住み込み就職 お仕事時々お遊び
止捜索、裏話 5
「微笑ましい、本当に微笑ましいわ」
2人の食事する様子を見てうっとりする私。
あぁ……心が癒される、この光景をずっと見ていたいわね。
「……ふふふ」
そう思いながら不適に笑い、飲み物を飲む。
あぁ、微笑ましい……こんな光景を見てると、平和だなぁって思うわ。
そう思うと、長門の頼まれ事を忘れてしまいそうだから怖いわね。
勿論、私は忘れていないわ。
……本当よ? だから疑わないで欲しい。
「…………はむっ。んっ、美味しい」
モニャゲットに舌鼓をうちつつ、止と胡桃を凝視する。
あ、モニャゲットはモケドニャルドで売ってるチキンナゲットの事よ。
色んなスパイスが効いてて結構美味しいのよ?
と、そんな事より。
……出来ればもう少し近くで観たかったいわね。
ここだと流石に声が聞こえない。
でも、近くづいてバレたら色んな計画が台無しになる。
それだけは阻止したいわね……やはりここは我慢するしかないわ、でも近くで観てみたいっ。
……行ってみようかしら、別にあと少しなら大丈夫そうな気がする。
と言うか、私は自分の中の欲望には抗えない性格なの。
と言う訳で席をたつ。
……決めた、止と胡桃のすぐ後ろにある、あの席に座りましょう。
あそこだと、声も聞けるし姿も見える。
まさに完璧の席だわ。
ふふふ……さぁて、行きましょうか。
そう思いながら、持ってるトレイを近くのテーブルに置いた後、そろぉり抜き足差し足忍び足でその席に近付く。
と、その時よ。
……大変な事が起きたわ。
もうそれは口では言えない位に凄い事が起きたの。
私はそれを見た瞬間、鼻を押さえる。
だって、鼻血が出そうだったもの。
え? 一体何が起きたのか? それはね、とてもキマシな事よ。
え? 訳がわからない?
……仕方無いわ、教えてあげる。
止が胡桃の口元を舐めたのよ!
それを見た私は、危うく眼鏡を落としそうになったわ……。
全く、油断も隙もないわ。
止の無意識的行動には困った物よ。
「とっ! ととととっ、止さん!? なっなななっ何をっ!」
「何って……口元についてたソース、とってあげたんだぜ? 何か問題あったか?」
真っ赤な顔をして慌てふためく胡桃、それを不思議そうに見つめる止。
あ……周りの人がざわついてるわね、そりゃそうよ。
突然あんな事が起きれば嫌でも注目されるわ。
その視線に気が付いたのか胡桃がわたわたしてる。
あぁ……とっても可愛い、その慌てる様が素敵、止も胡桃が何に慌ててるのか分かってない表情も素敵。
と言うか、この光景全てが素敵よ!
なんて思ってたら、胡桃が真っ赤な顔をして言い放った。
「もっ問題ありまくりですよ! ふっ普通に取ってくださいよ!」
普通……ね。
私はそれを聞いてため息をはく。
だめよ胡桃、そんなのつまらないじゃない。
と思った時よ、止が口を開いた。
「えぇぇ、普通はつまらないじゃんっ、それにナナちゃんも言ってたぞ! 口元に着いたソースは、舐めて取ってあげた方が喜ばれるって」
あらあら、止ったら、私の言った事をきちんと覚えて実践したのね。
いやぁ本当に素直な娘ね、私そう言う娘大好きよ。
「とっ兎に角! 他人の口元を舐めるなんて……その、ダメです」
ちょっぴり怖い顔で訴える胡桃、そしたら止が急に涙ぐんだ。
「いやだったのか?」
とっ止の、なっ泣き顔!? 
心の中でそう叫んだ後、身体に衝撃が走る。
やっヤバイ……今日は、本当にヤバイ、どんだけ私を萌えさせれば気がすむの?
しまいに私、我慢できなくて襲うよ? 本気よ私……。
そう思いながらギラギラした目線を2人に向ける。
多分今の私は立ったままニヤニヤしてる、だから周りの人から見れば非常に変な人に見えるでしょうね。
でも、それでも私は良いと思ってる。
こんなに素晴らしい光景が見れるのなら「変態!」と罵られても構わない!
伊達に妄想力は鍛えてない、そんな悪口は全て脳内変換で言い風に書き換えてやるわ。
むふぅ……。
と、鼻息を出しながらただ2人を見る。
……もっと近付きたいけれど止めにしましょうか。
これは邪魔すべき事ではない。
私に良い物を見せてくれた、その事に免じてお仕置き計画を実行するのは止めましょう。
「全く……自分でもつくづく思うわ。私って甘いわね」
わぁさっ、と髪の毛を靡かせ2人に背を向ける。
このままお店を出ましょう、今はあの2人の、ぎこちなくて恥ずかしくも微笑ましい状況を残したまま立ち去りましょう。
これが百合を嗜む者のルール、キマシな光景は邪魔するべからず。
私はこれを守るわ!
まぁ、でも……店から出たら普通に2人の仲を邪魔しない程度に尾行するのだけどね。
「まだまだ観させて貰うわよ。貴女達のスキンシップをね……うふふふふ」
不適に笑う私の観察はまだまだ続くのだけど、その話しは長くなるのでまたの機会に話すかもしれないわね、うふふふふ……。
2人の食事する様子を見てうっとりする私。
あぁ……心が癒される、この光景をずっと見ていたいわね。
「……ふふふ」
そう思いながら不適に笑い、飲み物を飲む。
あぁ、微笑ましい……こんな光景を見てると、平和だなぁって思うわ。
そう思うと、長門の頼まれ事を忘れてしまいそうだから怖いわね。
勿論、私は忘れていないわ。
……本当よ? だから疑わないで欲しい。
「…………はむっ。んっ、美味しい」
モニャゲットに舌鼓をうちつつ、止と胡桃を凝視する。
あ、モニャゲットはモケドニャルドで売ってるチキンナゲットの事よ。
色んなスパイスが効いてて結構美味しいのよ?
と、そんな事より。
……出来ればもう少し近くで観たかったいわね。
ここだと流石に声が聞こえない。
でも、近くづいてバレたら色んな計画が台無しになる。
それだけは阻止したいわね……やはりここは我慢するしかないわ、でも近くで観てみたいっ。
……行ってみようかしら、別にあと少しなら大丈夫そうな気がする。
と言うか、私は自分の中の欲望には抗えない性格なの。
と言う訳で席をたつ。
……決めた、止と胡桃のすぐ後ろにある、あの席に座りましょう。
あそこだと、声も聞けるし姿も見える。
まさに完璧の席だわ。
ふふふ……さぁて、行きましょうか。
そう思いながら、持ってるトレイを近くのテーブルに置いた後、そろぉり抜き足差し足忍び足でその席に近付く。
と、その時よ。
……大変な事が起きたわ。
もうそれは口では言えない位に凄い事が起きたの。
私はそれを見た瞬間、鼻を押さえる。
だって、鼻血が出そうだったもの。
え? 一体何が起きたのか? それはね、とてもキマシな事よ。
え? 訳がわからない?
……仕方無いわ、教えてあげる。
止が胡桃の口元を舐めたのよ!
それを見た私は、危うく眼鏡を落としそうになったわ……。
全く、油断も隙もないわ。
止の無意識的行動には困った物よ。
「とっ! ととととっ、止さん!? なっなななっ何をっ!」
「何って……口元についてたソース、とってあげたんだぜ? 何か問題あったか?」
真っ赤な顔をして慌てふためく胡桃、それを不思議そうに見つめる止。
あ……周りの人がざわついてるわね、そりゃそうよ。
突然あんな事が起きれば嫌でも注目されるわ。
その視線に気が付いたのか胡桃がわたわたしてる。
あぁ……とっても可愛い、その慌てる様が素敵、止も胡桃が何に慌ててるのか分かってない表情も素敵。
と言うか、この光景全てが素敵よ!
なんて思ってたら、胡桃が真っ赤な顔をして言い放った。
「もっ問題ありまくりですよ! ふっ普通に取ってくださいよ!」
普通……ね。
私はそれを聞いてため息をはく。
だめよ胡桃、そんなのつまらないじゃない。
と思った時よ、止が口を開いた。
「えぇぇ、普通はつまらないじゃんっ、それにナナちゃんも言ってたぞ! 口元に着いたソースは、舐めて取ってあげた方が喜ばれるって」
あらあら、止ったら、私の言った事をきちんと覚えて実践したのね。
いやぁ本当に素直な娘ね、私そう言う娘大好きよ。
「とっ兎に角! 他人の口元を舐めるなんて……その、ダメです」
ちょっぴり怖い顔で訴える胡桃、そしたら止が急に涙ぐんだ。
「いやだったのか?」
とっ止の、なっ泣き顔!? 
心の中でそう叫んだ後、身体に衝撃が走る。
やっヤバイ……今日は、本当にヤバイ、どんだけ私を萌えさせれば気がすむの?
しまいに私、我慢できなくて襲うよ? 本気よ私……。
そう思いながらギラギラした目線を2人に向ける。
多分今の私は立ったままニヤニヤしてる、だから周りの人から見れば非常に変な人に見えるでしょうね。
でも、それでも私は良いと思ってる。
こんなに素晴らしい光景が見れるのなら「変態!」と罵られても構わない!
伊達に妄想力は鍛えてない、そんな悪口は全て脳内変換で言い風に書き換えてやるわ。
むふぅ……。
と、鼻息を出しながらただ2人を見る。
……もっと近付きたいけれど止めにしましょうか。
これは邪魔すべき事ではない。
私に良い物を見せてくれた、その事に免じてお仕置き計画を実行するのは止めましょう。
「全く……自分でもつくづく思うわ。私って甘いわね」
わぁさっ、と髪の毛を靡かせ2人に背を向ける。
このままお店を出ましょう、今はあの2人の、ぎこちなくて恥ずかしくも微笑ましい状況を残したまま立ち去りましょう。
これが百合を嗜む者のルール、キマシな光景は邪魔するべからず。
私はこれを守るわ!
まぁ、でも……店から出たら普通に2人の仲を邪魔しない程度に尾行するのだけどね。
「まだまだ観させて貰うわよ。貴女達のスキンシップをね……うふふふふ」
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