異世界を楽しみたい転生者
第58話少年期[48]簡単すぎてつまらないな
今俺たちは街から少し離れた森の中にいる。
依頼内容のゴブリンだけど。正直五匹ぐらいだと話にならなさすぎるんだよな。
せめてゴブリンリーダーか、ゴブリンジェネラルとかがいれば良いんだけどな。
いなければせめて三十匹くらいの群れがいてほしいな。
「主よ、ここから北西に百メートルほど先に魔物の群れがあります」
「さすがゲイル、よし皆いくぞ!」
「はい!」
「うん!」
「わかりました!」
・・・・・・あれ? 今ラームとラルが喋った気がするんだが気のせいか?
いや、そんなはずは・・・・
「なあ、今ラームとラルは人の言葉を話したか?」
「はい、やっと話せるようになりました」
「私も同じです」
・・・すごいな。ラームはスライムの中でたしかない希少種に当てはまるからいつかは喋れるようになるとは思っていたが・・・。
ラルに関しても母親がラーガルみたいな強者だから可能性はあると思っていたけどまさかこんなに早く喋れるようになるなんてな。喜ばしいことなんだろうけど・・・。
「なあ、ラームとラルはなるべく人前では人の言葉で喋らないようにしてくれないか」
「なんでですか?」
「ゲイルはもう人前で喋っちゃったからあれだけど二人はまだ喋ってないだろう。もし喋ってるのがバレたら面倒ごとが起こるかもしれないだろう」
「それもそうだね。僕みたいにしゃべるスライムなんてまんまりいないと思うし」
「そういうことだ。だから話す時はなるべく念話で話そう」
「わかったよ!」
「わかりました」
うん、ラームは素直に聞いてくれたけど。ラルはちょっと不機嫌になっちゃたな。
でももしバカ貴族がSランクの冒険者とかに依頼したら守りきれるかわかんないしな。
「主よ見えてきました」
あそこ。数は・・・・・へ~三十体ぐらいか。
おっ! ゴブリンメイジの上のゴブリンシャーマンがいるじゃん。それにゴブリンソードマンにゴブリンリーダーまでいるな。
これなら多少金にはなりそうだな。
「そんじゃ、いくぞ!」
「「「はい(うん)(了解です)!!!」」」
俺はまずは目の前にいたゴブリン三体を、ブレットで脳みそを貫いた。
あんまり返り血は浴びたくないからな。
「十連、ファイヤーボール」
十個のファイヤーボールで回りに囲んで、一斉に攻めようとしていたゴブリンを燃やした。
よし、それじゃ上位のゴブリンを倒しにって・・・・・・。
「ったく、おまえら本当に仕事が早いな」
俺がゴブリンリーダー達を倒しに行こうとしたらもうゲイル達が倒していた。
「スミマセン。ですがこいつらあんまりにも弱すぎたので」
「確かに直ぐに終わっちゃったよね」
「仕方ないですよ。私たちは今までお母様やブラッソ様達と修行をしていたんですから、ゴブリンごときでは話になりませんよ」
確かにそうなんだけどな。たぶん今回の戦闘時間三十秒もかかてないだろう。へたしたら十秒くらいか?
「とりあえず。討伐部位の右耳と魔石を剥ぎ取ろう。あと帰り道は薬草を探しながら帰ろう」
この街でもポーションは売れるだろうしな。造っておいて損はないだろう。
「おう、お疲れさん。初依頼はどうだった」
今俺に話しかけてくれた人は昨日の警備にいたロットさんって人だ。ゲイル達に対してもフレンドリーだし結構いい人ってのが今んとこ俺の印象かな。単純かもしんないけど俺にとってはそこそこ重要だしな。
「ゴブリン相手だったから簡単だったよ」
「それもそうか。なんせドアンのやつを簡単にあしらったんだもんな」
「・・・なんでそれを知ってるんだ?」
それはまだ昨日の話だったはずなんだが・・・。
「冒険者は結構お喋りな奴もいるからな。今回みたいな面白いことは直ぐに広まるぞ」
「そんな面白いことではないと思うんだけどな」
「そんなことはないぞ。まずまだ十二歳なったばかりで今日冒険者登録をしたばかりの子供に、ランクCの大人が負けるって時点で話題性がある」
確かにそんなことがしょっちゅうあるわけないか。
「それに決めてはドアンの倒しかただ」
「・・・なるほど。確かにそうかもしれないな」
「そう思うだろう。高レベルの剣術や魔法で負けるのならわかるが、股間を蹴られて負けるって話は聞いたことがない。だから話が直ぐに広まったんだ」
よくよく考えれば確かに可哀想な倒しかただったかもしれないな。
「だから一つ忠告って訳ではないんだが、もしかしたらドアンの奴がお前に復讐しに来るかもしれないから、いらん心配かもしれないが一応気を付けておいてくれ」
「ああ、一応気を付けておくよ。情報ありがとな」
「気にするな。これからも頑張れよ!」
やっぱりロットは良い奴だな。こんどなんか奢ってやるか。
なんてことを考えながらゼルート達依頼達成を報告するためにギルトに向かった。
依頼内容のゴブリンだけど。正直五匹ぐらいだと話にならなさすぎるんだよな。
せめてゴブリンリーダーか、ゴブリンジェネラルとかがいれば良いんだけどな。
いなければせめて三十匹くらいの群れがいてほしいな。
「主よ、ここから北西に百メートルほど先に魔物の群れがあります」
「さすがゲイル、よし皆いくぞ!」
「はい!」
「うん!」
「わかりました!」
・・・・・・あれ? 今ラームとラルが喋った気がするんだが気のせいか?
いや、そんなはずは・・・・
「なあ、今ラームとラルは人の言葉を話したか?」
「はい、やっと話せるようになりました」
「私も同じです」
・・・すごいな。ラームはスライムの中でたしかない希少種に当てはまるからいつかは喋れるようになるとは思っていたが・・・。
ラルに関しても母親がラーガルみたいな強者だから可能性はあると思っていたけどまさかこんなに早く喋れるようになるなんてな。喜ばしいことなんだろうけど・・・。
「なあ、ラームとラルはなるべく人前では人の言葉で喋らないようにしてくれないか」
「なんでですか?」
「ゲイルはもう人前で喋っちゃったからあれだけど二人はまだ喋ってないだろう。もし喋ってるのがバレたら面倒ごとが起こるかもしれないだろう」
「それもそうだね。僕みたいにしゃべるスライムなんてまんまりいないと思うし」
「そういうことだ。だから話す時はなるべく念話で話そう」
「わかったよ!」
「わかりました」
うん、ラームは素直に聞いてくれたけど。ラルはちょっと不機嫌になっちゃたな。
でももしバカ貴族がSランクの冒険者とかに依頼したら守りきれるかわかんないしな。
「主よ見えてきました」
あそこ。数は・・・・・へ~三十体ぐらいか。
おっ! ゴブリンメイジの上のゴブリンシャーマンがいるじゃん。それにゴブリンソードマンにゴブリンリーダーまでいるな。
これなら多少金にはなりそうだな。
「そんじゃ、いくぞ!」
「「「はい(うん)(了解です)!!!」」」
俺はまずは目の前にいたゴブリン三体を、ブレットで脳みそを貫いた。
あんまり返り血は浴びたくないからな。
「十連、ファイヤーボール」
十個のファイヤーボールで回りに囲んで、一斉に攻めようとしていたゴブリンを燃やした。
よし、それじゃ上位のゴブリンを倒しにって・・・・・・。
「ったく、おまえら本当に仕事が早いな」
俺がゴブリンリーダー達を倒しに行こうとしたらもうゲイル達が倒していた。
「スミマセン。ですがこいつらあんまりにも弱すぎたので」
「確かに直ぐに終わっちゃったよね」
「仕方ないですよ。私たちは今までお母様やブラッソ様達と修行をしていたんですから、ゴブリンごときでは話になりませんよ」
確かにそうなんだけどな。たぶん今回の戦闘時間三十秒もかかてないだろう。へたしたら十秒くらいか?
「とりあえず。討伐部位の右耳と魔石を剥ぎ取ろう。あと帰り道は薬草を探しながら帰ろう」
この街でもポーションは売れるだろうしな。造っておいて損はないだろう。
「おう、お疲れさん。初依頼はどうだった」
今俺に話しかけてくれた人は昨日の警備にいたロットさんって人だ。ゲイル達に対してもフレンドリーだし結構いい人ってのが今んとこ俺の印象かな。単純かもしんないけど俺にとってはそこそこ重要だしな。
「ゴブリン相手だったから簡単だったよ」
「それもそうか。なんせドアンのやつを簡単にあしらったんだもんな」
「・・・なんでそれを知ってるんだ?」
それはまだ昨日の話だったはずなんだが・・・。
「冒険者は結構お喋りな奴もいるからな。今回みたいな面白いことは直ぐに広まるぞ」
「そんな面白いことではないと思うんだけどな」
「そんなことはないぞ。まずまだ十二歳なったばかりで今日冒険者登録をしたばかりの子供に、ランクCの大人が負けるって時点で話題性がある」
確かにそんなことがしょっちゅうあるわけないか。
「それに決めてはドアンの倒しかただ」
「・・・なるほど。確かにそうかもしれないな」
「そう思うだろう。高レベルの剣術や魔法で負けるのならわかるが、股間を蹴られて負けるって話は聞いたことがない。だから話が直ぐに広まったんだ」
よくよく考えれば確かに可哀想な倒しかただったかもしれないな。
「だから一つ忠告って訳ではないんだが、もしかしたらドアンの奴がお前に復讐しに来るかもしれないから、いらん心配かもしれないが一応気を付けておいてくれ」
「ああ、一応気を付けておくよ。情報ありがとな」
「気にするな。これからも頑張れよ!」
やっぱりロットは良い奴だな。こんどなんか奢ってやるか。
なんてことを考えながらゼルート達依頼達成を報告するためにギルトに向かった。
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