異世界を楽しみたい転生者

Gai

第93話少年期[83]決闘開始!

訓練場に入ったら、昨日の間に俺とセイルが決闘をするという事がかなり広まっていたのか多くの冒険者の数がいた。よく見ると一般人までいた。

大方賭けに来たんだろうな。

賭けに来た冒険者達や街の人が俺を見ると様々な声が聞こえてきた。
今回も頼むぜ! や、少年の噂に俺は今日の稼ぎを全部賭けるぜ!!

などなど俺を応援している声が多かった。ドウガンに勝った噂のおかけが?

しかしドウガンがセイルを鍛えているのを知っており、俺の強さを知らない冒険者達はセイルの応援をしていた。

まぁ、ドウガンとの決闘を見てなくてセイルに賭けている冒険者はドンマイとしか言えないな。

(さてと・・・・・・、とりあえずどうやって倒すかな? セイルは剣を使うからとりあえず剣で五分くらい斬りあってからあの・・・・・・何だけ? 火炎斬りだったかな。それをかる~~~く避けるか防ぐ、もしくは弾き返すかのどれかで対応してちょっとレベルの高い魔法か剣術の技で攻撃して戦闘不能にさせればいいかな。この戦い方だったらアレナの言った通りになりそうだしな)

などなど考えている内にセイルの前にたどり着いた。
するとセイルが挑発的な言葉を投げかけてきた。

「ふん、よく来たな。てっきり来ないかと思ったぜ。負けるのが怖いんだったら今から尻尾を巻いて逃げてもいいんだぞ」

セイルは絶対に自分が勝つと思っているのか、勝気なセリフを吐いたが、ゼルートにはセイルが恰好悪過ぎてもはやギャグにしか見えなかった。

周りの冒険者達の中から様子を見ていたアレナとルウナは大声を出して笑わないように、手で口を塞いでいた。

「・・・・・・お前それでかっこつけてるつもりなのか? はっきり言うけどもの凄いかっこ悪いからな」

「なっ! なんだ」

「それに負けるのが怖いなら尻尾を巻いて逃げてもいいてな~~~、それはこっちのセリフだっつーの。お前みたいな大した力もないEランク冒険者が俺に勝てるわけないだろ。逆にこっちから言わせてもらうぞ。
俺にボロカスにやられてボロ雑巾みたいになって無様に負ける前に、調子に乗ってすみませんでしたって言えたら許してやってもいいぞ」

逆にゼルートから挑発的な言葉を受けたセイルは、顔を真っ赤にして言い返した。

「ふ、ふざけるな!!! 俺がお前みたいな奴に負けるはずがないだろ!!!」

は~~~。たく、もう少し真面な言葉で言い返せないのかよ。もう言い方が小学生並みだな。いや、小学生でももう少しまっしな言葉が出るか。

すると審判役のガンツが仲裁に入った。

「おい、二人ともこれから決闘を始めるんだ。あんまり無駄な体力使ってると、決闘中にスタミナ切れになるぞ」

ガンツの言葉にゼルートは口を閉じた。セイルもまだ何か言いたそうだったが口を閉じた。

「よし、お互い準備は出来てるな。
これからゼルートとセイルの決闘を始める。勝敗の結果は審判の俺がが決めさせてもらう。
それじゃあ二人共悔いが残らないよう全力で戦え」

(俺が全力を出したらセイルどころかギルドや街の一部が消えちまうだろうな)

「それじゃあ・・・・・・始め!!!」

ガンツの合図とともにセイルはゼルートに斬りかかった。

「はああああああああ!!!!」

いい感じのダッシュ、勢いに乗って振り下ろした剣。ここ最近で一番いい流れの動きだとセイルは思い、この一撃で終わると思った。

が、現実はそんなに甘くはない。

「おいおい、まさかこんなもんじゃねぇよな。だったら拍子抜けもいいところだ」

ゼルートはロングソードを右手だけで持ち、セイルの剣を受け止めていた。
その様子にセイルは驚きと悔しさの混じった表情をしていた。

俺は口元を釣り上げニヤッと笑いながらセイルに言葉をかけた。

「攻撃の手を休めてる暇があんのか。俺に勝ちたかったら死にもの狂いでかかってこいド三流冒険者」

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