一兵士では終わらない異世界ライフ

矢追 参

黒の忠告と白の助言

 〈王都イガリア南門前〉


 鐘が三回と少し……午後一時ほど、王都イガリアへ到着した俺たちは南門の前で入国審査を受けるためにその行列に並んでいたのだが……暫くして小綺麗な修道服に身を包んだ男性が近付いてきて、こう言った。

「最高神官様並びにお付きの方々……皆様はこちらへ……」

 言われて付いていくと、南門脇の扉から王都へすんなり入れてしまった。
 うわーお……。
 王都へ入ると、まず大通りには教会関係者と思わしき修道服に身を包んだ女の人やら男の人やらが一同に並び、そして俺たちに頭を下げてきた。

「此の度は遠くからご足労いただきまして……」

 と、さっきの男性がなにやら話し始めたので、俺は隣に立つセリーにコソコソと話しかけた。

「なに、これ?」
「聞いてない?アリステリア嬢が手紙で、私が王都へ来ることは知らせていたの……面倒な審査を省くためにね」
「それって……セリーも受けるもんなの?」
「仕方ないでしょ……最高神官とはいえ国のお偉いさんではないもの。飽くまで、私は教会において地位が高いのよ」

 まあ、確かに……俺は納得して頷く。セリーは長々と挨拶を続ける代表の男性に向けて一言言った。

「出迎え感謝するわ。ご苦労様」

 そうセリーが言うと、ザワザワと修道士達が喜色の声を上げる。それを受け、俺はジーッと半眼でセリーの横顔を見つめた。

「な、なによ……」

 その視線に居心地が悪くなったのかセリーが小声で言った。
 俺は視線を向けたまま口を開く。

「いいえー、ただ方向音痴で運動不足なダメダメ神官様が慕われていたので軽く詐欺なんじゃないかと疑っただけですよー」
「なっ」

 セリーはそれで顔を赤くして俺に掴みかかるような勢いで迫り、周りの目も気にせずに叫んだ。

「ほ、方向音痴なのは認めるわよ!でも、運動不足なのは仕方ないじゃない……私、神の加護で傷なんて直ぐに治ってしまうけれど、そのせいで鍛えても鍛えても筋肉が元通りに・・・・治ってしまうのよ……」

 あぁ……と、俺はセリーに今度は同情の眼差しを向けた。
 セリーは方向音痴な上に運動音痴だ。十分も歩けば筋肉痛で身体が動かなくなる。ただし、加護とやらで筋肉痛も直ぐに治るらしいが……なんだか神官というのは不憫だなぁと思っていると、周りの視線が俺に突き刺さっているのを感じた。
 修道士達は俺を見てどこか羨ましそうな、もしくは嫉妬したような視線を送っている。中には、どこか嬉しそうな視線も感じたり……と、近くでソニア姉とラエラ母さんがニヤニヤしていた。やめて欲しい……。
 クロロの方に目をやるとどこか面白くなさそうで、俺を半眼で睨んだ後そっぽを向き、そんなクロロをアルメイサが苦笑して見ていた。ワードンマはよく分からず首を捻っている。
 セリーは途端に恥ずかしくなったのかパッと俺から離れて澄まし顔で代表の男性に言った。

「一応自己紹介……私はフォセリオ・ライトエルよ。神聖教最高神官の一人」
「もちろん存じております。私はマーター・デタイスと申します」

 思わず俺は顔を顰めた。
 おい、誰がこの名前付けた。どう考えても押すな押すなの法則で絶対に出てこなくなる奴だぞ……親御さんはお子さんのお名前を付けるときに気をつけるべきですねぇ。
 綺麗々キララとか正義ジャスティスとか……世で言われるキラキラネームはマジでやめたげてよう……可哀想だから!絶対に浮くから!孤立するから!
 そしたらあれだよ?俺みたいに高校中退して引きニートになって異世界で冒険だよ?
 なにそれ良い……。

(閑話休題)

 暫くして、マーターと話していたセリーが俺やクロロを見てこう提案した。

「今日はどこに泊まるのかしら?『月光』達は宿屋でしょうけれど、グレイ達は?もしよかったら今日は教会でゆっくりしていきなさい」 

 言われて、俺はアリステリア様が郊外の安いお家を抑えてくれていることを思い出す。ちなみに金は実費である。世の中そんなに甘くない……まあ、提案したのは俺なんだけどね!
 セリーの護衛するから、向こうで住み家が欲しいって言ってアリステリア様に見繕ってもらって俺が買ったのだ。
 金貨十枚……日本円換算で十万円だ。
 木造建築で部屋は六つで二階建ての一軒家である。普通なら金貨二百枚以上はする幸物件の筈だが……色々と訳ありらしい。
 例えば、ここで自殺した人がーとか……まあ、そんなオチである。多分……。俺もそれで了承したし。
 とにもかくにも、安く済んだのでそれはいい。
 ふむ……まあ、急いでお家に行く必要もないし……どうしようかと俺はソニア姉とラエラ母さんに目を向ける。
 ソニア姉は嬉々とした瞳を輝かせ、ラエラ母さんはそれを見て苦笑している。

 ………………。

「あ、お願いしてもいいですか?」
「「っ!」」

 ソニア姉とセリーが喜ぶようにパアッとした笑顔を浮かべた。おい、ソニア姉は多分セリーと一緒にいれるとか教会でお泊まり!とかそんな感じで喜んでんだろうけど……なぜセリーも喜んでやがる。
 ふと、セリーが小声でブツブツ言っているのを拾い聞いた。

「と、友達とお泊まり……」

 ぼっちだった。
 俺は視線をマーターに向けて口を開く。

「いいのでしょうか……?私たちが神聖な教会に泊まるなど……」
「いえ、構いません……場所によってはそういったことに厳しいところもありますでしょう。ですが、教会は本来……迷える者を導く場所ですよ。来る者拒まず、去る者には『またお会いしましょう』……それで良いと私は思っているのです」

 この人……まさに神の遣いにあるべき姿じゃねぇか!俺はチラッとセリーを見て溜息を吐いた。

「ちょっと待って?なぜ、今私を見て溜息を吐いたのかしら?私、最高神官よ?ねぇ?聞いているのかしら?」

 まあ、冗談は置いておいて……。
 実際、セリーも神の遣い……慈悲深いところはセリーの良いところだ。ただし、敵として認識した奴には容赦なしだけど……ヒャクジュウオウとか。
 それ……慈悲深いの?
 まあ、いい……セリーの良いところというと、気遣いが出来ることや何かと優しいところだ。優しい……というよりも姉御肌というか……なに?お姉さんキャラ?
 ソニア姉とかセリーによく甘えるし、この五日で大分みんなと打ち解けたと思う。
 こと俺も、しばしば素の自分を引っ張り出されたりしてしまうことがある。セリーは誰とも分け隔てなく接するし、セリー自体も接しやすい人物だから、とても話しやすい。
 あ、今セリーのイメージに一番近いのが思い浮かんだ。
 懺悔室で話を聞いてくれる人的な……完全に的を射てるはこれぇ……。
 続いて俺は、クロロ達に目を向けた。

「で、どうするんだ?」

 クロロに訊くと、悩むように唸った。

「別にいいんじゃなあい〜?」
「そうじゃのうー宿代もただじゃしな!」
「考え方が下衆いですね……しかし、宿代を考えると助かります。私たちも泊めていただけますか?」

 クロロが三人を代表してマーターにそう申し出ると、マーターは笑って頷いた。

「ささ、皆様お疲れでしょう。教会の方でご昼食を用意させていただいております故……どうぞごゆっくりしてくだされ」
「ありがとうございます」

 俺はこの場にいる全員を代表するように、マーターに対して頭を下げた。
 それからマーターに付いて教会へ足を運ぼうとする俺たち……と、そこで俺はクロロに呼び止められた。

「……?どうした?」
「いえ、少しだけ話したいことがあるので……その……ふ、二人で……どこかで話しませんか……?」
「話したいこと……?」

 俺は少し逡巡する素振りを取ってから、ソニア姉とラエラ母さん……それとセリーとマーターとかに断りを入れてパーティーから離脱し、とりあえず二人で適当な酒場に入った。
『カエルの足亭』という名前の酒場で、中にはいくつもの丸いテーブルと椅子……それとカウンター席があって、昼間だというのに用意された席の半分くらいは人が入っている。
 俺とクロロが席を探していると、俺たちの入店に気が付いて目を向けてきた少し柄の悪い男が近寄ってきた。
 そして露骨に俺をスルーしてクロロに話しかけた。

「よぉーへへ、いい女じゃねぇかよ。ちょっと一緒にこいよ?楽しーことしようぜ?」
「…………楽しいこと?」

 クロロは男の下心丸出しな考えは見抜いているようだが、楽しいことと言われて何のことか分からないようで首を傾げた。

「そうそう、楽しいだぜ?」
「……?」

 俺は一歩男から引いた。
 息が酒臭い。明らかに出来上がっちゃってるわぁ……。

「さあ!いこう!今から宿とっていこう!」
「ちょ……」

 クロロは強引に手を引かれて男を非難しようとした。が、そこで俺が男の腕を掴んだのを見て言葉に詰まった。
 男は眉根を寄せて振り返り、俺に怒鳴った。

「あぁん?んだ、テメェ!」

 男はクロロから手を離し、俺に掴まれた腕を振り払うと胸倉を掴む勢いで俺に言った。
 顔が近い……酒臭い。あと、酒臭い。それと、酒臭い……。
 俺は満面の笑みを作って、とりあえず答えた。

「僕はグレーシュ・エフォンスです」
「んなこと聞いてねぇんだよ!」

 え?

 …………。

『んだ、テメェ?』って言ってたよねぇ……?あれ?

「なんのつもりなのか聞いてんだよ!」
「あぁ……」

 なら最初からそう言って欲しかった。俺は出来るだけ男を刺激しないように低い物腰……というか媚びるような姿勢で言った。

「いえいえ、この人には手を出さない方がいいですよ?この人、結構高ランクの冒険者ですから」

 俺が言うと、男は面白そうに笑って言った。

「へぇ?じゃあ、ランクはなんだ?」

 クロロはゴソゴソと懐を弄ると、ジャラジャラと首飾りのようなものを取り出した。ダイヤモンドの装飾がなされた高級感のあるタグのような首飾り……それを見た男や酒場中の人々が絶句して固まった。

「……?どうしたんだ?」

 隣でタグを仕舞っているクロロに問いかけると、ウンザリしたように溜息を吐いた。

「Sランクタグ……これを見せると大抵はこうなります。さっ、もういいでしょう?奥の席に行きましょう」
「う、うん……?わかった」

 俺はイマイチよく分からないまま、クロロに促されて酒場の目立たない隅っこの方の席に座った。とはいえ、先ほどの件があって妙に視線を感じる……まあ、無視するか。
 暫くして再び酒場に喧騒が戻ってきて、俺たちが注文したものが届くとクロロが切り出した。

「突然すみません」
「いや、それはいい……で?話したいことって?」

 俺は木製ジョッキに注がれた葡萄酒に少しだけ口を付けて飲み、そう訊いた。
 クロロは両手でジョッキをサワサワしてから、口を開く。

「先日、霊脈で出くわしたバニッシュベルトのお話です」
「ふむ……」
「一応……グレイくんには忠告しておく必要があると思いまして」
「ほう」

 俺は相槌を打ちながら料理に手を付けていく。それをクロロに半眼で睨まれ、仕方なく話を聞く姿勢を取った。

「……で、先日グレイくんが会った達人はデュアリス・ビレッジと言って暗殺術の達人です。『虚影』と呼ばれ、かなり名のある達人です……。それで、バニッシュベルトが二十人の達人を抱えているのは知っていますね?」
「あぁ、知ってるよ。それと魔導機械マキナアルマで最強の大国にまで発展したんだろ?」
「そう……それで、その達人達を束ねている帝国軍の将軍についてグレイくんに話しておくべきだと思いまして」

 クロロが真剣な表情でそう言った。それだけクロロが警戒している相手なのか……俺も身構えた。

「その将軍というのが……ベルリガウス・ペンタギュラスという名の男性です。グレイくんなら聞いたことはあると思います」
「……」

 ベルリガウス・ペンタギュラス……魔剣士で『双天』と呼ばれている伝説級レジェンドの男……なんでも世界で七人しかいない伝説の一人だという。
 なるほど……それだけの実力者がいるからこそ帝国にいる二十人の達人達は帝国に従っているわけか。 

「それで?そいつの何が問題なんだ?」
「はい……実はこの方、かなりの戦闘狂でして……『虚影』からグレイくんのことが報告されていると、ベルリガウスがグレイくんに興味を示すかもしれません」
「……?つまり?」
「戦いを挑まれたりとか……」
「いやいや、まさか……え?こっち来んの?」
「分かりません……とにかく強い相手と戦いたい性分だそうです。『虚影』があそこで私やグレイくんと戦わなかったのは、向こうもこちらを達人だと見極めたということです。もしも、それがベルリガウスに伝わっていたら……まあ、もしもの話です」
「それで忠告か……まあ、分かった。気をつけておけばいいんだろ?」
「はい。ただ、ベルリガウスは聞くところによると身体を雷に変える固有魔術があるらしく、それで攻撃も通用しませんし、触れれば落雷を受けるに等しいダメージを与えられるそうです」

 結構詳しい……どこ情報なのだろう。俺は少しお腹が減ったので、テーブルの食事に手を付けた。それを見て、クロロが呆れたように口を開く。

「もう……真面目な話しをしているんですよ?もしかすると、ソニアさんやラエラさんにも危害があるかもしれません」

 その言葉に俺はピクリと止まり、クロロに目を向けて言った。

「やだなぁ〜僕の目が黒い内は二人には指一本触れさせはしませんよ〜」
「むしろ黒すぎて怖いです……グレイくん?目が虚ろになっています。き、聞いてます?」

 俺はニコニコとしたままクロロを見つめ続けた。まる。


 ※


 教会で人心地ついて夕食をご馳走になった。教会の料理は質素ではあったが、無駄に調味料を使わない新鮮な生の味を堪能出来た。

 葉っぱとか葉っぱとか葉っぱとか。あと、葉っぱとか。

 普通に美味しかったので何も言うまい。
 途中でユーリちゃんが暴れ出しそうだったので俺が口を塞いでおいたのも、まあ言うまい。
 そんなこんなで鐘は四回……夜も更けって辺り一面は真っ暗闇……。俺は与えられた寝室の広いベランダにロウソクを片手にして出ている。
 夜風に当たって、まあ……色々と考え事だ。夜にベランダシュチュで別に気取っているわけではない。そんなことは断じてない。
 と……、

「あら?グレイじゃない」

 声がした方へ振り返ると、スケスケのネグリジョとか言ったか……そんなような寝巻き姿のセリーが俺と同じようにロウソク片手に隣室のベランダに立っていた。
 あ、お隣さんだったんですね……?
 まあ、知ってたんだけど……ちなみにさらにそのセリーの隣はクロロが控えている。多分護衛かなんかだな、これ。
 俺はセリーの寝巻き姿を眺めながらこちらも反応を返す。

「よぉ……じゃない。こんばんわ。どうしたんですか?こんな時間に」
「無理に敬意なんて払わなくていいわよ……」
「敬意?」
「なによ、その最初からそんなもの払っていません的な反応は……」

 セリーはブツブツと言った後に溜息を吐き、ベランダの手すりに肘を掛けて遠い星空を見上げた。
 不思議と……俺はその横顔から目をそらせなかった。

「一応、国王陛下との謁見が通ったから明日には例のことも報告出来るわ。全く、大事だというのに謁見に申請だなんてね……忙しいのは分かってるのだけど」
「それ国王陛下に言ったらダメですよ?」

 俺は冗談めかして、あははーなんて笑いながら言った。すると、セリーは何やら考え込むような素振りを取ると笑い事じゃないことを言い放った。
「……進言してみようかしら?」
「やめて下さい」

 末恐ろしい……。

 そんな馬鹿みたいな会話をして、お互いにクスクスと笑い合った。一頻り笑うと、セリーが言った。

「今日中に……各国の教会に手紙を出させたわ。これで神官達がどう動くかね」
「そうですか」

 セリーは仕事が早いタイプのようだ。あまり策略とかに関わりたくないので耳を塞いでいたが、やっぱり地位の高い人間というのは大変そうだ。
 とはいえ、それも当然といえば当然である。
 地位が高いからお金を沢山持っているわけだし、その分忙しくて自由がないのなんて当然だ。
 よかったー庶民で……これからも通常運転で下っ端として働いて行きたい。
 まあ、俺が目指しているのは残念ながら自由の利かない世界なんだけどな……。

「それで、連絡が来るまではここに滞在する予定だから……あ、そういえばグレイやソニー達はこれからどうするのかしら?」
「お姉ちゃんは王宮治療魔術師として招待されたのでこのまま王宮で働くんじゃないですか?母さんも治療院で働くと思います。僕は……兵士になろうと」
「兵士に……?どうしてまた?貴方だったらわざわざ兵士じゃなくても冒険者として問題なく暮らしていける筈よ?」

 そういうセリーに俺も手摺に肘を掛けて夜空を眺めてみた。

「……まあ、そうなんですがね」
「なによ、それ……。話し難いことなのかしら?」
「いえ、別に……」

 実は少しだけ話し難かった。
 俺が兵士になろうと思ったのは父さんの死が一番大きかったから……その話をすると父さんのあの時の後ろを姿を思い出す。
 その度に、何もできなかった自分を思い出す……だが、そんな話し難いことを俺は何故かセリーには話してもいいかなと思ってポツリポツリと話してしまった。
 まるで、俺の懺悔を聞き入ってくれているような……それだけで救われた気がした。
 セリーの浄化能力は汚染されたものや邪悪なもの以外にも効くようだ……。
 セリーは暫く俺の話しを聞いて、それからゆっくりと俺の方に身体を向けた。それに合わせて俺もセリーの方へ身体を向ける。
 セリーはまるで祈り捧げるかのように両手を合わせ、瞳を伏せてこう言った。

「迷える貴方に私から助言を与えるわ」

 真面目くさったセリーに思わず吹いた。

「方向音痴の神官様が助言ですか?」

 軽口を叩くと、セリーは何も言わなかった。ただ両手を握りしめて瞳を閉じている。すると、不思議なことにセリーの頭に修道女の人なんかが良くつけている被り物が光の幕のような感じで薄っすらと現れた。
 俺はそれで少し驚いたようにセリーを見つめていると、セリーは口を開く。

「貴方の目指す道は困難なものよ。辛いことや悲しいこと……耐え難いことに何度も直面するとかもしれないわ。それでも、自分を信じなさい。貴方が目指す道のその先は未来へと繋がっているわ」
「……そうか」 

 俺が頷いて再び星空を仰いでいると、祈りを姿勢を解いたセリーが黄金色の瞳をキラキラさせて嬉しそうに言った。

「私、ついに神官としての仕事が出来たわ!初仕事!」

 最後の無ければ本当に非の打ち所がないんだけどなぁ……あ、でも方向音痴か。

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