本当の友達

もか

〜懐かしい記憶と残酷な現実〜

「らこちゃん!」
小さい可愛い子供5歳ぐらいだろうか…
「なにー?」
返事をした子供を見ると同じぐらいの5歳ぐらいの子供が立っていた。
あの子達は誰だろ?
私の名前と同じ名前だな〜
そういえば私、子供の時の記憶ない気がする…思い出せない…

「らこ!らこ!」
声が聞こえる…
目が覚め起きると沙夜が泣きながら抱きしめてきた…
『沙夜ちゃん…夏樹くんは?』
「…29号?って奴に連れてかれた…」
『そっか』
夏樹くん死んじゃったんだ…
私のせいで…私が刺されなければ夏樹くんは生きてたのかな…

「らこ…夏樹のは…「あ!起きた!大丈夫?ごめんね疑って…」『いいよ』
あみちゃん、暖かい目に戻ってる…
気のせい?
でも冷たい目前にも見た気がする…
それに覚えてないけど悲しい目も見た気がする…でもいつ?

それにさっきあみちゃんに似てる子みたしな。
『ねぇあみちゃん昔私、あみちゃんと会ったことある?ちっちゃい頃…』
ちょっと驚いた顔をして
「えー?ちっちゃい頃の記憶あんま覚えてないからわかんない!」
なんか隠してるような気がする…
『ほんとに?』
「私友達に嘘つかないよ」
『そっか…』
昨日の目つきは友達に向ける目には見えなかったけどな…

「沙夜ちゃん!ちょっときてー!」
「え…」沙夜を連れてってしまった…
1人になって冷静になり、
『夏樹くんに会いたい…』
そいえば2人仲良いな…
なんで沙夜ちゃんだけ連れてったんだろ?
前はいつでも3人で行動してた…
あれ?本当に3人で行動してたっけ…
なんかすごい記憶はあるのに曖昧な気がする…

もしかしてあの2人の中に偽物がいる?


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