるか。
「わからないですがなんか頭の奥に変な霞がかかってます」
変な感じだ。確信をもって言えることは能力はあ……ないってことだけだ。
「まぁあ、妖力さえ使えたら何とかなるじゃろ」
うん、正直に言うもんだ。ただ、能力は使ってみたかったから残念だ。
「母様は能力があるのですか?」
「ワシか? ワシのの能力は幻覚と幻想を司る程度の能力じゃ」
意味が分からないな……でも、やばいことだけはわかる。
「そうなんですか。それで妖力の確認の仕方はどうやるんですか?」
「まず体の中にある妖力を探すんじゃ。なぁに、最初から人型で産まれたお前なら簡単じゃよ」
とりあえず探してみるか……これか? なんか血管とは別の管のようなものから禍々しい何かが流れているはわかったが……これか?
「たぶん、ありました」
「それを血管につなぐのじゃ」
「えい」
あ、妖力っぽい。
俺を中心に轟! と地面が吹き飛んだ。
え……?どういうこと? なにが起きた?
「すさまじい妖力じゃな」
「え?」
「今から制御できるように修行じゃ」
「え?」
そして地獄の修行が始まった
つづく
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