異世界を楽しみたい転生者
第68話少年期[59]初の奴隷購入!
「私もだ。おそらく魔法か身体強化の類いだろうが、どんなものかは全く分からなかった」
そんな簡単に分かられたら俺が困るんだけどな。
さてと、取り合えず条件はクリアしたんだし買い取りの話に移るか。
「買い取りの条件を満たしたから確か金貨四十枚だったよな」
俺は机の上に金貨四十枚を置いた。
「・・・・・・主は冒険者なのになかなかの金持ちなのだな。ランクはBかAといったところか?」
「いいや。まだEランクだ」
「主ほどの人族がEランクだと? ・・・なにかわけありというわけだな」
「理解が早くて助かるよ」
「私がいた国の兵士達の中にも、希に若いのにかなり腕が立つ者などもいたからな」
そういえばこいつ狼族の第三王女だったな。
容姿は・・・まあ五年もたっているからそう簡単にはわからないと思うけど、名前がそのままってのは後々面倒なことが起こりそうだな。
「なあナルク。これからはなんか新しい名前を考えてその名前を使ってくれないか」
「なんでそんなことを・・・・・・ああ、そういうことか。確かに私の容姿はかなり変わったから簡単にはバレないと思うが、名前が一緒だと疑われてしまう可能性が高いな。
よし。契約の時それも一緒にやってくれ」
てなことでおっちゃんの奴隷契約の魔法で、何個か手順を踏んで契約が完了した。
内容は簡単に言うと主の言うことを聞くこと。
主に危害を加えるような行動は出来ない。
大雑把に言えばこんな感じだな。
大雑把過ぎる気もするけど・・・。
「それではルウナさん。これからは良き人生を送ってくださいね」
「うむ。ノールマも体に気を付けろよ」
う~ん。俺が思っていたより奴隷商人って良い人なのかな?
俺のイメージだと、裏で盗賊繋がってるってイメージがあるんだけどな。
「そんじゃ、取り合えず昼飯でも食いに行くとするか」
「そうだな、主よ」
「・・・・・・その主って言うのはやめてくれないかな」
ゲイルとかに言われるのはなんか違和感がなくて良いけどルウナに言われるのはなんかちょっとな。
「それならなんと呼べば良いんだ?」
「そうだな・・・めんどくさいからゼルートで良いよ。俺が許す」
「わかった。それよりすまないが腹がかなり減ってきた。早く料理が食べたい」
「はいはいわかったよ」
ずいぶんと態度のでかい奴隷を買ってしまったな。まあ、仮にも元王女だし仕方ないか。
さてと。店に入って定員にテーブルに案内されたまではいいんだけど・・・。
「ルウナなんで床に座ってるんだ」
「? 奴隷なんだから当たり前だろう」
そんならなんでこいつそんな当たり前なこと聞いてくるんだ、みたいな顔すんなよ。
あ~~~そういうことね。俺の常識からはちょっとずれてるってことか。
「ルウナ。俺はそういうのは気にしないから椅子に座れ」
「しかしだな・・・・・・」
「俺が良いって言ってるんだから良いんだよ。わかったな」
「・・・・・・わかった。それにしてもゼルートは奴隷の扱い方が変わってるな。普通は奴隷と一緒に食事なんてしないぞ」
「・・・・・・誰と比べてるのか知らないが、俺をそこらへんのアホな貴族と一緒にするなよ」
「ふ、そうだったな。お前はそういう奴だったな」
「そういうことだ。そんで今日の予定だけど取り合えず昼飯食ったらギルドに行くから」
「私も冒険者に登録するのか?」
「とりあえずはそれが目的だ」
「了解だ」
いや~相変わらずオークの肉はうまかったな。
それにあの店特製のソースも旨かったし文句なしだったな。
腹ごしらえものでギルドの中に入ってルウナの冒険者登録をしようと思たんだが・・・やっぱり視線が集まってくるな。
まあルウナは野性味溢れる美人って感じだし、スタイルもかなり良いからこうなるのも無理はないか。
「ゼルート。嫌らしい視線を送ってくる者達を全員潰しても良いか?」
おーいおいおいおいおい!!! いきなりそんな物騒な発言すんなよ!!!
おい! そこの女性の冒険者!! そんな思いっきりやっちゃいなさいみたいな顔すんなよ!!
「潰すのは手を出してきてからにしてくれ。それよりまずは登録だ」
「それもそうだな」
納得してくれと様で何よりだ。
「すいません。この人の冒険者登録をしてほしいんだが」
「かしこまりました。それでは・・・」
「ルウナだ」
「ルウナさん。こちらの用紙に必要事項をお書きになってください。それから冒険者についての説明に入ります」
「うむ、わかった」
ルウナが説明を受けている間何か良い以来はないかと探してるんだが・・・どれもランクの低いモンスターの討伐ばかりなので正直つまらん。
ゴブリンやブラウンウルフ、アインアント、バークバードとかほぼEランクだしな。
おっ、ポーションと解毒薬の依頼か・・・取り合えずすぐ渡せるしこれに・・・。
「おい! お前がゼルートか!?」
なんかいきなりわけのわからん青年が絡んできたんだが、厄介事の臭いしかしね~~~。
「異世界を楽しみたい転生者」を読んでいる人はこの作品も読んでいます
-
異世界生活は突然に〜いきなりチートになりました〜
-
221
-
-
いずれ神界を統べる神王と思ったけど最初から神王だったからスローライフを送ります
-
389
-
-
転生貴族はやはり最強な説 ※仮題
-
282
-
-
チートあるけどまったり暮らしたい
-
312
-
-
俺が異世界の中で最強~神様の粋な計らいは粋すぎていた~
-
944
-
-
異世界をスキルブックと共に
-
428
-
-
神たちは自重する気はないそうです
-
402
-
-
モンスターのスキルを奪って進化する〜神になるつもりはなかったのに〜(修正中)
-
757
-
-
女神様!俺は異世界を満喫します!
-
522
-
-
魔王に召喚された真祖で偽な吸血鬼!? ~種族チートから始まる異世界最強~
-
683
-
-
チートスキルはやっぱり反則っぽい!?
-
162
-
-
異世界にクラス転移、、、『休載中』
-
219
-
-
異世界に転生したら貴族になってたんだが.........
-
1238
-
-
加護とスキルでチートな異世界生活
-
1567
-
-
異世界転移した俺がやることは?
-
397
-
-
ドラゴンでもチートなのに、竜神になってさらにチートに!
-
221
-
-
黒竜転生〜ドラゴンに転生した男の物語〜
-
387
-
-
“無能”から始まる世界最強
-
1936
-
-
創造の力で異世界無双~言霊使いの異世界冒険譚
-
332
-
-
異世界転生~異世界に転生した俺は前世の記憶で悠々自適に生きていく~
-
952
-
「ファンタジー」の人気作品
-
暗殺者である俺のステータスが勇者よりも明らかに強いのだが
-
21629
-
-
転生貴族の異世界冒険録~自重を知らない神々の使徒~
-
15494
-
-
無名の最強魔法師(WEB版)
-
10167
-
-
異世界支配のスキルテイカー ~ ゼロから始める奴隷ハーレム ~
-
8366
-
-
リワールド・フロンティア-最弱にして最強の支援術式使い〈エンハンサー〉-
-
7334
-
-
妖刀使いがチートスキルをもって異世界放浪 ~生まれ持ったチートは最強!!~
-
7243
-
-
劣等眼の転生魔術師 ~ 虐げられた元勇者は未来の世界を余裕で生き抜く ~
-
6918
-
-
引きこもりLv.999の国づくり! ―最強ステータスで世界統一します―
-
6595
-
-
クラス転移で俺だけずば抜けチート!?
-
6274
-
-
勇者になれなかった俺は異世界で
-
6119
-
-
とある英雄達の最終兵器
-
6015
-
-
俺が転生した世界はどうやら男女比がおかしいらしい
-
4886
-
-
「最強」に育てられたせいで、勇者より強くなってしまいました。
-
4791
-
-
継続は魔力なり《無能魔法が便利魔法に》
-
4582
-
-
召喚された賢者は異世界を往く ~最強なのは不要在庫のアイテムでした〜
-
4555
-
-
神装聖剣ファフニール
-
4480
-
-
転生貴族のハーレムチート生活
-
4430
-
-
進化上等~最強になってクラスの奴らを見返してやります!~
-
3980
-
-
クラス転移で仲間外れ?僕だけ◯◯◯!
-
3865
-
-
冒険者は最強職ですよ?
-
3794
-
コメント