神王のスローライフまで

グランアース

第一章第20話   新しい仲間

すみません。すっかり投稿の時間を過ぎてしまっていたので今回は二日分の投稿をします。
本当にすみません。






「えぇ!そんなことが。
私も龍一様の模擬戦を見たかったです。」

「そうだよ。本当にりゅうくんはすごかったんだよ。
ダンジョンの時、余裕な顔して戦ってたから模擬戦の時なんか、ものすごいスピードで戦っていたんだよ。」

「龍一様。今度模擬戦するときは私も呼んでくださいね♪」

「お、おう。わかったよ。」

俺は、今リルとのお茶会に誘われたからいるんだか、最初から華楓がいて、しかもあの模擬戦の話を自分の自慢話のように話してるからめちゃくちゃ恥ずかしい。

「それで、リルは仕事?は終わったのか?」

「えぇ、終わりましたよ。」

「そうか、じゃ次の時はリルも一緒にやろうか。」

「はい!」

とりあえず、どうしようか。
新しい仲間が欲しいとはいえクラスメイトは全員組んでるから、残っている人なんていないよな。


「りゅうくん、どうしたの?」

「ん?ああ、新しいパーティーメンバーがいたほうがもっと楽になるけどな、もう、残ってないんだよな。」

「龍一様は、召喚魔法は持っていますか?
召喚魔法なら上のほうは強くて人間になれる魔法なども持っているので。
もしかしたら、龍一様なら上のほうを呼び出せるんじゃないか、と思うんですが。
どうですか?」

「なるほど、召喚魔法か...... 」

うーん。召喚魔法。多分この神王のスキルに入ってるだろうな。

召喚魔法ならまぁ、安全というよりは強いのが出てきそうなんだよな。
でもこれで、リルと華楓の護衛ってできるから、一か八かやってみるか。

「ありがとな、リル。明日訓練が終わった休憩の時間にこれるか?
その時間帯に呼ぼうと思うんだが。
空いてるか?」

「えっと明日は、ああ、空いてますよ。」

「じゃあ、その時間に来てくれ。
華楓もいいだろ?」

「うん、大丈夫だよ。」

「よし、じゃあ今日は俺もう寝るは、お休み。」

「「お休みなさい。(りゅうくん)」」





そうか、召喚魔法。
うん、俺が頑張れば大丈夫だな。
よし、もう寝るか。























『龍一、起きろ』

『起きなさい、龍一』

『えっ、お父さん、お母さん?』

『ああ、そうだぞ。』

『えと、どうしてここに?』

『それはな、龍一。お前の眷属をどうするのか、聞いてなかったからな。』

『眷属?何それ』

『龍一、上級神以上はね、自分の眷属、自分の専属天使を見つけるんだよ。』

『えっ、専属天使?』

『そうだ。自分の護衛や味方、仲間の人を見つけたり。人間から選んで一から作ったり、そうやって、自分専属の天使を見つけるんだ。
もちろん、その天使は奪われることはないぞ。』

『えっ。うーん。』

『まぁ、急いで決めなくても。一年以内に選んだらいいから。』

『いや、リルと華楓を自分専属天使にする。』

『ほう。それは、婚約者だからだな。
まぁ、その天使は三人まで決めれるからあと一人どうするか決めろよな。』

『あっ、そうだ。明日召喚魔法を使うでしょ。その時もしかしたら雇われてない天使が混ざり込むかもしれないから気を付けてね。
でも、入れるとしても熾天使(セラフィム)ぐらいだから安心して、龍一の望んだ人達しかでないから。』

『えっ、それってほとんどの確率で、でるんじゃ?』

『ふふ、もし出てきたら契約して上げて。
それからでもできるから。
じゃあね。頑張って邪神退治。』

『えっ。ちょっと待って。もうちょい色んななこと聞かせてよ。』

『それは、また今度。次は...... だから頑張って』






「リュウイチ様、朝ですが。大丈夫ですか?」

「う、うん?」

「大丈夫ですか?」

「ああ、大丈夫大丈夫。」

「そう、ですか。そろそろ朝食の時間なので早く着替えてください。
着替え終わったら、またお呼び下さい。」

「ああ、わかった。」

はぁ、どうしようか。
もしかしたらセラフィムが出るって。
はぁ、自分のことばれなきゃいいけど。
その辺は多分お母さんが意味ありげな笑みを上げてたから多分伝わってると思うけど。

まぁ、その事を願うのみだな。
着替えよう






「よーし、昼休憩だ。しっかりと休めよ。」

「華楓、行こっか。」

「うん♪」


「あっ、リル。こっちこっち。」

「あっ龍一様。」

「それで、何を呼び出すのです?」

「うーん、そこは決めてないんだ。出てきたら契約を結ぼうかなって。」

「そうですか。頑張って下さい。」

「頑張って。りゅうくん。」

「おう!」

「よし『我の魔力を授けるゆえに契約我の守護となりまた我の仲間となれブシュヌーボン』」

召喚魔法の魔方陣が回転を始める

さて、どんなのが出るかな?

「何が出るかな。りゅうくん」

「楽しみですね。龍一様」

「おう、何が出るかな?」

そしてついに登場の瞬間で
あたりが光に包まれる。
光が強ければ強いほど強いものが出てくるから期待できるぞ。

この時には、すでに熾天使(セラフィム)のことは、すっかりと忘れていた。


「はじめまして。龍一様、私は天界の熾天使の長、ラファエルです。
よろしくお願いいたします。」




コメント

  • サトゥー

    二人ともりゅうくん呼びになってる

    1
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