住み込み就職 お仕事時々お遊び
フリーダムなかぁちゃん最強説
「ほっ本当に胡桃の義母さんなのね……驚いたわ。とてつもなく濃い人ね」
「あっあははははは……。それ、お母さんを初めて見た人は全員言いますよ。」
「あらやだ、照れるわねぇ。おほほほほ」
「お母さん。ちょっと黙ってて」
なにが照れるわね……ですか、褒めてませんからね?
「えぇ、やぁよ。お喋りすきなんだもの」
「……ヘルメット被ったままでもお喋りするつもりなんですね」
「そぉよ? 好きなんだもん」
そうでした。お母さん、大のお喋り好きで、なにがあろうと話続ける人でした。あぁ……もぅ、面倒くさい。
「取り敢えず、眼のとこ開けたらどうです? 息苦しくないんですか?」
「えぇぇ……ずぅっと被ってて顔が蒸れてお化粧崩れてるからやぁよ」
ヘルメット、とれないんじゃなかったんですかね。ほんとの理由はそれなんじゃないですか?
「あ! そうよ、忘れてたわ」
「え? ちょっ、お母さん!?」
こっこのタイミングで、どっか行っちゃったんだけど……。
「……なんか、凄い人ね。胡桃のお義母さん」
「うっうん。凄いでしょ?」
確実に、長門さんと同類の人間です。嵐のように場を掻き回す……。いえ、長門さんより質が悪いかもしれないですね。
「お待たせぇ」
「あ、戻ってきました」
トテトテと走って戻ってきたお母さんは、手に紙袋を持ってました。なんでしょ……あれ。
「こぉれ、大切な物でしゃ?」
「大切な……物?」
はて、そう言われても全く検討がつきません。
「ほらぁ。あんたこっち来て荷物、ここの職員? に家から荷物持ってきて貰ったでしょ?」
「あ、うん。そう言えば、ありましたね……そんな事」
確かに送って貰いました。
「その時にね。あの人達……大切な物、送り忘れてったのよ」
「はぁ……。それが、その紙袋の中身ですか」
と言う事は、お母さんはソレを届けに東京まで来たんですね。
「いや、普通に配達すれば良かったんじゃないんですか!!」
なんでわざわざ忘れ物届けに来たんですか! 東京ですよ、東京!! 普通なら宅配頼む事ですよ!!
って、なっなんか、肩に手を置いてきたんですけど……なっなんです?
「あのね。お母さん……丁度ね、旅行したいなぁって思ってたの。だからね? 旅行するついでに忘れ物届けようって思ったのよ」
「果てなしなく自由なんですか! なんですか? その突発的な凄い思い付きは! そっそれと、私の大切な物を届けるのはついでですか!!」
ぜぃ……ぜぃ……。
もっもう、確定です。この人はお母さんは長門さんを越えた自由人です!! と言うか、私のお母さん……ある意味で最強じゃないですか? このブレない自由さが。
「もぉ、まぁた大声だして。少し落ち着きなさい」
「…………はい」
もっもう、突っ込むのはよそう。今の突っ込みで疲れました。
「じゃ、はい。確かに届けたわよ」
「……うん。ありがと」
お母さんから紙袋を受けとると、お母さんは……。
「じゃ、お母さん。名古屋で名古屋飯食べてからお家帰るわね」
「…………うん。気を付けてね。あと、お土産よろしくです」
「はぁい」
そう言って、お母さんは帰りました。もう突っ込まないって決めたから突っ込みませんよ? 絶対に。
と、それは置いといて ……名古屋、ですか。凄い事言い残して帰りましたけど……本当に行くんですかね。と言うか、何処にそんなお金あったんでしょう……へそくり、ですかね?
「帰ったわね」
「あ、はい。そう……ですね」
七瀬さんはそう言うと、疲れた様に息をはきました。
あぁ……分かりますよ、側でやりとり見てるだけでも疲れますよね。
私の友達も似たような反応とりました。
「名古屋から帰ってくる時、お土産渡しにまた寄るのかしら」
「……寄ると思います」
お母さんなら、絶対にそうするでしょうねぇ……。
「取り敢えず、ソレ……中見てみたら? 大切な物って言ってたわよ」
「あ、そうですね」
お母さんの話題はこれくらいにして、見てみましょう。さぁて、届けてくれた大切な物……一体なんでしょう?
「あっあははははは……。それ、お母さんを初めて見た人は全員言いますよ。」
「あらやだ、照れるわねぇ。おほほほほ」
「お母さん。ちょっと黙ってて」
なにが照れるわね……ですか、褒めてませんからね?
「えぇ、やぁよ。お喋りすきなんだもの」
「……ヘルメット被ったままでもお喋りするつもりなんですね」
「そぉよ? 好きなんだもん」
そうでした。お母さん、大のお喋り好きで、なにがあろうと話続ける人でした。あぁ……もぅ、面倒くさい。
「取り敢えず、眼のとこ開けたらどうです? 息苦しくないんですか?」
「えぇぇ……ずぅっと被ってて顔が蒸れてお化粧崩れてるからやぁよ」
ヘルメット、とれないんじゃなかったんですかね。ほんとの理由はそれなんじゃないですか?
「あ! そうよ、忘れてたわ」
「え? ちょっ、お母さん!?」
こっこのタイミングで、どっか行っちゃったんだけど……。
「……なんか、凄い人ね。胡桃のお義母さん」
「うっうん。凄いでしょ?」
確実に、長門さんと同類の人間です。嵐のように場を掻き回す……。いえ、長門さんより質が悪いかもしれないですね。
「お待たせぇ」
「あ、戻ってきました」
トテトテと走って戻ってきたお母さんは、手に紙袋を持ってました。なんでしょ……あれ。
「こぉれ、大切な物でしゃ?」
「大切な……物?」
はて、そう言われても全く検討がつきません。
「ほらぁ。あんたこっち来て荷物、ここの職員? に家から荷物持ってきて貰ったでしょ?」
「あ、うん。そう言えば、ありましたね……そんな事」
確かに送って貰いました。
「その時にね。あの人達……大切な物、送り忘れてったのよ」
「はぁ……。それが、その紙袋の中身ですか」
と言う事は、お母さんはソレを届けに東京まで来たんですね。
「いや、普通に配達すれば良かったんじゃないんですか!!」
なんでわざわざ忘れ物届けに来たんですか! 東京ですよ、東京!! 普通なら宅配頼む事ですよ!!
って、なっなんか、肩に手を置いてきたんですけど……なっなんです?
「あのね。お母さん……丁度ね、旅行したいなぁって思ってたの。だからね? 旅行するついでに忘れ物届けようって思ったのよ」
「果てなしなく自由なんですか! なんですか? その突発的な凄い思い付きは! そっそれと、私の大切な物を届けるのはついでですか!!」
ぜぃ……ぜぃ……。
もっもう、確定です。この人はお母さんは長門さんを越えた自由人です!! と言うか、私のお母さん……ある意味で最強じゃないですか? このブレない自由さが。
「もぉ、まぁた大声だして。少し落ち着きなさい」
「…………はい」
もっもう、突っ込むのはよそう。今の突っ込みで疲れました。
「じゃ、はい。確かに届けたわよ」
「……うん。ありがと」
お母さんから紙袋を受けとると、お母さんは……。
「じゃ、お母さん。名古屋で名古屋飯食べてからお家帰るわね」
「…………うん。気を付けてね。あと、お土産よろしくです」
「はぁい」
そう言って、お母さんは帰りました。もう突っ込まないって決めたから突っ込みませんよ? 絶対に。
と、それは置いといて ……名古屋、ですか。凄い事言い残して帰りましたけど……本当に行くんですかね。と言うか、何処にそんなお金あったんでしょう……へそくり、ですかね?
「帰ったわね」
「あ、はい。そう……ですね」
七瀬さんはそう言うと、疲れた様に息をはきました。
あぁ……分かりますよ、側でやりとり見てるだけでも疲れますよね。
私の友達も似たような反応とりました。
「名古屋から帰ってくる時、お土産渡しにまた寄るのかしら」
「……寄ると思います」
お母さんなら、絶対にそうするでしょうねぇ……。
「取り敢えず、ソレ……中見てみたら? 大切な物って言ってたわよ」
「あ、そうですね」
お母さんの話題はこれくらいにして、見てみましょう。さぁて、届けてくれた大切な物……一体なんでしょう?
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