神様の手違いで異世界クラス転移~この世界はめちゃくちゃだ!~

BLACKArcher

5話休憩そしてスキルの進化?

みんなと1度別れたあとメイドさんに案内されて自分がこれから住むらしい部屋に案内された。その部屋に行って目の当たりにするとこれはすごいと思った。

「本当にこの部屋に住んじゃってもいいの?」

「はい、問題ありません。あなた方は勇者のお仲間ですから。それにここを使っていいと指示されたのは王様でございますから尚更問題などございません。」

「そうか、それならいいんだけど。説明ありがとね。」

「いえ、分からないことや困ったことがあれば我らにお申し付けくださればできる限りの事はいたします。」

「うん、ありがと。そうさせてもらうよ。」

「では私はこれで失礼します。」

そうきちんと礼した後メイドさんは去っていった。そして僕は部屋に入りメイドさんに失礼がなかったかきちんと話せていたかに頭を悩ませた。何故かって?それは僕がコミュ力の低さが原因だねー。僕は顔は普通以下だしスポーツも勉強も面白いことも出来ないからみんなとはあまり仲良くない。だがアニメとかなら話は別。だから直也とかと友達になれて今では直也とは普通に話せる。だが知らない人とかだとこれはきつい。だから頭を悩ませたという訳さ!・・・・・
「あれ?おかしいな?つらくないし悲しくもないのに涙がでてきたよ。あはは、おかしいなー?」
そう1人でごちていた。
しばらく落ち込んだ後いつもの調子に戻り、何しようか悩んでいると昼飯をメイドさんが持ってきた。
コンコン
「黒井様、お昼を持って参りました。入ってよろしいでしょうか?」

「あぁ、構わない。」

「失礼します。こちらがお昼でございます。どうぞお召し上がりください。食べ終わったら部屋の外に置いておいてください。後で回収致しますので。」

「あぁ、分かったよ。えっと、どうもありがとうございます。」

「では失礼しました。」

メイドさんが去った後昼飯を食べた。感想は美味しかった。だけどパンとスープ、ステーキ?みたいなものはご飯派のしかも肉より野菜派の人間にこれは昼にしてはキツかった。
「うぷっ、少しベッドで休もう。よいしょっと。」
ベッドに腰をかけて少し横になった。そしてそのまま寝てしまった。
目が覚めると苦しかったのは無くなり、見覚えのある場所に来た。
「久しぶりじゃのう。ゆうとよ。」
「お久しぶりです。そう言えばあなたは世界神様だったんですね?ステータス見た時にビックリしましたよ。」
「すまんのぉ。隠すつもりはなかったんじゃよ。忘れていただけじゃ。それにそんな畏まらずにリラックスしておくれ。世界神様もやめておくれ。むず痒くて仕方が無いのじゃ。そう言えばわしの名前を言ってなかったのぅ。わしはアルトリンド。アルトさんでもリンドさんでもどちらでも良いぞ?」
「では失礼ながらリンド様はなんのご用件で僕をこちらに?」
素朴な疑問を僕はリンド様に聞いた。
「かしこまらんでいいのにのぉ。まぁいいじゃろ。何故君を呼んだかじゃったな。それは想像具現化スキルと創造スキルの統合じゃ!つまり創造神之力(クラリウス)になるわけじゃ!」
「なるほど。ってそれは神様の力なんじゃ?それにまだ何も僕してませんよ?何もしてないのに神様の力を手にしても・・・」
「神様の力とはまた別物じゃよ。いや、少し違うかのぉ。神様の力の種とでもいうか。それは君が上手く扱わないと使えない。それには多大な練習が必要じゃ。神の力の種ではあるが神様の力にはまだ追いついていない。君が上手く使いこなすまではな?効果は意識が戻ってから確認しなさい。これからも呼ぶと思うがよろしく頼むのぉー!」
「分かりました。説明ありがとうございます。それでは失礼します。」
「それじゃ〜、またのぉ〜。」
少しずつ意識が遠のき今度は現実で目が覚めた。早速創造神之力クラリウスの効果を確認した。
創造神之力クラリウス
好きなものをなんでも作れる力。ただし、使い慣れるまでは多大な魔力を消費する。イメージが強いと魔力の消費が少ない。大体半分くらい魔力消費量が減る。
・魔力を使い、一時的になんでもものを作る。大体10分くらい現実に具現化出来る。
・魔力を使い、それらを永遠に消滅するか壊れるまで存在を維持することが出来る。魔力消費は前者よりも多い。
・どんなものもコピーすることが出来る。現物が目の前にあり触れていればほとんど魔力消費なしでコピーすることが出来る。


とあった。魔力消費に気をつけることと場所の使い所では前者が使えるな、と思った。にしてもなかなかすごいスキルだなと思った。
その後、スキルを確認したあと、直也やアニ友の康太や桃也とこの世界のことについて自分のこれからの方針(理想?妄想?)について話をして晩飯を食べて(米は出なかった。そして肉中心)苦しみながら眠りに落ちた。

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