神王のスローライフまで
第二章第23話 奪還作戦4
「「な、なんですって!」」
おおう、華楓とリルが驚いてるよ。
「ふふふ、わたくし達はこれが一番の狙いですわ。」
「「ぐぬぬぬ」」
ああ、ヤバイよ。
華楓とリルの堪忍袋が切れそうだよ。
あっ、ようやく口を開くか。国王さん
「そ、それは、いきなり言われてもこちらとしてもすぐに対応というか国家問題だが...... 
」
「ええ、それを含めての3ヶ月間ですわ。」
「と、取り敢えず明日は早いだろう?龍一殿。速く寝室に戻られてはどうかな?
この件も後日話すとして。」
「そ、そうですね。それでは失礼します。」
「「失礼します。」」
いや、そんな目で見ないでよ。
明日も早いんだからゆっくり寝させてよな。
寝室に戻った後はきっちりと華楓とリルに何を話していたのか聞かれました。
まあ、色々とはぐらかせたけど。
カレンさんの名前を使ってだけど。
それだから知らないけど、国王と王妃と話したことは全く教えてくれなかった。
次の日
ガルシア騎士団団長から勇者もこの戦争に参加することを伝えられた。
男子はようやく外の国だ!って、喜んでたけど女子は渋々受け入れた感じだった。
やっぱり男子と女子は根本的に性格が違うんだなと感じた。
まあ、いつもどうり訓練をして
いつもどうりごはんを食べ
いつもどうり寝て
いつもどうりに一日を過ごしているのだから
多分...... いや、俺達と同じように精神的に苦しむだろうな。
あの人を初めて殺してしまった感触は今も忘れられない。
多分、これが自分の責任なんだろうな。
そして、今日ついにヘルステイン王国の反乱を沈めるためのラリティア王国の援軍が出発することになった。
出発の時間帯は王都のど真ん中を通って行進して出発した。
もちろんその時間帯はとても混雑していたが
逆に初めての軍隊での出動だったからとても緊張した。
出発する前は国王に、死なないようにすることを一番強く言われた。
出発前にはカレンさんも来て、いってらっしゃいと言われた。
まだ婚約してないのに充分気合いをいれてるな。
ほら、華楓とリルが凄い顔にして、俺達を見てるぞ。
その後は順調に進み(華楓とリルに両腕を捕まれた状態だったが)ついにヘルステイン王国の王都にまでやって来た。
マガルさんとアリスさん元気にしてるかな?
「ファンタジー」の人気作品
書籍化作品
-
-
353
-
-
127
-
-
59
-
-
238
-
-
969
-
-
1168
-
-
17
-
-
124
-
-
35
コメント