同世界転生の最強貴族
第十八話 召喚と勇者
◇国王 リムスニア視点◇
「報告によると、あのゼクロイドが迎え撃とうとして、死にかけてしまったらしい。そして、その時に責めてきていたのが魔族だという。よって、至急、勇者を召喚して対応せよ!」
「分かりました!!」
『これで大丈夫だろうか・・・・』
    指示を出して約一時間。宮廷魔導師と呼ばれる、王に仕える魔導師達がぞろぞろと集まってきた。そして、早速召喚の儀式が行われる。
『『『我らが世界に、かの世界の強き者を、此処へと迎えん。汝ら我らの世界に来たくば、それを示す事ぞ。今、示す者よ!この世界に平和と栄光を!!』』』
    王都を覆い尽くすほど大きい魔法陣が出て来た。そして、それが消えると、煙の中から人が出て来た。
「ん?ここは何処だ?」
「さあな・・・・」
「でもさでもさ!此処って城っぽくない?」
「言われてみれば確かにそうかも知れません」
    四人がそう喋ると、少しだけ不安を抱きながらも、口を開く。
「ようこそ、勇者様と仲間の皆さん。急な話で、すいませんが、貴方達を召喚した理由について話しましょう。前置きは長いので、省略すると、魔王が動き出してしまった為、魔王を討伐して欲しいのです」
「なるほど!よくある異世界物の世界か!」
何故こいつだけテンションが高いのだろうか・・・・と、少しだけ引き気味になってしまった。
「ああ・・・・そうだ。それよりも、自己紹介をしてくれ」
「俺からするとしよう。俺の名前は 冬木 海斗 だ」
    青髪、青眼の高身長でイケメンの男が聖剣士であるカイト。
「わ、私の名前は 古春 愛莉 です」
    少しオドオドしている、ピンク髪に金色の目で、身長は低いが、可愛いのが治癒術師であるアイリ。
「わ、我もするとしようか。我の名前は 幸秋 栄仁 だ」
    オーガか?と思うような屈強な身体を持っていて、黒髪と黒目で身長が凄く高く、頑固そうな顔をしているのが、重戦士であるエイジン。
「私の名前は 夏井 華蓮 でーす!」
    そして最後に、このぶりっ子臭が漂う赤髪と朱色の目を持っていて、身長はまあまあ高く、顔は普通に可愛いのが、魔術師であるカレン。
    それと今気付いたのだが、この者達の姓にはそれぞれ、季節の名前が入っているようだ。
「勇者 カイト そして仲間の アイリ、エイジン、カレン で良いのだな?」
「良いぜイケメンのおっさん!」
「ま、まあ、そのな・・・・装備と旅の資金を渡すから、一週間の間は好きにしていてくれ。そして、一週間後の日曜日には、ここに戻って来てくれ。頼んだぞ?」
「分かった。国王殿」
    そして、装備等を付け終わると、カイトから順に王都へと出て行った。
「アイツらには正直任せられんと思うな・・・・いざとなったら、ゼクロイドを鍛えて行かせるしかないか・・・・・」
◇聖剣士 カイト視点◇
『よっしゃーテンプレ&異世界の美女とのハーレムキタコレー!!俺達勇者一行だし!?行く先々で人を助けちゃったりして?モテモテになっちゃったりして!!?』
    ガンッ!っと頭に何かが当たった。痛む頭を抑えながら、そちらへと向く。
「痛てぇーな!!何するんだよエイジン!!」
「いやぁー・・・・気持ち悪い顔をしながら、歩いていたからついな?」
「そう言えばだけどさ、私達のステータスって見れる訳?」
    実はここにいる皆は、全員幼馴染みであり、異世界系のアニメや小説を読んでいたりする奴らが固まっている。その為、ある程度のことなら知っている。
「まあ、適当に『ステータス』で良いんじゃ・・・・ってうわぁ!!」
「あっ!そうです!ステータスをみんなで見せ合いっこしましょう!」
「おー!良いじゃんそれ!楽しそうだし!」
「多分ではあるが、オープンステータスで良いのでは無いか?」
「そうだな!『オープンステータス』」
    その声と同時に、薄い板状のステータスボードと呼ばれる物が表示される。
《ステータス》
【名前】 冬木 海斗
【称号】勇者 召喚者 超人 穢れた心を持つ者
『HP』100/100
『MP』10/10
「物攻」310
「物防」190
「魔攻」180
「魔防」220
「総合判定」 A
【魔法】
火魔法
水魔法
光魔法 神聖魔法
ステータス魔法
【スキル】
鑑定 武術Lv.3 魔術Lv.1 アイテムボックスLv.1 聖剣使用可能
「んー?平均が分からないから、高いかどうか、全然分からないんだが・・・・・」
「なら、あそこにいるおじいちゃんにでも見せてもらえば?」
    そして、おじいちゃんに交渉して、ステータスを見せてもらえる事になった。
《ステータス》
【名前】 ノーレン
【称号】平和主義者 平民
『HP』10/10
『MP』0/0
「物攻」20
「物防」40
「魔攻」10
「魔防」30
「総合判定」 D
【魔法】
火魔法
ステータス魔法
【スキル】
   無し
「これを見る限りだと、俺ら凄く強いじゃねぇーか!それに、この高そうな装備付けてるし!」
「じゃあ早速ギルドがあると思うからな。そこに行って登録しようぞ!」
「「「おー!!」」」
    こうして、勇者達の冒険が始まったのだった。
「報告によると、あのゼクロイドが迎え撃とうとして、死にかけてしまったらしい。そして、その時に責めてきていたのが魔族だという。よって、至急、勇者を召喚して対応せよ!」
「分かりました!!」
『これで大丈夫だろうか・・・・』
    指示を出して約一時間。宮廷魔導師と呼ばれる、王に仕える魔導師達がぞろぞろと集まってきた。そして、早速召喚の儀式が行われる。
『『『我らが世界に、かの世界の強き者を、此処へと迎えん。汝ら我らの世界に来たくば、それを示す事ぞ。今、示す者よ!この世界に平和と栄光を!!』』』
    王都を覆い尽くすほど大きい魔法陣が出て来た。そして、それが消えると、煙の中から人が出て来た。
「ん?ここは何処だ?」
「さあな・・・・」
「でもさでもさ!此処って城っぽくない?」
「言われてみれば確かにそうかも知れません」
    四人がそう喋ると、少しだけ不安を抱きながらも、口を開く。
「ようこそ、勇者様と仲間の皆さん。急な話で、すいませんが、貴方達を召喚した理由について話しましょう。前置きは長いので、省略すると、魔王が動き出してしまった為、魔王を討伐して欲しいのです」
「なるほど!よくある異世界物の世界か!」
何故こいつだけテンションが高いのだろうか・・・・と、少しだけ引き気味になってしまった。
「ああ・・・・そうだ。それよりも、自己紹介をしてくれ」
「俺からするとしよう。俺の名前は 冬木 海斗 だ」
    青髪、青眼の高身長でイケメンの男が聖剣士であるカイト。
「わ、私の名前は 古春 愛莉 です」
    少しオドオドしている、ピンク髪に金色の目で、身長は低いが、可愛いのが治癒術師であるアイリ。
「わ、我もするとしようか。我の名前は 幸秋 栄仁 だ」
    オーガか?と思うような屈強な身体を持っていて、黒髪と黒目で身長が凄く高く、頑固そうな顔をしているのが、重戦士であるエイジン。
「私の名前は 夏井 華蓮 でーす!」
    そして最後に、このぶりっ子臭が漂う赤髪と朱色の目を持っていて、身長はまあまあ高く、顔は普通に可愛いのが、魔術師であるカレン。
    それと今気付いたのだが、この者達の姓にはそれぞれ、季節の名前が入っているようだ。
「勇者 カイト そして仲間の アイリ、エイジン、カレン で良いのだな?」
「良いぜイケメンのおっさん!」
「ま、まあ、そのな・・・・装備と旅の資金を渡すから、一週間の間は好きにしていてくれ。そして、一週間後の日曜日には、ここに戻って来てくれ。頼んだぞ?」
「分かった。国王殿」
    そして、装備等を付け終わると、カイトから順に王都へと出て行った。
「アイツらには正直任せられんと思うな・・・・いざとなったら、ゼクロイドを鍛えて行かせるしかないか・・・・・」
◇聖剣士 カイト視点◇
『よっしゃーテンプレ&異世界の美女とのハーレムキタコレー!!俺達勇者一行だし!?行く先々で人を助けちゃったりして?モテモテになっちゃったりして!!?』
    ガンッ!っと頭に何かが当たった。痛む頭を抑えながら、そちらへと向く。
「痛てぇーな!!何するんだよエイジン!!」
「いやぁー・・・・気持ち悪い顔をしながら、歩いていたからついな?」
「そう言えばだけどさ、私達のステータスって見れる訳?」
    実はここにいる皆は、全員幼馴染みであり、異世界系のアニメや小説を読んでいたりする奴らが固まっている。その為、ある程度のことなら知っている。
「まあ、適当に『ステータス』で良いんじゃ・・・・ってうわぁ!!」
「あっ!そうです!ステータスをみんなで見せ合いっこしましょう!」
「おー!良いじゃんそれ!楽しそうだし!」
「多分ではあるが、オープンステータスで良いのでは無いか?」
「そうだな!『オープンステータス』」
    その声と同時に、薄い板状のステータスボードと呼ばれる物が表示される。
《ステータス》
【名前】 冬木 海斗
【称号】勇者 召喚者 超人 穢れた心を持つ者
『HP』100/100
『MP』10/10
「物攻」310
「物防」190
「魔攻」180
「魔防」220
「総合判定」 A
【魔法】
火魔法
水魔法
光魔法 神聖魔法
ステータス魔法
【スキル】
鑑定 武術Lv.3 魔術Lv.1 アイテムボックスLv.1 聖剣使用可能
「んー?平均が分からないから、高いかどうか、全然分からないんだが・・・・・」
「なら、あそこにいるおじいちゃんにでも見せてもらえば?」
    そして、おじいちゃんに交渉して、ステータスを見せてもらえる事になった。
《ステータス》
【名前】 ノーレン
【称号】平和主義者 平民
『HP』10/10
『MP』0/0
「物攻」20
「物防」40
「魔攻」10
「魔防」30
「総合判定」 D
【魔法】
火魔法
ステータス魔法
【スキル】
   無し
「これを見る限りだと、俺ら凄く強いじゃねぇーか!それに、この高そうな装備付けてるし!」
「じゃあ早速ギルドがあると思うからな。そこに行って登録しようぞ!」
「「「おー!!」」」
    こうして、勇者達の冒険が始まったのだった。
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