高校生は蛇になる

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62話 守護ノ過去 ダンジョンpart2

『最適化完了。ダンジョンを起動します』

 そんな声を聞きながら、私は目覚めた。

「む?」

 気が付くと喋れるようになっていた。
それだけではない。

『智識の転送を行います』

 頭の中に大量の智識が流れ込んできた。

「これは一体……」

『よろしくお願いします。ダンジョンマスター』

「ダンジョンマスター?そうか、私はダンジョンマスターになったのか」

 大量にある智識を整理すると、今の状況が理解出来た。

 私はダンジョンマスターになった。
この洞窟の全てが私のダンジョンだ。
ダンジョンマスターになることにより、言葉も理解出来るようになった。

 次に、さっきから聞こえる声はダンジョンサポーターと言って、ダンジョンの経営をサポートして貰えるそうだ。

 他にもたくさんの情報があるが、私が最も重要だと思ったことは、このダンジョンで生まれた生き物は、いくつかの例外はあるが、全て私の配下になることだ。

 配下を守ると言う私の目的とも合致する。

「どうすれば生き物を生み出せる?」

 私は、気が付くとダンジョンサポーターにそう問いかけていた。

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