どうやら魔王は俺と結婚したいらしい
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天気は晴れ晴れしているのに気分は最悪だ……参加したくも無い事に参加させられたからだ。
「はい、皆様集まりましたね? これからビーチバレーをします!」
取り仕切るのは皆水着姿なのに1人メイド服姿のヴァーム、皆を集めてやる気を出させている、そんな挨拶が終わって皆は拍手する……だが乗り気で無い様子、なのに皆水着着用の上参加させられた。
当たり前だ……罰ゲーム付きのビーチバレーなんてやりたくない。
と、ここで思った……何でロア達はビーチバレーと言うスポーツを知っている? 誰かから聞いたのか? そう思ってラキュに聞いてみた、そしたら直ぐに分かった。
・ロアが暇じゃと言い出す。
・アヤネがビーチバレーと言うのがあるよ? と言う。
・それに食い付くロア
・そこにヴァームが加わって水着コンテストの話になった。
アヤネめ、余計な事言ってくれたな……と恨んでも仕方ない、こうなってしまったらもう止められないんだ。
「これからビーチバレーをするのですが、負けた方は私主催の水着コンテストに出て貰います……何で負けた方なのかは不服ですが」
若干不機嫌なヴァーム、そう言えば最近はそんな感じだ、何かあったのか?
「くっ……なんでわしまでやらないと駄目なんだ」
ぶつぶつと文句を言いながら頭をコリコリかく鬼騎、それ……俺とラキュが一番言いたい台詞だ。
「……はい! では早速チームを紹介します」
パンッーー
と手を叩きにこやかに話すヴァーム、そしてチームが発表されていく。
「……予想はしてたが、ラキュとなんだな」
「そうだね、予想出来たね」
チーム発表が終わってチームを組んだ。
俺のチームにはラキュがいる、どうやら1チームにつき2人だそうだ……で、俺とラキュはこのチーム分けはヴァームの陰謀が隠れていて不満だ、確実に俺達を負かして水着コンテストに出させる気だろう……俺とラキュは顔を見合わせて互いにため息をつく。
「きぃ君一緒に頑張るですよ! 水着コンテストなんてやですからっ!」
「そっそうででで……ござざいますねますね」
その隣でテンション高めのパレオ姿のメェと緊張しまくりの海パンを履いた鬼騎、メェは水着コンテストをやりたくない意思からやる気に溢れている。
鬼騎は水着コンテストの事は頭になく、ただメェと一緒に何かを出来るのが嬉し過ぎて緊張しまくっていると言う感じか……身長もそうだが、この2人はデコボココンビだと思うのは俺だけか?
「くふふふふ……全てはシルクの萌える姿の為に!」
「ここは一時休戦……協力する」
次にこのチームだ、ロアとアヤネ……2人は手を取り合ったあと妖しく笑い俺を見つめててくる。
正直に言おう、最悪のチームだ! さっきから俺を熱い目で見てくるし邪な考えが丸分かりだし……なんか妙に息があっているチーム、言うまでもなく警戒すべきチームだ。
「ふふふ、頑張りましょうねリヴァイ」
「わぁってるよ」
3つめのチームはリヴァイ&ヴァーム、このチームも警戒すべきチーム……ヴァームは微笑んでリヴァイを見るが、本人は恥ずかしいのかそっぽを向いている。
このチームはどのチームよりも本気で俺とラキュのチームを負かしに来るだろう……くっ、どのチームも厄介すぎる!
「はっはっはっ! 1人だが俺は勝ちに行く、ふっ……その心意気、我ながら実にクールじゃないか」
そして最後のチーム……このチームだけ1人だけ。
キランッーー
と言う効果音が出そうな程爽やかにウインクするヘッグ……何度も見ているのでもうイラッとする事はないが……なんか鼻についてしまう。
で、何でヘッグのチームだけは1人なんだ? と思うだろう……理由は簡単だ。
ラムがまた蒸発したからだ……砂浜に足を踏み入れた瞬間、ジュンッーーと、な。
自分1人だけで落ち込むキャラでは無いヘッグは「はっはっはっ!」と爽快に笑って格好良いポーズを決める。
改めてこうしてチームを見ていると、「個性溢れるチームだな」と思ってしまう。
因みにノースは不参加との事……理由は雪だるまだからボールに触れないだろうだ、暑苦しくその事を話したので「あぁ、なるほどな……」とクールに思った。
「では簡単にルール説明をしましょうか」
と染々思っていた時だ。
ヴァームが、パンッ! と手を叩く、そうだ……俺、ビーチバレーのルールなんて知らないぞ? バレーボールと同じで良いのか?
「ルールはアヤネさんから聞きました……ですがちょっと分からなかったので私なりに簡単にまとめた簡略化ルールですが説明しますね?」
アヤネ……どんなルール説明したんだ? あっいや……ちょっと想像できた、きっと「ボールを相手のコートにドォォンッてやってバシィンッってなった方が勝ち」と言う風な説明に違いない。
そう思ってアヤネを横目に見ながら説明を聞いた、ルールは次の通りになった。
・ボールを砂浜に落としたら相手の得点
・1set10点勝負
・試合はトーナメント式
・最下位2チームが水着コンテストに出場
との事、えらくざっくりしたルールだ。
きっと公式ルールでは無いんだろう……だが簡単で安心した。
「ではルールも伝えましたし……さっそく始めましょう」
うふふふっ、と笑った後ついにビーチバレー大会が始まった。
「なぁラキュ……」
「なに?」
不安な俺はラキュに話し掛ける、そして目を見開いてこう言った。
「勝てる見込みが全く無い!」
「諦めないでよ!」
そんな悲痛な声が綺麗なビーチに木霊し負けられない戦いが今開幕した。
「はい、皆様集まりましたね? これからビーチバレーをします!」
取り仕切るのは皆水着姿なのに1人メイド服姿のヴァーム、皆を集めてやる気を出させている、そんな挨拶が終わって皆は拍手する……だが乗り気で無い様子、なのに皆水着着用の上参加させられた。
当たり前だ……罰ゲーム付きのビーチバレーなんてやりたくない。
と、ここで思った……何でロア達はビーチバレーと言うスポーツを知っている? 誰かから聞いたのか? そう思ってラキュに聞いてみた、そしたら直ぐに分かった。
・ロアが暇じゃと言い出す。
・アヤネがビーチバレーと言うのがあるよ? と言う。
・それに食い付くロア
・そこにヴァームが加わって水着コンテストの話になった。
アヤネめ、余計な事言ってくれたな……と恨んでも仕方ない、こうなってしまったらもう止められないんだ。
「これからビーチバレーをするのですが、負けた方は私主催の水着コンテストに出て貰います……何で負けた方なのかは不服ですが」
若干不機嫌なヴァーム、そう言えば最近はそんな感じだ、何かあったのか?
「くっ……なんでわしまでやらないと駄目なんだ」
ぶつぶつと文句を言いながら頭をコリコリかく鬼騎、それ……俺とラキュが一番言いたい台詞だ。
「……はい! では早速チームを紹介します」
パンッーー
と手を叩きにこやかに話すヴァーム、そしてチームが発表されていく。
「……予想はしてたが、ラキュとなんだな」
「そうだね、予想出来たね」
チーム発表が終わってチームを組んだ。
俺のチームにはラキュがいる、どうやら1チームにつき2人だそうだ……で、俺とラキュはこのチーム分けはヴァームの陰謀が隠れていて不満だ、確実に俺達を負かして水着コンテストに出させる気だろう……俺とラキュは顔を見合わせて互いにため息をつく。
「きぃ君一緒に頑張るですよ! 水着コンテストなんてやですからっ!」
「そっそうででで……ござざいますねますね」
その隣でテンション高めのパレオ姿のメェと緊張しまくりの海パンを履いた鬼騎、メェは水着コンテストをやりたくない意思からやる気に溢れている。
鬼騎は水着コンテストの事は頭になく、ただメェと一緒に何かを出来るのが嬉し過ぎて緊張しまくっていると言う感じか……身長もそうだが、この2人はデコボココンビだと思うのは俺だけか?
「くふふふふ……全てはシルクの萌える姿の為に!」
「ここは一時休戦……協力する」
次にこのチームだ、ロアとアヤネ……2人は手を取り合ったあと妖しく笑い俺を見つめててくる。
正直に言おう、最悪のチームだ! さっきから俺を熱い目で見てくるし邪な考えが丸分かりだし……なんか妙に息があっているチーム、言うまでもなく警戒すべきチームだ。
「ふふふ、頑張りましょうねリヴァイ」
「わぁってるよ」
3つめのチームはリヴァイ&ヴァーム、このチームも警戒すべきチーム……ヴァームは微笑んでリヴァイを見るが、本人は恥ずかしいのかそっぽを向いている。
このチームはどのチームよりも本気で俺とラキュのチームを負かしに来るだろう……くっ、どのチームも厄介すぎる!
「はっはっはっ! 1人だが俺は勝ちに行く、ふっ……その心意気、我ながら実にクールじゃないか」
そして最後のチーム……このチームだけ1人だけ。
キランッーー
と言う効果音が出そうな程爽やかにウインクするヘッグ……何度も見ているのでもうイラッとする事はないが……なんか鼻についてしまう。
で、何でヘッグのチームだけは1人なんだ? と思うだろう……理由は簡単だ。
ラムがまた蒸発したからだ……砂浜に足を踏み入れた瞬間、ジュンッーーと、な。
自分1人だけで落ち込むキャラでは無いヘッグは「はっはっはっ!」と爽快に笑って格好良いポーズを決める。
改めてこうしてチームを見ていると、「個性溢れるチームだな」と思ってしまう。
因みにノースは不参加との事……理由は雪だるまだからボールに触れないだろうだ、暑苦しくその事を話したので「あぁ、なるほどな……」とクールに思った。
「では簡単にルール説明をしましょうか」
と染々思っていた時だ。
ヴァームが、パンッ! と手を叩く、そうだ……俺、ビーチバレーのルールなんて知らないぞ? バレーボールと同じで良いのか?
「ルールはアヤネさんから聞きました……ですがちょっと分からなかったので私なりに簡単にまとめた簡略化ルールですが説明しますね?」
アヤネ……どんなルール説明したんだ? あっいや……ちょっと想像できた、きっと「ボールを相手のコートにドォォンッてやってバシィンッってなった方が勝ち」と言う風な説明に違いない。
そう思ってアヤネを横目に見ながら説明を聞いた、ルールは次の通りになった。
・ボールを砂浜に落としたら相手の得点
・1set10点勝負
・試合はトーナメント式
・最下位2チームが水着コンテストに出場
との事、えらくざっくりしたルールだ。
きっと公式ルールでは無いんだろう……だが簡単で安心した。
「ではルールも伝えましたし……さっそく始めましょう」
うふふふっ、と笑った後ついにビーチバレー大会が始まった。
「なぁラキュ……」
「なに?」
不安な俺はラキュに話し掛ける、そして目を見開いてこう言った。
「勝てる見込みが全く無い!」
「諦めないでよ!」
そんな悲痛な声が綺麗なビーチに木霊し負けられない戦いが今開幕した。
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