桃太郎になっちゃた?
もう一人の転生者
 この集落の何が不安なのだろうか。
 協力するのは良いのだが。
 「私をこんなボロい小屋に寝かせるし、私以外全員おじいさんだしさ」
 確かにここまで来るまでにおじいさんしかいなかったような?
 「あと何かあるのよこの村」
 「何かって」
 「不穏な空気みたいな」
 彼女の言っていることはなんとなく分かる。
 彼女はまだ淡々と話し続ける。
 「だから一緒にここから逃げ出しましょう」
 「いいけど、何をやるんだ」
 「戦う準備だけはしといて」
 戦うのか。嫌だなぁ。
 「あとは食べ物が欲しいわね」
 きびだんごしか持ってないよ。
 「そういえばあなたってどこから来たの?」
 「転生してきました」
 言っても信じるわけないよな。
 「私もそうなのよ」
 あんたもかい。
 「何か突然目に吸い込まれて、次の瞬間この村に倒れてたの」
 「俺は桃の中に入ってたんだ」
 「私の名前は犬川 未知よろしくね」
 犬川は笑顔で名乗る、やめてくれかわいすぎるからほんとに。
 「じゃあ早速実行しますか」
 「分かった」
 俺たちは小屋を出た。そして集落の外に出ることができる道? を歩き始めた。
 「どうしたんだい出歩いて」
 「日光を浴びたくて」
 「中に入ってないと駄目だよ」
 このじじい、何で出ることすらいけねぇんだよ。
 「分かったわ、戻りましょ」
 犬川は俺の腕をつかんで少し怒り気味に歩き小屋に戻った。
 「実行するのは夜中しかないわ」
 「そうだね」
 犬川は下を向いたまま黙り込んだ。
 「俺の名前は鷲川 志乃」
 何を言っても口を利かなそうなので言わないほうが良いだろう。
 「夜になるまでしゃべろっか」
 だから笑顔でこっちを見るな。可愛すぎるからさ。
 そして俺たちは深夜までしゃべり続け、作戦実行のときが近づいた。
 「準備できた?」
 「準備って心の?」
 「イエス」
 なぜ英語?
 犬川は大きくうなずく。
 「レッツゴー!」
 「だから何で英語」
 声に出してしまった。
 「うるさい」
 犬川は頬を膨らます、それも可愛い。
 俺たちはまた外に出る道?を歩く。
 「またですか、いい加減にしてください」
 さっきのおじいさんだ。
 「戦うわよ」
 「え?」
 犬川はおじいさんに向かって突進。
 おじいさんは倒れた。
 「突っ立ってないで早くしなさい」
 犬川は俺の腕をまた掴んだ、そして走り出す。
 俺も犬川に着いていくとついに門にたどり着いた。
 しかし門には鍵がかかっていた。
 「そこまで出たいのならば条件付きでどうだ」
 「条件って?」
 「どっちか一人はこの集落に残る」
 「俺が残るから犬川は行ってろ」
 「何を言ってるのか、私は志乃と一緒に旅したい」
 「そうか、ならば力ずくで押し通すのみ」
 そう言うとおじいさんは懐から水晶を取り出した。
 嫌な予感が。
 「てりゃ!」
 犬川は相手が仕掛ける前に攻撃。水晶は地面に落ちて割れた。
 犬川のかかとおとしって怖い。
 「負けました」
 終わりかよ。水晶出しただけだよ。
 その後、無事門を開けてもらい集落を抜け出した。
 「これからよろしくね」
 「かかとおとしが怖い」
 俺は脳天にチョップされた。
 新しい旅が始まった。恐怖で仕方ないけど。
 「また怖いとか思ってたでしょ」
 「思ってないよ」
 これからどんなことが待っているのか。
 協力するのは良いのだが。
 「私をこんなボロい小屋に寝かせるし、私以外全員おじいさんだしさ」
 確かにここまで来るまでにおじいさんしかいなかったような?
 「あと何かあるのよこの村」
 「何かって」
 「不穏な空気みたいな」
 彼女の言っていることはなんとなく分かる。
 彼女はまだ淡々と話し続ける。
 「だから一緒にここから逃げ出しましょう」
 「いいけど、何をやるんだ」
 「戦う準備だけはしといて」
 戦うのか。嫌だなぁ。
 「あとは食べ物が欲しいわね」
 きびだんごしか持ってないよ。
 「そういえばあなたってどこから来たの?」
 「転生してきました」
 言っても信じるわけないよな。
 「私もそうなのよ」
 あんたもかい。
 「何か突然目に吸い込まれて、次の瞬間この村に倒れてたの」
 「俺は桃の中に入ってたんだ」
 「私の名前は犬川 未知よろしくね」
 犬川は笑顔で名乗る、やめてくれかわいすぎるからほんとに。
 「じゃあ早速実行しますか」
 「分かった」
 俺たちは小屋を出た。そして集落の外に出ることができる道? を歩き始めた。
 「どうしたんだい出歩いて」
 「日光を浴びたくて」
 「中に入ってないと駄目だよ」
 このじじい、何で出ることすらいけねぇんだよ。
 「分かったわ、戻りましょ」
 犬川は俺の腕をつかんで少し怒り気味に歩き小屋に戻った。
 「実行するのは夜中しかないわ」
 「そうだね」
 犬川は下を向いたまま黙り込んだ。
 「俺の名前は鷲川 志乃」
 何を言っても口を利かなそうなので言わないほうが良いだろう。
 「夜になるまでしゃべろっか」
 だから笑顔でこっちを見るな。可愛すぎるからさ。
 そして俺たちは深夜までしゃべり続け、作戦実行のときが近づいた。
 「準備できた?」
 「準備って心の?」
 「イエス」
 なぜ英語?
 犬川は大きくうなずく。
 「レッツゴー!」
 「だから何で英語」
 声に出してしまった。
 「うるさい」
 犬川は頬を膨らます、それも可愛い。
 俺たちはまた外に出る道?を歩く。
 「またですか、いい加減にしてください」
 さっきのおじいさんだ。
 「戦うわよ」
 「え?」
 犬川はおじいさんに向かって突進。
 おじいさんは倒れた。
 「突っ立ってないで早くしなさい」
 犬川は俺の腕をまた掴んだ、そして走り出す。
 俺も犬川に着いていくとついに門にたどり着いた。
 しかし門には鍵がかかっていた。
 「そこまで出たいのならば条件付きでどうだ」
 「条件って?」
 「どっちか一人はこの集落に残る」
 「俺が残るから犬川は行ってろ」
 「何を言ってるのか、私は志乃と一緒に旅したい」
 「そうか、ならば力ずくで押し通すのみ」
 そう言うとおじいさんは懐から水晶を取り出した。
 嫌な予感が。
 「てりゃ!」
 犬川は相手が仕掛ける前に攻撃。水晶は地面に落ちて割れた。
 犬川のかかとおとしって怖い。
 「負けました」
 終わりかよ。水晶出しただけだよ。
 その後、無事門を開けてもらい集落を抜け出した。
 「これからよろしくね」
 「かかとおとしが怖い」
 俺は脳天にチョップされた。
 新しい旅が始まった。恐怖で仕方ないけど。
 「また怖いとか思ってたでしょ」
 「思ってないよ」
 これからどんなことが待っているのか。
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