オレハ、スマホヲテニイレタ

舘伝斗

2-3 ユウシャハ、マオウトタイジスル

  俺は突然の事に頭が追い付かなかった。
  俺と同じく捕らわれていた女性を殺して、次は俺の番だというタイミングで悠斗ゆうとが現れた。
  俺は夢でも見ているのだろうか。
  いや、実は既に殺されたのかもしれない。
  そうだ。そうに違いない。

  俺はそう考えて悠斗ゆうとをただ呆っと見つめる。
  悠斗ゆうとが何か頻りに訴えているが俺の耳に音として届くだけで、言葉としての体をなさない。
  悠斗ゆうとは何か閃いたかのように足元に倒れる後藤の手からナイフを奪い近づいてくる。

「あ、あぁ。」

  俺の心の中の憎悪は、後藤が殴り倒された瞬間恐怖へと戻っていた。
  言葉になら無い声がほんのり明るい洞窟に反響する。
  その俺を気に止めることなく悠斗ゆうとはナイフを振り上げる。

 ざくっ、ぶちぶちっ

  耳に響くナイフが何かを引き裂く音。
  顔にじんわりと広がる暖かい液体の感触。
  悠斗ゆうとはナイフを刺しただけで満足せず、逆の手に持つ何かを詰め込んだ靴下を振りかぶる。

「さっさと戻ってこいっ!」

 ゴチンッ

「っっっっっ!?」

  悠斗ゆうとが軽く振り回した靴下は俺の頭に過去最痛の衝撃を与える。

「ほら、あきら。早く立ち上がって!一応警察も呼んでるけど逃げるよ!」

「あ、あぁ?でも手足が縛られてて。」

「そこからっ!?いいから、はいっ!立って!!」

  悠斗ゆうとの有無を言わせぬ迫力に俺は縛られている手足を・・・

「あれ?動く?」

「はぁー、なんで俺がさっきナイフを拾ったと思ってるんだよ。」

  悠斗ゆうとはそう言いつつ頭の痛そうな仕草をする。

「うっ。」

  そんな馬鹿なやり取りをしていると倒れた後藤がうめく。

「やばっ。あきら、取り敢えず動けるなら行くよ。警察が来る前に俺たちが殺されたらゲームオーバーなんだから。ほら、これで涙も拭いて。」

  差し出されたハンカチを受け取り顔を軽く拭う。
  俺が血だと思っていた暖かい液体は涙だったようだ。

「あ、待って。」

  俺は涙で濡れたハンカチをズボンのポケットに仕舞い、周りを良く見ずに・・・・・・・・足早に戻っていく悠斗ゆうとを追いかける。

  まだ倒れる後藤と、無数に散らばる数十人分の・・・・・人骨を残して。





  俺たちが洞窟から抜ける頃には空はすっかり赤く染まっており、高架には数台のパトカーが留まっていた。

「いたっ、おーい、子供たちは無事だ。入り口はあそこだ。抜け道も想定して二人は周囲の警戒。お前たち三人は突入。俺は子供たちに事情を聴いてくる。」

  洞窟から出てくる俺たちを確認すると警察はすぐに行動に移った。

「これで何とか助かったかな?」

  悠斗ゆうとの言葉に俺は何とも言えない虚無感に襲われる。

「犯人確保っ!奥に23体の人骨と女性の遺体を確認。」





  翌日、後藤逮捕の知らせは大きく報道された。
  後藤曰く、2年前、舞花まいかを殺してすぐにこの河川敷の洞窟に身を隠していたようだ。
  だがそのままだとすぐに入り口が見つかってしまうため夜中にカモフラージュ作業を決行。
  食事は、その場にあるもので・・・・・・・・・済ませていたらしい。

  俺は、いや、俺と悠斗ゆうとは犯人逮捕の後、とある家へと訪れていた。

 ピン、ポン

  古いアパートの一室。
  小学校の頃、よくこの近くの公園で遊んでいた。

 ガチャ

「・・・あきら、くんか?」

「お久しぶりです。おじさん。報告したいことがあるんですけど。」

「入っておいで。君も一緒に。」

  俺と悠斗ゆうとはその男性に案内され部屋へと入る。
  部屋の中は掃除をあまりしないのかコンビニの袋に詰めたゴミやお酒の缶が転がっていた。

「おじさん、あんまり散らかしっぱなしじゃ舞花まいかに怒られますよ?」

「そうだな。」

  おどけるように放つ俺の言葉は6畳の狭い空間に影を落とす。

あきらくんが来たということは舞花まいかに線香をあげにきたのか?まだ彼岸まで時間あるけど。」

「いや、今日はある報告に。おじさん最近テレビ見てないでしょ。」

  そう言うと、部屋の隅に置いてあるアナログテレビに目を向ける。
  良く見るとテレビはコンセントと接続されていなかった。

良いニュース・・・・・・は一つも報道されないからね。みんな舞花まいかの事も忘れてまた別の事件、それも忘れて次の事件へと関心が常に変化していく。
 いや、端から誰も舞花まいかの事件に興味を持っていなかったんだ。マスコミが報道したのは視聴率の、売上の為だ。
 すでに舞花まいかに線香をあげているのも父である俺とあきらくんだけになった。人の興味なんてそんなものさ。今ものうのうと犯人がどこかで生活していると思うと頭が狂いそうなほどの怒りが込み上げてくるっ!」

  舞花まいかの父は話が進むに連れて次第に声を荒げる。
  悠斗ゆうとは居心地の悪さにもう帰りたそうにしていた。

「おじさん、落ち着いて。おじさんに伝えなきゃいけないことがあるんだ。」

  ようやく本題に入るのかと悠斗ゆうとも姿勢を正す。
  舞花まいかの父は何の事だと首をかしげる。
  視線は俺より悠斗ゆうとに向いている。



  そこから俺が語ったのは後藤のこと。
  昨日俺が体験した事件、聞いた後藤の言葉。
  全て余さず伝える。
  中には言わない方がいいこともあったんじゃないかと思いもしたが舞花まいかのことを考えると、ここで父にも真実を伝えるべきだと判断する。
  話を聞き終えた舞花まいかの父は俯き嗚咽を漏らす。

  俺と悠斗ゆうと舞花まいかの父が落ち着くのを待つ。

「もう、後藤は逮捕されたんだな?」

「はい。」

「もう、俺は酒に溺れなくても良いんだな?」

「むしろ始めから溺れてほしくなかったです。」

「もう、舞花まいかの墓に手を合わせに、行けるんだな?」

「・・・はい。俺もいきます。」

「うっ、ぐすっ。悠斗ゆうとくん、あきらくんを助けてくれてありがとう。舞花まいかの無念を晴らしてくれて、ありがとう。」

  舞花まいかの父はそういうと何かを噛み締めるかのようにただ涙を流し続けた。





「ほんとにすまなかった。折角来てもらったのに何もおもてなし出来なかった。」

「いいですよ。おじさんも大変だったんだから。それにおじさんの気持ちも少しはわかるつもりですから。」

  俺はそういって舞花まいかの父に笑いかけると、舞花まいかの父も笑みを溢す。
  それはさっきまでのやつれた笑みではなく、心からの笑みであった。

悠斗ゆうとくん。あきらくんのこと、これからも助けてやってくれ。小学校の頃からそうだったんだが、こいつはしっかりしてるように見えて実は結構抜けてるところがある。」

「ははっ、まだ半年くらいの付き合いですけど理解してますよ。こいつは誰かが支えてやらなきゃ勝手に突っ走って、勝手に野垂れ死にます。」

「そうだな。2人とも、今日は本当にありがとう。これで今日から俺も漸く憎しみから、後悔から解放される。」

「・・・あの、おじさん。」

「いや、言わなくて良い。あきらくんのせいじゃない。」

  俺の雰囲気で舞花まいかが襲われた原因を作ったことを謝ろうとしたのに気が付いたのか舞花まいかの父は制止する。

あきらくんも、過去に囚われず今を見てみろ。良い友達がいるじゃないか。」

「・・・すいませんでした。」

  俺は最後に謝り、悠斗ゆうとと共にアパートを去る。
  これでもう俺も心の壁は必要ないだろう。
  明日から、学校でも小学校の頃のように笑えるだろう。



「そういえば悠斗ゆうと、昨日の靴下・・は何だ?」

「あぁ、あれ?ブラックジャックっていうお手軽凶器だよ。」

「おい待て。ってことはあれか?お前はボケッとした俺の目を覚ますために凶器で頭を殴ったっていうのか?」

「んー、まぁそういうことになるかな。でも軽くしたしそこまで痛くなかっただろ?」

「痛かったわ!もう、これまでの人生で一番痛かったわ!友達の頭をあんな凶器で殴るんじゃねぇよ!」

「はははっ。」

「おいっ、待て。笑ってごまかすな!」

  そう言って走り出した悠斗ゆうとを追いかける。
  これで俺も、心から笑えてるだろうか・・・










「よしっ、行くぞ!」

  アキラが過去の回想を終えると同時に、この集団を率いるネロから休憩終了の声がかかる。



  森の探索は順調だった。
  強いてあげるなら何時もより魔物が多い位の異常のみで、それ以外におかしなところはなかった。

  アキラは思いの外手応えがないことに首をかしげていた。

「勇者様、どうしたんですか?何か違和感でも?」

  アキラに話しかけるのは隊列で偶々近くになった兎人の兵士の一人。

「いや、そういう訳じゃないんですが、森の探索ってもっと大変だと思ってて。」

「魔王討伐に向かう道中とはいえ一々強力な魔物なんか出てきませんよ。魔王の中には配下とした魔物を強化する奴も居ますがエンペラーコングは他の魔物をエサとしか見てませんからね。まずこの任務中にいつも以上に強力な魔物は発生しません。それもあって新兵訓練に採用されてるくらいなんですから。」

  アキラは兵士の言葉に感心する。

「よく知ってますね。」

「へへっ、いやなに、情報収集は趣味みたいなものでしてね。」

「じゃあ第六騎士団所属ですか。」

「えぇ、こき使われてますよ。」


  ガロティス帝国には七つの騎士団がある。

 第一騎士団・・・英雄級、ネロ率いる対魔王部隊
 第二、三騎士団・・・対人戦闘部隊
 第四騎士団・・・英雄級、レゴール率いる国境防衛部隊
 第五騎士団・・・異能を集めた特殊部隊
 第六騎士団・・・英雄級、ナダク率いる諜報部隊
 第零騎士団・・・各騎士団の団長、副団長による皇帝の護衛部隊


  この魔王討伐訓練は新兵の戦闘経験を養うため、働きに関係なく各騎士団から新兵を集めている。

  そのためアキラの横、最前線近くに第六騎士団のこの兵士が居ることもある。

「無駄話はそこまでにしておけ。そろそろ縄張りに入る。気を引き締めろよ!」

  兵士と話しているとネロから叱責が飛ぶ。
  その言葉を聞き少し気が緩んでいた空気が引き締まる。

  周囲からは先程まで聞こえていた魔物たちの鳴き声はピタリと止んでいる。

「俺たちが全部倒したっていう訳じゃないよな?」

  誰かの呟きが木霊する。
  森の中に何十人もの兵士が居るとは思えない静けさが続く。

「何か聞こえないか?」

  一番始めに違和感に気づいたのはさっきまでアキラと喋っていた兎人の兵士。
  頭に生える兎の耳は飾りではないようで、聴力がずば抜けている。

「総員、四方を警戒。何時でも動ける準備を怠るな!」

  ネロの言葉にアキラは周囲を注意深く見渡し、この世界に来るときに得た恥ずかしい・・・・・能力を行使する。

  その名も魂の叫びギャグ・ソウル

「"遭難・・そうなん・・・・?"」

  名前はふざけているが効果の程は計り知れない。
  超広域索敵用・・・・・・の能力だ。
  能力によると敵対勢力は一。
  その位置は・・・

「ネロさん!南東方向にエンペラーコング!接触まで5秒!!」

  アキラの声を聞いた瞬間、新兵たちは立ち止まる。
  だがネロと付き添いの第一騎士団はその言葉で南東に注意を向ける。
  その対応の違いは流石と言わざるを得ない。

  アキラの言葉から一秒,,,,,二秒,,,,,三秒

  ここで漸く新兵たちも南東に意識を向ける。

  四秒,,,,,五秒,,,,,六秒,,,

  アキラの宣言した時間が経過してもエンペラーコングが現れるどころか物音ひとつしない。
  だが、アキラの能力は明らかに自分達と重なる位置に敵対勢力が居ることを示している。

「・・ふぅ、」

  新兵の誰かが力を抜こうとした瞬間、変化は訪れた。

「上っ、違う!下だっ!!飛べぇぇっ!」

  ネロの叫びに構えていた兵士は全て飛び上がる。
  ただ一人、力を抜く瞬間だった兵士を除いて。

 ボゴォォォンッ

「う、うわぁぁぁあ!」

  回避し損ねた兵士は、地面から突如生えてきた一本一本が人の胴体より太い六本の腕に捕まれる。

「離せっ!はな、が、ぐっ、」

 パキョッ

  兵士は抵抗虚しくエンペラーコングの腕により物言わぬ肉塊に成り下がる。

「エンペラーコング確認!属性は土!ここは森で奴の土俵、更に土の属性持ちだ。想定してなかったわけではないが、討伐難度は通常のAではなくSを想定しろ!」

「団長!我々だけでなく新兵もいます!討伐難度がSならば本来は第一騎士団総出で迎え撃つもの。逃げる方が賢明かと思います!」



 討伐難度
  所謂魔物の強さを表す指標・・である。

  F・・・スライム、ガブリン等の知能を持たない魔物。特に害はない。

  E・・・オーク、コボルト等の三大欲求を満たすために考えて行動できるが、実力が低い魔物。年間数件の被害が出る。

  D・・・ガブリンリーダー、トロール等の力も知能もそこそこある魔物。中には○○リーダーのように群れを率いる。定期的に国で討伐隊が組まれる。一般人からすると驚異となり得る。

  C・・・ラスターグリズリー、カンフーモンキー、ファンシーシープ等の国の兵士でも一騎討ちで勝つことが難しい魔物。中には理性的で他種族を襲わない魔物もいる。

  B・・・亜種や突然変異種、下位のドラゴン等の危険な魔物。発生すると国から討伐隊が出される。

  A・・・ドラゴンや神殿で出現を予測される魔王等の魔物。国が滅んだ例がいくつもあり、出現が確認されるとすぐに騎士団が派遣される。単騎でA級の魔物を狩ると英雄級と呼ばれる。

  S・・・神殿で予測されない魔王や、神殿で出現を予測された魔王の中でも、何年も逃げ延びて知識、力を蓄えた魔王、五星魔ペンタプル等。英雄級が所属する100人近い集団。若しくは勇者でないと返り討ちに合う。発生が確認されると最寄りの町は全滅を覚悟するほど。

  S~・・・伝承や過去の勇者の伝記等で出てくるを冠するもの。竜神や死神が有名。最近では数百年前、ユグドルという旅人が悪神マナシアを果ての大陸に封印したという話がある。



  この指標の内、目の前のエンペラーコングはAではなくS。
  本来ならば自分たち第一騎士団総出で立ち向かって漸く討伐できるレベル。
  ネロに異議を唱えた兵士は新兵を守りながら、数人で討伐できるとはとても思わなかった。

「では、第一騎士団諸君!新兵を率いて撤退だ!殿しんがりは私が勤める。いけっ!」

  ネロの言葉に即座に第一騎士団が動き出す。

  まず二人が新兵の先頭に立ち誘導し、残り全てで新兵の背後からの攻撃を防ぐ。
  細かく言わずともここまで連携がとれるのは彼らが第一騎士団所属だからだろう。

「俺も手伝います!」

「あ、おい。勇者様!」

  アキラは兎人の新兵の制止を振り切り、兵たちの波を逆走してネロの元へ行く。

「バカ野郎!新兵の中でも弱いお前が残ったところで何が出来るんだ!」

  そんなアキラの行為をネロが叱責するが、アキラはエンペラーコングと退治する姿勢を崩さない。

「それは俺が力を隠してたからです。ネロさん、貴方が二人いたら・・・・・あいつを倒せますか?」

  アキラの言葉にネロは恐怖でおかしくなったのではと心配になる。

「あぁ、俺と同じレベルのナダクやレゴールがいたら二人で勝てるだろうな。お前はそれだけの力を隠していたってか?」

「えぇ、多分。・・・ネロさん、いま幾ら・・持ってます?」

「あぁん?お前ふざけるなら後で・・・」

  そう言いかけたネロの瞳に映ったのはアキラの真剣な顔。

「・・・剣の鞘に常に1金貨張り付けてる。それがどうした。」



 1金貨。
  日本円にすると十万円。



  アキラは能力を使うには・・・・・・・心許ないが自分の持つこれまでの国からの援助金、4金貨と合わせると恐らく足りると踏む。

「ください!」

「はぁ!?お前本当に何言って、うぉっと!んだよ。」

「俺の持ってるだけでも良いんですが保険は多い方がいいんです!」

  勿論この会話中もエンペラーコングからの攻撃は止まない。
  ネロはエンペラーコングの攻撃をスウェーで避け、半身になって避け、剣で軌道を逸らしてと華麗に避ける。
  反してアキラは走り回り狙いを絞らせないようにし、範囲攻撃はエンペラーコングの足元に駆け込み使わせないと、華麗なのか泥臭いのかよく分からない行動をとっていた。

  そんなアキラを見てネロは頭の中で本当に目の前の男を信じて良いものかと疑心暗鬼になり、途中勇者ということを思いだし、勇者特有の能力のことを思い出す。

(そういえばアキラはさっきエンペラーコングの位置を正確に掴んでいた。
 地中に居たにも関わらず、だ。
 ならそれ以外の能力をこれから使おうとしているということか。
 訓練で見た限りアキラはお金に執着していなかった。
 なら俺に金貨を寄越せといっているのは能力の代償と考えられるか。)

「アキラ。お前を信じる。ほらっ、受けとれ!」

 キィンっ

  ネロが指で弾いた金貨は綺麗にアキラの手に収まる。

「よしっ、これで5金貨。ネロさん、これから俺は五分間あなたと同じ実力になります!その五分でけりをつけます!」

  そういってアキラは神にもらった恥ずかしい能力をもう一度発動する。
  先程と違い・・、一分十万円支払うことで他人の能力全て・・を借りる事が出来る能力。



お金マネーあげるから真似・・させて!」



  その瞬間、マナスに凍えるような一陣の風が吹き、エンペラーコングの目の前に5分間、倒れることの無い強大な双璧が現れる。














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 アキラの能力


 魂の叫びギャグ・ソウル

 自分の思い描いた能力を使用できる。
 ただし、能力名はダジャレである必要があり、代償は能力に見合ったものに自動的に決定される。
 基本的に代償として羞恥心が加算される。



 能力その1
 遭難しそうなん?

 自分を中心として半径数キロの敵対勢力を感知する。
 イメージ次第で様々な表示方法を選ぶ事が出来る。

 代償は羞恥心のみ。



 能力その2
 お金あげるから真似させて!

 支払った金額に比例した時間、相手の能力を全て使用できる。

 代償は羞恥心と相手の力量、能力に応じた金品。

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