どうやら魔王は俺と結婚したいらしい
136
俺が着替え終わった後、俺とラキュは海の家の入り口付近で立って待っていた、「暑いから飲みやがれ」と言われてリヴァイから受け取ったレモンジュース……甘酸っぱくて美味しい。
「皆遅いね……」
「あぁ、女の着替えは遅いって言うが……男も遅いんだな」
俺とラキュは皆が出てくるのを待っていた、所謂着替え待ちと言う奴だ。
「なぁ、このまま逃げるのってどう思う?」
「それは良い案じゃないね……戻った瞬間、魔物達に囲まれて終わりだよ」
「だよな……」と俺が言った後、燦々(さんさん)と輝く太陽に向かって大きくため息を吐く。
「ねぇシルク君」
「なんだ?」
突然、真剣な表情になってレモンジュースを飲みながら話してくるラキュ、この時「トマトジュース以外も飲むんだな」と思ったのは秘密だ。
「姉上のスキンシップ、ここでは過激になると思うけど……ちゃんと受け入れてくれるの?」
まぁそうだろうな、この場ではより過激に……ん? このラキュの言い方、何か引っ掛かる。
「……もしかしてロアに何か聞いたのか?」
ラキュの言い回しが気になった、なので聞いてみた、そしたら頷いた「逃げも隠れもしないちゃんと受け入れる」ロアにそう言ったんだから弟であるラキュにも伝わってしまったんだろう。
「がんばりなよ」
「がんばるよ、無理な時は無理って言うけど……極力我慢する」
それを言ったらラキュは苦笑した、全く他人事だと思って……と、そんな話をしていた時だった。
「んまったせたね!」
ヘッグが出て来た、登場する時も格好いいポーズは忘れない、と言うかお前……食べてる時もブーメランパンツのままだったよな? 他に何か準備する必要があるのか? そう思ってよく見たら……全体的にテカテカしてた……オイル塗ったんだな。
「イケメンは肌にも気を使うのさっ!」
太陽を受け止める様に腕を広げて日差しを浴びるヘッグ、俺とラキュはそっと視線を反らした。
「悪い、またしちまったな」
次に出て来たのは鬼騎だった、漢らしさ溢れる波が描かれたトランクスタイプの海パン……お尻の部分には筆で"大漁"と達筆で書かれている、良かった、鬼騎は普通の水着でオイルはつけて無かった。
「ん? どうかしたか?」
「いっいや……なんでもない」
誤魔化す俺に不振に思う鬼騎だったが「先に泳いでくる」と言って海へ掛けていった。
「後は女性陣だね……」
「そうだな」
正直言えば興味が無い……と言うのは嘘で覆いにある! だって俺は男だ、そう言うのに興味を持っても可笑しくないだろ?
「ようやく着替えられたのじゃ!」
「これでシルクを悩殺する」
「あっあぅぅ……」
それぞれの声が聞こえる、メェは恥ずかしいのか声を抑えているな、これも正直に言おうか……可愛い。
「シルク、待たせたのぅ!」
まず女性陣最初の1人はロア、俺の目の前に立ち仁王立ち、黒のグラマーなビキニ、綺麗な褐色肌に黒のビキニ……くっ、エロい……エロすぎて直視出来ない。
だって、あのたわわに実った胸と、スマートな括れ、そしてお尻……どこをとってもエロいのだ、そして括った紫色の長髪……ポニーテールのロアを見るのは初めてだ。
「シルクとお揃いじゃな」
「そっそうだな」
視線を反らしながら応える俺に寄ってくるロア、それを突き飛ばして次の人が現れた。
因みにロアは「ぎゃべ!」と言って熱い砂浜に倒れた、そしたら「あっちゃぁ!」と言って騒いだ……大丈夫か? まぁ、ロアなら大丈夫だろう。
「どう、シルク」
「あっあぁ……良いと思う」
「似合ってると思うよ」
くるんっと回って自分の水着姿を見せてくれる、スマートな身体に白のビキニ……ラキュの言う通り、物凄く似合っていてこちらも直視出来ない。
「シルク、こっち見て」
「わっと……見るっ、見るから離せ!」
視線を反らしたら、がっ! と顔を持たれて見せ付けて来た、なのでしっかり見てやる、くっ……ほんっと似合ってるな。
「ふふ、シルク顔紅い」
「うるさい……」
アヤネの手を払ってまたそっぽを向いた、するとロアがやって来て俺にタックルを仕掛けてくる……が、それをアヤネがインターセプト!
「おいアヤネ! 何故邪魔をする! そこを退け!」
「シルクとイチャついて良いのは……私だけ!」
互いの手を握り合い押し相撲の形になる、あぁ……また始まった、止める気力も無いのでほうっておこう。
「おっまたせしましたわぁぁ」
ハイテンションでラムが出て来た、液体なのにきちんと水着を着ている、本当に器用な奴だなぁ……そう思って見ているとラムが日差しに当たった、その瞬間だった。
「この水着でロア様を欲情させ……あぁぁんっ!!」
ジュンーーー
喘ぎ……もとい大声を上げて音をたてて蒸発した、これはあれか? 出落ちと言う奴か? まぁ……どうでも良いか。
その時だ、ポトッーーとV字の水着が砂浜に落ちる、これはラムが着けていた水着だろう……ロアより遥かに過激な水着だ、あのまま蒸発してくれて助かったのかも知れない、と言うかラムは無事だよな? また戻ってくるよな? まぁ、無事だと信じよう。
「あれ? そう言えば後2人は?」
「言われてみれば直ぐに出て来そうな奴が出て来ないな」
そう言えばまだ来てない奴がいる、あの2人はこう言う事になると「これが私の水着です」とか「さぁ遊ぶですよぉ」とか言ってさっさと出て来そうだが……偉く時間が掛かっているな。
「ほらメェ、皆さんお待ちですよ?」
「やっやですよぉっ、メェの持ってきた水着の方が良いですぅ」
「こちらの方が似合ってますよ」
ん? 声が聞こえる、室内で揉めてるらしい。
「いやっ、似合ってないですよぉ! ただただ恥ずかしいだけです!」
「あらあら……恥ずかしがる必要なんて無いんですよ? えいっ!」
「わわっ!」
ドンッーー
と、ヴァームに押されて入り口からメェが飛び出て来た、その瞬間俺とラキュ、アヤネ、ロア、ヘッグ、遠くにいた鬼騎がメェの水着に注目した。
「みっみっ……みみっ、見ないでですよぉ!」
「ふふふ、逃がしませんよ」
がしっと身体を掴まれ退路を絶たれるメェ、そんなメェは今、不思議な水着を着ていた、紺色で水の抵抗が良さそうな全体を包み込んだ様な水着……メェの胸の大きさが際立たせる肌にピチッと合わさり、その胸の白い布の所には平仮名で"めぇ"と書かれている。
足を内股にさせ恥ずかしがるメェ……まっ股がままっ股のVの所が物凄くエロい、じゃなくてえらい事になっている。
「こっこれ……は」
ガクガクと震えた声が出てしまった。
「……これ、今日一番でエロ水着じゃない?」
苦笑して視線を反らすラキュ。
「きょっ強敵は以外な所にいたのじゃ!」
「まっ負けた……メェちゃんのが魅力的」
がくりと落ち込むロアとアヤネ。
「はっはっはぉ……これは実にエロティクじゃないか!」
謎の格好いいポーズをとり叫びを上げるヘッグ、そして最後に……遠くで大量に鼻から血を吹き出し倒れる鬼騎、海に流されそうだが大丈夫か?
「皆さん驚かれているようですね? 実はメェの着ている水着はリヴァイが異世界文献と言う本から仕入れた知識で生成した"スク水"と言う水の抵抗が軽減され身体のラインが際立つ素晴らしい水着です」
「いや、説明しても分からないんだが?」
まるで自分の事の様に胸を張るヴァーム、そんな彼女は……水着は着用していなかった、いつもの白黒メイド服だ。
「うぅぅ、メェは……メェはもう着替えたいですよぉ!」
恥じらいで顔が紅くなり、涙ぐむメェ、ヴァームはメェのふわふわした髪の毛を撫でてあげる。
「そんな事言わないで下さい、さっ海で遊びましょう」
「いやぁですぅぅ!!」
そんな叫びなどお構い無し、ヴァームはメェを引きずって海へと連れて行った、標的は俺とラキュ以外にもいたんだな……メェよ、俺は同情するぞ……辛いよな? 泣いても良いんだぞ? と心の奥底で思う俺。
「なぁ、ラキュ……」
「なに?」
「取り敢えず、俺達も行くか?」
それに対してラキュは「うん、行こうか」と微笑んで応える、と言う訳でようやく俺達は本格的に海で遊ぶ事になった、と言うか水着だけであんな事が起きるなんて全く想像できなかった、海で遊び終わったらまた何かありそうだな、気が重くなるな……。
「皆遅いね……」
「あぁ、女の着替えは遅いって言うが……男も遅いんだな」
俺とラキュは皆が出てくるのを待っていた、所謂着替え待ちと言う奴だ。
「なぁ、このまま逃げるのってどう思う?」
「それは良い案じゃないね……戻った瞬間、魔物達に囲まれて終わりだよ」
「だよな……」と俺が言った後、燦々(さんさん)と輝く太陽に向かって大きくため息を吐く。
「ねぇシルク君」
「なんだ?」
突然、真剣な表情になってレモンジュースを飲みながら話してくるラキュ、この時「トマトジュース以外も飲むんだな」と思ったのは秘密だ。
「姉上のスキンシップ、ここでは過激になると思うけど……ちゃんと受け入れてくれるの?」
まぁそうだろうな、この場ではより過激に……ん? このラキュの言い方、何か引っ掛かる。
「……もしかしてロアに何か聞いたのか?」
ラキュの言い回しが気になった、なので聞いてみた、そしたら頷いた「逃げも隠れもしないちゃんと受け入れる」ロアにそう言ったんだから弟であるラキュにも伝わってしまったんだろう。
「がんばりなよ」
「がんばるよ、無理な時は無理って言うけど……極力我慢する」
それを言ったらラキュは苦笑した、全く他人事だと思って……と、そんな話をしていた時だった。
「んまったせたね!」
ヘッグが出て来た、登場する時も格好いいポーズは忘れない、と言うかお前……食べてる時もブーメランパンツのままだったよな? 他に何か準備する必要があるのか? そう思ってよく見たら……全体的にテカテカしてた……オイル塗ったんだな。
「イケメンは肌にも気を使うのさっ!」
太陽を受け止める様に腕を広げて日差しを浴びるヘッグ、俺とラキュはそっと視線を反らした。
「悪い、またしちまったな」
次に出て来たのは鬼騎だった、漢らしさ溢れる波が描かれたトランクスタイプの海パン……お尻の部分には筆で"大漁"と達筆で書かれている、良かった、鬼騎は普通の水着でオイルはつけて無かった。
「ん? どうかしたか?」
「いっいや……なんでもない」
誤魔化す俺に不振に思う鬼騎だったが「先に泳いでくる」と言って海へ掛けていった。
「後は女性陣だね……」
「そうだな」
正直言えば興味が無い……と言うのは嘘で覆いにある! だって俺は男だ、そう言うのに興味を持っても可笑しくないだろ?
「ようやく着替えられたのじゃ!」
「これでシルクを悩殺する」
「あっあぅぅ……」
それぞれの声が聞こえる、メェは恥ずかしいのか声を抑えているな、これも正直に言おうか……可愛い。
「シルク、待たせたのぅ!」
まず女性陣最初の1人はロア、俺の目の前に立ち仁王立ち、黒のグラマーなビキニ、綺麗な褐色肌に黒のビキニ……くっ、エロい……エロすぎて直視出来ない。
だって、あのたわわに実った胸と、スマートな括れ、そしてお尻……どこをとってもエロいのだ、そして括った紫色の長髪……ポニーテールのロアを見るのは初めてだ。
「シルクとお揃いじゃな」
「そっそうだな」
視線を反らしながら応える俺に寄ってくるロア、それを突き飛ばして次の人が現れた。
因みにロアは「ぎゃべ!」と言って熱い砂浜に倒れた、そしたら「あっちゃぁ!」と言って騒いだ……大丈夫か? まぁ、ロアなら大丈夫だろう。
「どう、シルク」
「あっあぁ……良いと思う」
「似合ってると思うよ」
くるんっと回って自分の水着姿を見せてくれる、スマートな身体に白のビキニ……ラキュの言う通り、物凄く似合っていてこちらも直視出来ない。
「シルク、こっち見て」
「わっと……見るっ、見るから離せ!」
視線を反らしたら、がっ! と顔を持たれて見せ付けて来た、なのでしっかり見てやる、くっ……ほんっと似合ってるな。
「ふふ、シルク顔紅い」
「うるさい……」
アヤネの手を払ってまたそっぽを向いた、するとロアがやって来て俺にタックルを仕掛けてくる……が、それをアヤネがインターセプト!
「おいアヤネ! 何故邪魔をする! そこを退け!」
「シルクとイチャついて良いのは……私だけ!」
互いの手を握り合い押し相撲の形になる、あぁ……また始まった、止める気力も無いのでほうっておこう。
「おっまたせしましたわぁぁ」
ハイテンションでラムが出て来た、液体なのにきちんと水着を着ている、本当に器用な奴だなぁ……そう思って見ているとラムが日差しに当たった、その瞬間だった。
「この水着でロア様を欲情させ……あぁぁんっ!!」
ジュンーーー
喘ぎ……もとい大声を上げて音をたてて蒸発した、これはあれか? 出落ちと言う奴か? まぁ……どうでも良いか。
その時だ、ポトッーーとV字の水着が砂浜に落ちる、これはラムが着けていた水着だろう……ロアより遥かに過激な水着だ、あのまま蒸発してくれて助かったのかも知れない、と言うかラムは無事だよな? また戻ってくるよな? まぁ、無事だと信じよう。
「あれ? そう言えば後2人は?」
「言われてみれば直ぐに出て来そうな奴が出て来ないな」
そう言えばまだ来てない奴がいる、あの2人はこう言う事になると「これが私の水着です」とか「さぁ遊ぶですよぉ」とか言ってさっさと出て来そうだが……偉く時間が掛かっているな。
「ほらメェ、皆さんお待ちですよ?」
「やっやですよぉっ、メェの持ってきた水着の方が良いですぅ」
「こちらの方が似合ってますよ」
ん? 声が聞こえる、室内で揉めてるらしい。
「いやっ、似合ってないですよぉ! ただただ恥ずかしいだけです!」
「あらあら……恥ずかしがる必要なんて無いんですよ? えいっ!」
「わわっ!」
ドンッーー
と、ヴァームに押されて入り口からメェが飛び出て来た、その瞬間俺とラキュ、アヤネ、ロア、ヘッグ、遠くにいた鬼騎がメェの水着に注目した。
「みっみっ……みみっ、見ないでですよぉ!」
「ふふふ、逃がしませんよ」
がしっと身体を掴まれ退路を絶たれるメェ、そんなメェは今、不思議な水着を着ていた、紺色で水の抵抗が良さそうな全体を包み込んだ様な水着……メェの胸の大きさが際立たせる肌にピチッと合わさり、その胸の白い布の所には平仮名で"めぇ"と書かれている。
足を内股にさせ恥ずかしがるメェ……まっ股がままっ股のVの所が物凄くエロい、じゃなくてえらい事になっている。
「こっこれ……は」
ガクガクと震えた声が出てしまった。
「……これ、今日一番でエロ水着じゃない?」
苦笑して視線を反らすラキュ。
「きょっ強敵は以外な所にいたのじゃ!」
「まっ負けた……メェちゃんのが魅力的」
がくりと落ち込むロアとアヤネ。
「はっはっはぉ……これは実にエロティクじゃないか!」
謎の格好いいポーズをとり叫びを上げるヘッグ、そして最後に……遠くで大量に鼻から血を吹き出し倒れる鬼騎、海に流されそうだが大丈夫か?
「皆さん驚かれているようですね? 実はメェの着ている水着はリヴァイが異世界文献と言う本から仕入れた知識で生成した"スク水"と言う水の抵抗が軽減され身体のラインが際立つ素晴らしい水着です」
「いや、説明しても分からないんだが?」
まるで自分の事の様に胸を張るヴァーム、そんな彼女は……水着は着用していなかった、いつもの白黒メイド服だ。
「うぅぅ、メェは……メェはもう着替えたいですよぉ!」
恥じらいで顔が紅くなり、涙ぐむメェ、ヴァームはメェのふわふわした髪の毛を撫でてあげる。
「そんな事言わないで下さい、さっ海で遊びましょう」
「いやぁですぅぅ!!」
そんな叫びなどお構い無し、ヴァームはメェを引きずって海へと連れて行った、標的は俺とラキュ以外にもいたんだな……メェよ、俺は同情するぞ……辛いよな? 泣いても良いんだぞ? と心の奥底で思う俺。
「なぁ、ラキュ……」
「なに?」
「取り敢えず、俺達も行くか?」
それに対してラキュは「うん、行こうか」と微笑んで応える、と言う訳でようやく俺達は本格的に海で遊ぶ事になった、と言うか水着だけであんな事が起きるなんて全く想像できなかった、海で遊び終わったらまた何かありそうだな、気が重くなるな……。
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