桃太郎になっちゃた?
運命のスイーツチャンス!
 八問目の内容は?
 「では運命のスイーツチャンス!」 
 これはパネルの獲得数を二倍にするという結果を左右する重要な問題なのだ。
 「スイーツ好きで有名な前島侍でしたが一番好きなスイーツはなんだったでしょうか?」
 前島侍って誰だよ。よりによって解答者は世間知らずの猿吉。
 「赤チーム!」
 何で押してんだよ。仕方ない奇跡に賭けよう。
 「前島侍は私の祖母のライバルであったからなこの問題判ったぞ」
 「早く答えを」
 主催者も自慢気に語る猿吉に答案を促す。
 「それは妻の手作りケーキだ」
 そんな答案で合ってるわけがねぇ。
 「・・・・・・正解です」
 会場全体から、お~スゲー、とか、何者だあいつ、とか賞賛する歓声が耳に入った。
 青チームから非難の目が向けられた。
 そして答案者は俺に代わる。
 「では九問目もスイーツチャンス! まれにみられる雪ですがこの雪をベースとしたこの街で有名な」
 その時緑チームがボタンを押した。
 「雪解け水です」
「正解です早い」
 嘘だろ、ここで緑が。
 「何番にしましょう」
 「六と九で」
 一気に緑チームが五枚獲得し首位に出た。ヤバい。
 「では十問目ですこれがラストです。世界スイーツし賞で第一回に賞をとったスイーツは何か?」
 俺には不利だ。この世界の事なんて全く知識がないからだ。
 その時、また緑チームがボタンを押した。何!
 「シレル街のショートケーキです」
 「正解です」
 俺達は負けたのだ。
 そして決勝戦が終わりマキエリチームと再会したがあの約束についてどうするべきか?
 城内のロビーで集合していた。
 「どうするんですの志乃様」
 「どうするって言われてもな、パネルは同じ枚数だからな」
 そう俺達は引き分けたのだ。
 一番悔しそうなのは無論犬川であった。
 「早くしてくれ」
 一番億劫そうにしているのは猿吉。あちらのチームも腕を組んで考えているようだが。
「そうですわ志乃様がこちらに来ていただければ話は早いですわ」
 「あんたたちに志乃は渡しません!」
 大声で反対する犬川。その前に案を出せよ。
 「では何か案があると?」
 痛いところをつかれて戸惑い食い下がる犬川。
 「ならいっそのこと何も無しで」
 「それはないですわ」
 「プライドってもんがないの志乃には」
口調から二人の性格がわ判明してしまう。
 「どうしましょうね」
 今までよりさらに深く考え込むマキエリに対し頬杖をつき苛立っている犬川。
 その傍らでソファに支えられ猿吉は眠っていた。気持ち良さそうだ。
 「マキエリ様」
 裏で控えていたキジミエルがマキエリに提案し始めている。
 「えっ?いいんですか本当に」
 マキエリは目を大きく開いて驚愕している。
 「キジミエルがあなたたちに着いていくので今回はそれで終わりにしましょう
 「え? キジミエルさん?」
 顔を黒い布で覆っているため表情がわからない。
 「ということでキジミエル。志乃さんに何かあったら助けてあげてくださいね」
 「了解」
 キジミエルさんはマキエリに一礼してから俺に歩み寄ってきた。
 「これからお願いいたします」
 「おう」
 深々と頭を下げられると何を言うのが正解かわからなくなってしまう。
 マキエリ達は颯爽と別の場所に移動しはじめているのだが、なぜ俺たちにキジミエルさんを?
 「萌おきなさーい!」
 「えっ今起きましたけど」
 「行くわよ」
 少し怒りっぽく猿吉の腕をつかみ行ってしまう。
 「待ってくれよ犬川」
 俺はキジミエルさんと一緒に犬川を追いかける。
 「何ですか突然未知さん? 引っ張らないでください痛いです」
 なんか俺悪いことしたかな? 新しい仲間が増えただけだというのに。
 
 「では運命のスイーツチャンス!」 
 これはパネルの獲得数を二倍にするという結果を左右する重要な問題なのだ。
 「スイーツ好きで有名な前島侍でしたが一番好きなスイーツはなんだったでしょうか?」
 前島侍って誰だよ。よりによって解答者は世間知らずの猿吉。
 「赤チーム!」
 何で押してんだよ。仕方ない奇跡に賭けよう。
 「前島侍は私の祖母のライバルであったからなこの問題判ったぞ」
 「早く答えを」
 主催者も自慢気に語る猿吉に答案を促す。
 「それは妻の手作りケーキだ」
 そんな答案で合ってるわけがねぇ。
 「・・・・・・正解です」
 会場全体から、お~スゲー、とか、何者だあいつ、とか賞賛する歓声が耳に入った。
 青チームから非難の目が向けられた。
 そして答案者は俺に代わる。
 「では九問目もスイーツチャンス! まれにみられる雪ですがこの雪をベースとしたこの街で有名な」
 その時緑チームがボタンを押した。
 「雪解け水です」
「正解です早い」
 嘘だろ、ここで緑が。
 「何番にしましょう」
 「六と九で」
 一気に緑チームが五枚獲得し首位に出た。ヤバい。
 「では十問目ですこれがラストです。世界スイーツし賞で第一回に賞をとったスイーツは何か?」
 俺には不利だ。この世界の事なんて全く知識がないからだ。
 その時、また緑チームがボタンを押した。何!
 「シレル街のショートケーキです」
 「正解です」
 俺達は負けたのだ。
 そして決勝戦が終わりマキエリチームと再会したがあの約束についてどうするべきか?
 城内のロビーで集合していた。
 「どうするんですの志乃様」
 「どうするって言われてもな、パネルは同じ枚数だからな」
 そう俺達は引き分けたのだ。
 一番悔しそうなのは無論犬川であった。
 「早くしてくれ」
 一番億劫そうにしているのは猿吉。あちらのチームも腕を組んで考えているようだが。
「そうですわ志乃様がこちらに来ていただければ話は早いですわ」
 「あんたたちに志乃は渡しません!」
 大声で反対する犬川。その前に案を出せよ。
 「では何か案があると?」
 痛いところをつかれて戸惑い食い下がる犬川。
 「ならいっそのこと何も無しで」
 「それはないですわ」
 「プライドってもんがないの志乃には」
口調から二人の性格がわ判明してしまう。
 「どうしましょうね」
 今までよりさらに深く考え込むマキエリに対し頬杖をつき苛立っている犬川。
 その傍らでソファに支えられ猿吉は眠っていた。気持ち良さそうだ。
 「マキエリ様」
 裏で控えていたキジミエルがマキエリに提案し始めている。
 「えっ?いいんですか本当に」
 マキエリは目を大きく開いて驚愕している。
 「キジミエルがあなたたちに着いていくので今回はそれで終わりにしましょう
 「え? キジミエルさん?」
 顔を黒い布で覆っているため表情がわからない。
 「ということでキジミエル。志乃さんに何かあったら助けてあげてくださいね」
 「了解」
 キジミエルさんはマキエリに一礼してから俺に歩み寄ってきた。
 「これからお願いいたします」
 「おう」
 深々と頭を下げられると何を言うのが正解かわからなくなってしまう。
 マキエリ達は颯爽と別の場所に移動しはじめているのだが、なぜ俺たちにキジミエルさんを?
 「萌おきなさーい!」
 「えっ今起きましたけど」
 「行くわよ」
 少し怒りっぽく猿吉の腕をつかみ行ってしまう。
 「待ってくれよ犬川」
 俺はキジミエルさんと一緒に犬川を追いかける。
 「何ですか突然未知さん? 引っ張らないでください痛いです」
 なんか俺悪いことしたかな? 新しい仲間が増えただけだというのに。
 
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