魔術的生徒会

夙多史

間章(2)

 薄暗い研究室の扉に凭れかかり、白衣の呪術師は息を荒げていた。
「く、くく、くくく、くははははははははははっはぁ! 面白い。面白いじゃないですかぁ! 愉快、愉快、そう、これは愉快と呼べる感情です。はははははははぁ!」
 狂ったような哄笑が部屋の壁に反響し、奇妙で不気味な旋律を奏でる。
「生徒会。学園に雇われた魔術師。くく、あくまで私の邪魔をするつもりですねぇ。しかぁーし、そぉーはさせませんよぅ。障害は多い方が楽しめるというもの。一人ずつ私の可愛い蠱の餌にしましょうかぁ。それとも、呪術師らしく呪ってあげましょうかねぇ」
 と、少し思考し、彼は閃いたようにニヤリと口元を歪める。
「いや……そぉーですねぇ。舞台が整い次第、彼らも私の実験へ組み込んであげるというのも面白そうです。魔術師を使う……、なるほど、これは新鮮ですねぇ」
 人数を数えるように指を折り、四本目の薬指は折らずに上下に振る。
「となると、あの神代の御令嬢が一番使えそぉーですねぇ」
 言うと、彼は白衣を翻して研究室の奥へ消えていった。

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