神王のスローライフまで

グランアース

第3章第15話  魔王討伐7



「りゅうくん...... 」

「華楓...... 」

「あれ?いつからこの小説、恋愛系になってたっけ?」

「とにかく、コイツらを放置して、国王の体をしている魔王!観念しなさい!」

「だから、私は魔王じゃないって」

はっ!つい、やってしまった。
取り敢えず、鑑定でわかったことを話すか

「そいつ、魔王じゃないよ。それに、一応、国王本人だな。」

「えっ?」
「?」
「じゃあ、お父様?」

「ああ、嫌、ごめん。説明不足だったな。正しくは魔王じゃないが国王の体を乗っ取って話している。しかも本体は別の場所にある。だろ?魔王さんよ。」

「ふはははっ!そうだ、正解だ少年よ。この国の王がやって来たから少しだけ、痛めて操らせてもらっている!まあ、一度こいつは死んでるからな。俺が離れたら消滅するだろうよ。」

やっぱりか。
ということは、国王は死んでいる。
なおかつ、魔王はもうここにいないということ。

じゃあ、この膨大な魔力はなんだ?

まさか、爆発魔法じゃないよな。
辺りを見てもなにも無さそうだし。

とくに、国王から良く出てきている気がする。

「まあ、少年よ。そんなに警戒するでない。この魔力は爆発はしない。ただ...... お前達を倒すための魔力だよ!ぎゃははははは!!」

爆発はしないのか。

それは、安心した。
ただ、相手は魔法。
しかもこの国の王の体で攻撃してくる。

倒せるはずがない。

くそ、卑怯だな。
魔王ってのは。

「お父様の..... お父様の姿で悪行をおこなうなぁ!」

『炎よきたれ、我が求は紅蓮の矢 
   ファイヤーズスピアズ』

なぜ、どっちにも複数系!?

「ぬ!」

「はあっ!」

続けて打ち続けるリル

「みんなもやるぞ!」

「「「「「おう!」」」」」

結局、最初のリルが放った魔法で戦いが始まった。

リルの魔法に会わせるかのように他のみんなは風の魔法を使っている。

「やあああぁぁぁ!」

「ふんぬっ!」

「きゃあぁぁ!」

あっ!浅川が飛ばされた!

力も相当上がっているな。
ちょっと厄介だ。

と思ったら。

『我が求は、死の遺産。出でよゾンビ!』

「なっ、ゾンビ!」

「誰か、回復か聖魔法か光魔法を!」

「ん?あっ!コイツら鎧を来ているぞ!しかもラリティア王国のを!」

「ふはははっ!あるものは有効に使わせてもらうさ!」

「おのれぇぇぇ!」

亡くなった人の体を使うなんて。





























また、間に会わなかったか...... 





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