高校生は蛇になる

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92話 戦闘狂ノ処理方法

「早く戦おうぜ」

 はー、嫌だなー。こいつ地味に強いし。

「異論は認めないぞ。そんじゃ、こっちから行くぜ。〔魔力よ、雷となりて天へと登れ《リバースサンダー》〕」

 俺の周りの地面が光ると、そこから雷が出て俺に襲い掛かって来る。

 だけどその程度だったら、

「何だとっ!?」

 銀の煙は突破出来ない。

「いいか?お前程度だったら俺には勝てない。この煙すら突破出来ないようじゃあ戦えもしない。分かったならそこをどけ」

「分かったけど、言っただろ?俺を倒して行けって」

 そういやそうだったな。

「ならそうさせてもらう。《デプスチェーン》」

 次の瞬間には、黒い鎖に全身を隙間なく縛られた、人の形をした何かが有った。

「安心しろ、一週間もすれば解ける」

 よし、気を取り直して行くか。

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