本当の友達

もか

〜教室の中〜

「ここどこ?」「頭がいたい」「こいつ誰!?」
叫び声が聞こえ目が覚め、起きると自分の教室の机に伏せていた。

でも自分の教室よりも古い。
てことは廃業になった教室?
でも何で自分の教室と机にいるの?

「らこ大丈夫ー?」
「私もさっき起きたばかりで睡魔に負けて…気づいたらここにいて」
『私も同じだ…』「私も」
じゃあ、誰がここまで運んだんだろ

するとクラスの男子がドアを開けると真っ暗な廊下が広がった。
「ザ肝試しって感じね」
『肝試しってレベル超えてる気するけど』
「やばそうな気がする」
3人で頷きながら話でいた。

すると「らこ大丈夫か?」
声がし振り返ると好きな人がいた。
『大丈夫。夏樹くんは大丈夫?』
「俺は大丈夫だけど、何でこんなとこに
俺らいるんだ?職員室までしか入ってなかったよな?」
『わからない。私、起きたらここにいて』
「俺もだ、ありがとな。また後でな!」
男子の元へ戻ってしまった。

「あらあらあら〜夫さんきてくれたわね〜」ニヤニヤしながら沙夜に言われる。
『付き合っても結婚もしてない!』
「でも好き合ってるもんね?」
『夏樹くんは私のことどう思ってるかわかんない』話をしていると
「それより!ここから出よ!」
あみちゃんに話を中断され『うん』

「その前にさ、この椅子に座ってる人誰」
沙夜の言葉にハッとなる
みんな、その人のとこに集まってるけど距離を置いて触れる者はいなかった。
そいえば、この人誰?
ここには関係ないかもだけど、
私が入学した時からこの机空き巣で置いてあったよね。
『誰だろ?すごい可愛い』
「お人形さんみたい」

私が頭を恐る恐る触れてみると
《関川らこさんのセーブいたしました。
   離して完了です》
クラス全体に響いた。
「らこ、お前なんかした?」
『私、この子の頭に触れただけだよ!』
クラスの男子に言われ返すと
「じゃあ俺らもやる?」
「いいぜー」と次々セーブする。
みんながセーブしたのを確認すると。

「とりあえずみんなで出口までいこーぜ」
その声にみんなが賛成し、
教室を出て下に向かっていく。
どうやらここは2ー3やっぱり私のクラスだ
場所は違うけど…ここは4階みたい



カウントダウンまで45…


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