『経験値12000倍』のチートを持つ俺が、200億年修行した結果……

祝百万部

35話 ゼノリカの決戦兵器。



 35話 ゼノリカの決戦兵器。


「滅びと絶望は、ゼノリカの糧。頂点である三至の一柱が、『とある一つの世界の生きとし生ける全ての者を滅ぼし、その者達の魂を【死の鎖】で縛りつけ、無慈悲に使役しているネクロマンサーだ』と言えば、ゼノリカがどのような組織か、正しく理解できるだろう」


(……ああ、なんか、神様が、そんな事も言っていたような……確か、ミシャンド/ラだっけ? 産まれただけで世界を滅ぼした邪悪の化身とかなんとか……)




「原初の世界は貴重ゆえ、今のところ、ゼノリカは、この世界を消滅させる気はないが、そろそろ開始される『深部』の探索で、現地人は、全員、カナリアにされる。何か不足の事態が起こった時は、この世界の魂魄を使い潰して撤退する予定だ。ゼノリカにとって、弱者の命など消耗品でしかない」


「……なんというか、ほんと、清々しいほど、完璧な悪の組織だな。……うん、だんだん、色々とわかってきた……」


 と、そこで、ゼンは、


「ところで、あんたはナニモノ? それだけ詳しいんだから、間違いなく、ゼノリカの関係者だろうけど、こうして、丁寧に情報を晒してくれているところから、現状、ただの敵なのかどうかが曖昧になっているんだが? あんたはゼノリカの人? それとも、ゼノリカを調査しているゼノリカの敵? 俺的には、後者であってくれると大変ありがたいんだけど」


「残念だが、前者だな」


「……ちっ、なんだよ、普通に敵かい」


「オレは、超魔王軍ゼノリカの決戦兵器。聖なる死の具現。幽玄なる冥府の蜃気楼。所属はゼノリカ最高位の秘密部隊『PSR』。識別コードは、ハイドラ・セイバーフッキ・ミラージュ。まあ、長い名前だから、呼ぶ時はフッキでいい」


(決戦兵器……秘密部隊……その辺のことは、よくわかんねぇが……とりあえず、ゼノリカは、『俺が手も足も出なかったアビス』を『裏拳一発で殺せるエグゾギア使い』をも配下にしている凶悪な組織って事だけは良く分かった……)


「話の続きといこう。質問一をするための、前提3。――ゼノリカは巨大な組織だ。もろもろ次元が違う。ハッキリ言うが、アビスごときにボコボコにされているようなヤツが勝てる相手じゃない。どれだけ頑張ろうと、絶対に勝てない」


「……」


「見たところ、どうやら、お前もエグゾギアが使えるようだが、ゼノリカには、神のシステムに対応するための神器も山ほどある。ゼノリカは全世界最凶の組織。チートの一つや二つで勝てる相手じゃない」




 ※ ちなみに、これは真実である。ゼノリカは、センエースを頭とする組織。
 そして、ゼノリカとは、センエースが創造したダンジョンの名前。
 ひらたく言ってしまえば、センエースのものは、ゼノリカのものということ。
 センが創った『裏ダンジョン・ゼノリカの宝物殿』には、究極超神センエースがそれまでの神生で創造してきた『センエース・コレクション(センが使わなくなった神器。ぶっちゃけ一生使わないだろうけど、一応、とってあるもの)』がアホほど死蔵されている。


 ちなみに、その潤いぶりは、廃課金者のソシャゲ倉庫ですら霞むレベル。


 貪欲に『究極の向こう側』を求め続け『最適カンスト』に至ったセンの『アイテムボックスの中身ガチ・セレクション』と比べれば、『性格的に捨てられないから』という理由で一応取ってあるだけの『センエース・コレクション』など、全てゴミでしかない。
 が、実際のところ、ゼノリカ宝物殿には『究極超神』の視点で言っても余裕でSSR+の評価がつくド級の神器がゴロゴロしている。


 そして、実は、ゼノリカに所属している者は、センの許可さえ得れば、そのコレクションを自由に使う事ができる。
 『神器化・九十九神化されていないもの』であったとしても、例外なく次元が違うアイテムであるため、これまでは、『現世で使用する許可』が下りる事などなかったが、今後は、ゼンを相手にする場合に限り、かなり規制が緩くなる予定。
 『対エグゾギア系』の神器は特に。
 というかゼノリカの上位者は、所持を強制される勢い。









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