やはり、創造神の加護はチートでした
19話 王城に招待
  翌朝、レオンは王都の商店街に来ていた。特に理由はないが強いて言うなら散策だ。まだ見たことない所があるので、たまにはこういうことをしようと思ったのだ。
  そしてレオンはある違和感を感じた。
《ねぇチセ。すれ違う人のこっちに向けてくる視線なんか普通じゃなくない?》
《そうですね。理由は裏ステータスに関係あるかと。》
《分かった今見てみる。》
『ステータス』
2ページ目(2/2)
【物理攻撃】∞
【魔法攻撃】∞
【物理耐性】∞
【魔法耐性】∞
【俊敏性】∞
【精神力】∞
【知識量】∞
【魅力】∞
【運】∞
(相変わらず全部∞になってるな……。ん?あっ!なるほどね。)
《原因が分かったよ。魅力が∞になってるのが原因だね。》
《確かにそれは問題ですね。》
《とりあえず家に帰ってからスキルを作るね。》
  そうしてレオンは人影のない路地裏へ行き自室に転移する。
(とりあえずステータス操作とかでいいのかな?それともリミット?)
  とかいくつか考えてみたが、とりあえずステータス操作が1番無難だと思ったのでそれを作る。
(これは最上位神魔法に含まれるのね。)
  そして今作ったスキルでステータスを変える。
(とりあえず魅力と運は変えなきゃな。)
  他の項目も変えるか悩んだが今は裏ステータスだけにすることにした。
  そして出来上がった裏ステータスがこれだ。
『ステータス』
【物理攻撃】∞
【魔法攻撃】∞
【物理耐性】∞
【魔法耐性】∞
【俊敏性】∞
【精神力】∞
【知識量】∞
【魅力】1000
【運】10000
  結局、魅力と運しか変えなかった。正直他の項目は高ければ高いだけいいと思うし。
(これでもう大丈夫かな。)
  試しにもう1回外を歩いてみたらさっきよりはだいぶ減ったように思えた。
(よし、大丈夫だな。てか今までよく気が付かなかったよな……。)
  そんなことを思いつつ家に戻る。今度は歩いてだ。いつも転移ばかり使うのは良くないと最近になって思い始めたからだ。
  もうすぐ家というところで偶然ジルに出会った。
「おはようございます。ジルさん。」
「あぁ、おはよう。レオンくん。」
  ジルも少々驚いていた。
「ここで何をしているんですか?」
  素朴な疑問を問いかける。
「それは君に話があってな。場所を教えてもらったんだ。」
「そうだったのですか。それで僕に話とは?」
「君に1度王城に来てもらい。君に会いたがっている人がいるんだ。後はこの前助けてもらった礼がしたい。」
「分かりました。ではいつ頃に向かえば良いですか?」
「今から2時間後に来れるかい?」
「はい、大丈夫です!それでは2時間後にまた会いましょう。」
「あぁ!また後でな!」
  そう言ってレオンとジルは1度別れた。
「ただいまー。」
「おかえり。もう朝食できてるわよ」
「すぐ食べるよ。」
  言った通り朝食をすぐさま食べ始め、予定の2時間後まで仮眠を取って過ごす。
《マスター!起きてください!そろそろ予定の2時間後ですよ!》
《分かったよ。今すぐ向かう。》
  因みにだがこの世界でも時間の測り方は日本と全く同じだ。
  レオンは小綺麗な服に着替え王城に近い場所に転移する。そこからは歩いていく。
  5分ぐらい歩くと王城の目の前に着いた。
「何者だ。」
  門番の人に止められた。
「レオンと申します。ジルさんに呼ばれてここ来ました。これが招待状です。」
  レオンは懐から事前に渡された招待状を出した。
「うむ。君がレオンか。ではついてきてくれ。」
  門番の人について行くとある部屋に通された。
「ここで待つように。」
  そう言って門番は部屋を出ていった。
(大きな部屋だな……。誰が来るんだろう?)
  待っている時、途中メイドが入ってきて茶菓子を持ってきてくれた。
「ありがとうございます。」
「いえ、これが仕事ですから。もう少々お待ちください。」
  そう言ってメイドは微笑むと部屋を出ていった。
  それから5分ぐらい経っただろうか。誰か来たようだ。
「遅れてすまない。君がレオン君だね。」
「はい。レオンと申します。えっと……」
「あぁ、私はこの国の騎士団長を務めている。ブロウ=ラグルシアという。」
「はい。よろしくお願いします。」
  一通りの自己紹介を終え本題に入る。
「まずは礼を言う。王女殿下、公爵家のご令嬢のみならず、うちの騎士達まで助けてもらった。ありがとう。」
(あの馬車の中は王女様と公爵家ご令嬢だったのか……。)
「いえ、どうか頭をお上げください。僕は目の前に襲われていた人達がいたので助けただけですよ。」
「それでもやはり騎士団長として礼を言わせてもらう。」
  そしてレオンの実力についての話になった。
「単刀直入に問おう。君は何者だ?」
「何者だと言われましても、ただの平民ですよ。ただ少しだけ他のものよりかは強いと思いますが……。」
「そうか……。よし。では私と模擬戦をしないか?」
「えっ!ブロウ団長と模擬戦ですか?!」
「そうだ。君の実力を知るには1番いいと思うと思ったからな。んー、それと私に勝ったら私の出来る範囲で望みを1つ叶えよう。」
「………分かりました。お受けします。」
「よし!それでは私についてきてくれ。」
  こうして半ば強引に騎士団長との模擬戦が始まった。
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コメント
ノベルバユーザー354375
やっぱり、◯州サンの作品でアノ話パクってるじゃん……
これ…、書籍化はさすがに無理でしょ……rz
ひぐっとん
>>ドラゴン2
ラッキースケベ体質はお断りってことじゃね?
ドラゴン2
そんな身分の高い奴ら魔の森の近く通らせんなや
魅力はわからんけど運は高ければ高いほど良くない??
ノベルバユーザー295269
なんで王城に子供だけを呼ぶんだろ。
地位が高い奴多い所に庶民の7歳を1人でこさせたらダメでしょ。
赤猫
冷静すぎる