異世界を楽しみたい転生者

Gai

第42話少年期[32]スレンの相談事

四人の反省点、課題点を説明し終えた後は、ブラッソ先生が今まで戦ってきた魔物の特徴や、倒し方の説明だった。もちろんブラッソ先生から見た魔物の強さは、四人とはかなり違うが特徴や注意点などは聞いておいて損はないだろう。そのほかにも色々の場所での戦いの中での注意点を説明していた。

俺も今まで戦ったり訓練してきた、ちゃんと地面がある場所での戦いなら普通に戦えるし、機転を利かせることもできると思うが、これが沼地、密林、雪原、砂漠ってなるとそうもいかないはずだ。というか正直結構自信がない。
前世で雪がたくさん積もった時に、走るとマジでこけそうになったので、不安しかない。沼地、密林に関しても高確率で転ぶと思う。そして砂漠に関しては本当に未知の領域だ。
・・・・・・・・・・・・今度創造で砂漠での注意することみたいな本をだそうかな。

そして説明の最後にブラッソは、真剣な顔で戦いに勝った後に気を抜きすぎるなと言った。
ブラッソ自身の体験談を説明したことで四人の顔が若干怯えた表情になった。

このことに俺はもの凄く同意できる。この世界の魔物はランクが高いほど頭が良い。多く群れを作る魔物に関してはランクが低くても、頭が良い奴はいる。というか狡猾とも言える。
弱肉強食の世界で生きて来たのだから、それが自然なのかもしれないが、何も知らない者が対峙すればあっけなく殺されるだろう。

ブラッソ先生が説明し終えると、少し夕日が沈み始めていたので戻ることにした。
勿論皆にばれないように今日の授業料ということで、ブラッソに創造で創った料理を大量に上げた。

それから帰りは、行き程会話はなかった。決して表情が絶望的になっているわけではない。
寧ろ今より絶対に強くなってやるという決意ががあった。
だが一人なんというか・・・・・・・・・・・・追い詰めてるっていえばいいのかな? そんな表情をしている奴がいた。

村に着いた時には夕方になっており今日は解散になった。
三にはそれぞれの家に帰ったが一人だけ俺の方に向かってきた。

「なぁゼルート。少し時間あるかな」

珍しくスレンが俺に話しかけた。いや、俺との仲が悪いわけではないから、別に変なことではないが珍しくあった。

「ん~~~、まぁ、まだ門限まで時間あるからいいよ。場所は変えた方がいいか?」

「そうだね・・・・・・少し場所を変えよう」

なんだろうな・・・・・・真剣な表情ではあるが、それだけじゃなく誰かを心配するような感情も含まれていた。
その表情で俺はなんとなくスレンが話す内容を察した。

「わかった。とりあえず移動するか」




そして基本誰も来ない草原に来た。

二人で地面に座り少しの間があった。

「それで話したいことなんだけど・・・・・・」

俺はスレンの言葉にかぶせて、スレンが話したい内容を言った。

「ゴーランの事についてか」

「っ!!! わかっていたんだね。君はなんでもわかっているんだね」

まぁ、仲間思いのスレンだからな。なんとなくはわかっていた。
戦いの終わった後、ゴーランだけが四人の中で強くなるという決意の表情以外に、追い詰めた表情をしていた。

「バーカ、なんでもなわけないだろ。俺は神様じゃないんだ。なんでもはわかんねーよ。ただの今日のあいつの表情と、お前の性格からしてそうかもしれないって思っただけだ」

「そっか。なら話は早いね。ゼルート、今のゴーランになんて声をかけたら良いと思う」

スレンの問いに俺はかなり頭を悩ませた。

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