神王のスローライフまで

グランアース

第一章第14話   疑い?

「さて、お前達をこの部屋に入れた理由は他でもない
なぜ、お前達の後ろ、いや隣には王女様が座っているのかが気になるのだが。
何故だ?」

よ、よかった~
あのキングゴブリンのことを聞かれるかと思った。
例えば、お前達が倒せるわけなかろうって

ん?
いや、その前に勇者の一行が行くって伝わってるから、そんな頭がバカなわけないか。

てか、あれ?
リルって、どうやって俺達と同行できたんだっけ?

「ただ、くじ引きで決まりましたが?」

あぁ、そうか、
リルがくじ引きといいながら
めっちゃ手を回して俺達と同行できたのか。

「………くじ引きか、うーんそんな簡単に国王陛下が許してくれるとは思わんけどなぁ、まぁなんでお前達の後ろに王女様がいるのかはわかった。
すまなかったなぁ。時間を取らして。」

「あの」

「なんだ?」

「いや、キングゴブリンを三人で討伐できないだろうとかいうんじゃないかって
思って。」

「なんだ、そんなことか。まず王女様がいる理由を確かめてそれと
勇者は並々ならぬ強さを全員が持っているからな。
ちなみにお前達は何階層で、倒した?」

「二十一階層です。」

「やっぱりか。あのダンジョンはな、勇者が入るといくらかレベルが上がるんだよ。過去のことにもそうだったらしい。」

「理解できました。ありがとうございます。」

「すまんな。時間を取らしてそろそろできた頃じゃないか?」

「失礼しました。」

よかった~なにもなくて。
そうおもいながら下の階に降りていきカウンターからの呼び出しを待とうと思ったが
すでに呼ばれていた。

「すいません、呼ばれていた龍一です。」

「龍一様ですね。はい、確かに確認しました。
では、すこしお待ち下さい。」

しばらく待っていると

「お待たせしました。ギルドカードをお持ちしました。
ただいまより、ギルドカードの説明をさせていただきます。
まず、ギルドカードは自分の身分証となります。
また、ギルドでの依頼また、受付の場合でも使われます。
さらに、ギルドではランクが上がるごとに依頼料金も増えます。なのでギルドではどこでもお金を預けたり引き出すこともできます。ギルドカードは魔法道具なので自分を登録すると登録者以外が持つとギルドカードは消滅しますのでご注意を。
ギルドカードは紛失するとギルドに転送する機能があるので紛失された場合はギルドにもうしてください。
これで以上です。
何か質問はありますか?」

「いえ。」

「では、三人ともBランクからスタートです。
キングゴブリンを倒しているので、盗賊討伐クエストを成功すればAランクに昇格されます。
それと、素材の精算されたお金ですが、どうしますか?」

「リル、華楓はどうしたい?」

「「りゅうくん(龍一様)に預けるよ」」

「では、全額ください。」

「では、35000ドルです。」

「ドル?!
  あっすみません」

「それではまたのご利用をお待ちしております。」

すこし疑問を持ちながら俺達はギルドを出ていった。

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