住み込み就職 お仕事時々お遊び
喧嘩売られたと思ってしまうのは昔の名残
「あ。今考えたのだが……一位の人は何でも命令できるって事にしないか?」
始まりは、長門さんのこの言葉……そこから、まさかあんな事になるなんて思いもしませんでした。
◇
「えぇぇ。なんでもって……まじで?」
「なんでも……。ふふ、良い響きね」
「そんなの、簡単に言っちゃダメなんだぞっ」
「そうですよ! 軽率過ぎますっ」
皆、ソファーに座ったまま抗議しました!
もぉっ、なんでもって言ったら……ほっ本当に色々言っちゃいますからね?
「はっはっはっ、まぁ一種の王様ゲームと思えば良いじゃないか」
おっ、王様ゲームって……本物と色々と違うんですが、一緒で良いんですか?
「もぉ……てんちょってば、
ろくな事思い付かないんだからぁ」
「ふふっ。そう褒めるな照れるじゃないか」
「褒めてないしっ!」
あっあははは……。長門さんはこんな時でもぶれませんね。
「……と、恵は言ってるが皆はどうだ? なんかこう言うのって燃えないか?」
「まっまぁ……燃えますけどぉ」
なぁんか恐いんですよねぇ。一位になったら凄く変な事命令しそうな人が、なんでも命令できるって発案しましたし。
それに、きっと私達は一位になれませんよ? だってこの場には……。
「ねぇ、長門」
「なんだ七瀬」
「それだと、止の一人勝ちにならないかしら?」
「…………あ」
あっ、て気付いてなかったんですか? 止さん、現役プロゲーマーなんですよ! そんなのどうあがいても勝ち目ないじゃないですか!
「む。困った」
あ、困っちゃいましたね。
「もう、普通にしない?」
「そうですね。恵さんの言うとおり普通に楽しみましょう!」
その方が楽しめますよ!
なぁんて思ってると、すくっと止さんが立ち上がり……ビシッ!! となんか格好良いポーズを取りました。
「全員まとめて、掛かってこいやぁぁぁっ!!」
お。喧嘩の誘いですか? 買いますよ喧嘩……って、いけないいけない、昔の血が騒いじゃいました。
止さんはそう言う意味で言ったんじゃ無いんです、だから落ち着きなさい、私っ!
「長門ぉ」
「むっ、どうした?」
「おれに考えがあるんだっ、ちょっと耳貸して」
「良いぞ?」
それを聞くと、止さんは長門さんの耳に何かをごにょごにょ囁きました。
「ごにょごにょごにょごにょ……」
「ほぉ。なるほど、だけど良いのか?」
「良いぞぉっ。俺、ゲームは難しい方が好きなんだっ」
? なんだか良く分かりませんが……。なにやら良い案が思い浮かんだそうです。
と言うか、普通じゃダメなんですかね? 普通も面白いですよぉ。
「あぁ、えと……。止がな、他対一で相手してやるっていってるぞ」
え、他対一ですか……。
「それでな? 勝ったらどうのとか関係無くやりたいんだって」
ふむ、だったら普通にやるのと変わり無い気がしますが……。
「ねぇ、それ。普通にやるのと変わりなくない?」
ほら、恵さんが私と同じ事思ったのか言いましたよ。七瀬さんだって同意するように頷いてます。
「ちっちっちっ、違わないぜ! あんな? おれな? 胡桃の力を知りたいんだぜ!」
「ん……え? わっ私ですか!」
なっ、なんか、話が変わってきてません? 私の力って……知ってどうするんでしょう。水入りペットボトルなら簡単に潰せますよ? あ、そう言う力じゃないです? だったらどういう力なんでしょう……。
「そうだぜっ。胡桃のゲームの腕が知りたいんだっ。クレーンゲームはダメダメだったけど、他の実力を知りたいんだ」
「うっ……。それ、言わないで下さいよ」
それ、悪しき記憶です。思い出させないでください。
「ゲームを通じて人を知る。これがおれの座右の銘っ! だから対決だ! あっ、皆とも対決したんだ。やってないの胡桃だけなんだ」
ほぉほぉ。なるほど、皆とも同じような事をしたんですね、納得しました。中々素晴らしいと思いますよ。その考え。
……あ、でもそれなら一対一の方が良いと思うんですけど、それじゃダメなんですかね? なんて思った瞬間です。
「でも、おれ強いから勝っちゃうし。ハンデで他対一にしたんだっ。にひひひ……勝負受ける? 受けて欲しいなぁ」
止さんはこんな事いってきたのです。
どうせ勝つ? ハンデ? ふふふふふ……止さぁんっ、それちょっと舐めすぎじゃないですかねぇぇ。
舐めるのは飴玉だけにしといた方が良いですよ?
その事を存分に味会わせてやりますよ!!
「分かりました受けましょう!」
「そうこなくっちゃっ!」
メラメラと闘志を燃やす私、昔の不良時代の血が騒いじゃいました!
舐められたらダメ! 私の実力を解らせてやりましょう!!
あ、この時、私以外の皆は随分と冷めてました、そして……なぁんか引いた眼で私を見てました、なんででしょうかね?
始まりは、長門さんのこの言葉……そこから、まさかあんな事になるなんて思いもしませんでした。
◇
「えぇぇ。なんでもって……まじで?」
「なんでも……。ふふ、良い響きね」
「そんなの、簡単に言っちゃダメなんだぞっ」
「そうですよ! 軽率過ぎますっ」
皆、ソファーに座ったまま抗議しました!
もぉっ、なんでもって言ったら……ほっ本当に色々言っちゃいますからね?
「はっはっはっ、まぁ一種の王様ゲームと思えば良いじゃないか」
おっ、王様ゲームって……本物と色々と違うんですが、一緒で良いんですか?
「もぉ……てんちょってば、
ろくな事思い付かないんだからぁ」
「ふふっ。そう褒めるな照れるじゃないか」
「褒めてないしっ!」
あっあははは……。長門さんはこんな時でもぶれませんね。
「……と、恵は言ってるが皆はどうだ? なんかこう言うのって燃えないか?」
「まっまぁ……燃えますけどぉ」
なぁんか恐いんですよねぇ。一位になったら凄く変な事命令しそうな人が、なんでも命令できるって発案しましたし。
それに、きっと私達は一位になれませんよ? だってこの場には……。
「ねぇ、長門」
「なんだ七瀬」
「それだと、止の一人勝ちにならないかしら?」
「…………あ」
あっ、て気付いてなかったんですか? 止さん、現役プロゲーマーなんですよ! そんなのどうあがいても勝ち目ないじゃないですか!
「む。困った」
あ、困っちゃいましたね。
「もう、普通にしない?」
「そうですね。恵さんの言うとおり普通に楽しみましょう!」
その方が楽しめますよ!
なぁんて思ってると、すくっと止さんが立ち上がり……ビシッ!! となんか格好良いポーズを取りました。
「全員まとめて、掛かってこいやぁぁぁっ!!」
お。喧嘩の誘いですか? 買いますよ喧嘩……って、いけないいけない、昔の血が騒いじゃいました。
止さんはそう言う意味で言ったんじゃ無いんです、だから落ち着きなさい、私っ!
「長門ぉ」
「むっ、どうした?」
「おれに考えがあるんだっ、ちょっと耳貸して」
「良いぞ?」
それを聞くと、止さんは長門さんの耳に何かをごにょごにょ囁きました。
「ごにょごにょごにょごにょ……」
「ほぉ。なるほど、だけど良いのか?」
「良いぞぉっ。俺、ゲームは難しい方が好きなんだっ」
? なんだか良く分かりませんが……。なにやら良い案が思い浮かんだそうです。
と言うか、普通じゃダメなんですかね? 普通も面白いですよぉ。
「あぁ、えと……。止がな、他対一で相手してやるっていってるぞ」
え、他対一ですか……。
「それでな? 勝ったらどうのとか関係無くやりたいんだって」
ふむ、だったら普通にやるのと変わり無い気がしますが……。
「ねぇ、それ。普通にやるのと変わりなくない?」
ほら、恵さんが私と同じ事思ったのか言いましたよ。七瀬さんだって同意するように頷いてます。
「ちっちっちっ、違わないぜ! あんな? おれな? 胡桃の力を知りたいんだぜ!」
「ん……え? わっ私ですか!」
なっ、なんか、話が変わってきてません? 私の力って……知ってどうするんでしょう。水入りペットボトルなら簡単に潰せますよ? あ、そう言う力じゃないです? だったらどういう力なんでしょう……。
「そうだぜっ。胡桃のゲームの腕が知りたいんだっ。クレーンゲームはダメダメだったけど、他の実力を知りたいんだ」
「うっ……。それ、言わないで下さいよ」
それ、悪しき記憶です。思い出させないでください。
「ゲームを通じて人を知る。これがおれの座右の銘っ! だから対決だ! あっ、皆とも対決したんだ。やってないの胡桃だけなんだ」
ほぉほぉ。なるほど、皆とも同じような事をしたんですね、納得しました。中々素晴らしいと思いますよ。その考え。
……あ、でもそれなら一対一の方が良いと思うんですけど、それじゃダメなんですかね? なんて思った瞬間です。
「でも、おれ強いから勝っちゃうし。ハンデで他対一にしたんだっ。にひひひ……勝負受ける? 受けて欲しいなぁ」
止さんはこんな事いってきたのです。
どうせ勝つ? ハンデ? ふふふふふ……止さぁんっ、それちょっと舐めすぎじゃないですかねぇぇ。
舐めるのは飴玉だけにしといた方が良いですよ?
その事を存分に味会わせてやりますよ!!
「分かりました受けましょう!」
「そうこなくっちゃっ!」
メラメラと闘志を燃やす私、昔の不良時代の血が騒いじゃいました!
舐められたらダメ! 私の実力を解らせてやりましょう!!
あ、この時、私以外の皆は随分と冷めてました、そして……なぁんか引いた眼で私を見てました、なんででしょうかね?
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