異世界を楽しみたい転生者

Gai

第28話少年期[18]威張るぐらいならもう少し頑張れよ

「ゼルート!」

こっちから向かおうと思っていたけど、あっちから来たみたいだな。

「父様、勝手に決闘と決闘の賭けの内容を決めてしまって申し訳ありません。ですが・・・」

「ゼルート、お前の気持ちはわかる。だから決闘と決闘の賭けの内容を決めたことに文句はない」

「ありがとうございます!」

「それにだ」

それに?

「三対一だろうと、どうせお前が勝つんだ。臨時収入がたくさん入って、いいことしかないだろう」

と、良い笑顔で言ってきた。
たく、本当に良い父さんを持ったな俺は。

「そうですね、もちろん大量の臨時収入を手に入れてきます」

「あ、言い忘れていた。しっかりと手加減はしてやるんだぞ」

「あんなやつらごときに本気を出したりなど、大人げないことはしませんよ」

「よし! わかっているならそれでいい。とっと勝ってこい!」

「もちろんです!」

このあとスルトやルミイル様に、降参したほうがいいなどあの方は本当に魔法が上手いなど、言われたが適当に流しておいとた。

心配してくれるのは嬉しいが、負ける気は一切ない。油断大敵だとしてもな。
それよりどうやっていじめるか考えるとするか。



「ふ、よく逃げずに来たね。その心意気だけは誉めてあげるよ。でもねやる気だけでは、越えられない壁があるのを教えてあげるよ。なんせこの僕は・・・・・・」

「そうだ! このお方は・・・・・・」

「貴様ごときが・・・・・・」


なにやら三バカトリオが騒がしいが関係ない。
ここの闘技場・・・コロッセオ、とはまた違うし。でもなんか歴史があって言い感じだな。
どのくらい前からあるんだろうな。

「・・・・・・って君! 僕の話を聞いているのか!」

「そうだ! せっかくこのお方が・・・」

「貴様ごときが話せるお方では・・・」

「さっきからガチャガチャうるさいんだよ。もしかしてあれか、時間を稼いで頭の中で負けたときの言い訳でも考えているのか?」

「っ! それはこちらの・・・

「双方! 静かに!!」

審判役の兵士さんが声を上げてたことで三バカも静かになった。
もう少し煽りたかったのにな。

「これよりゼルート・ゲインルート対マーセル・カーマルル、ブーデ・ンーマヒ、スーゲ・イモーキによる変則試合を始める。両者準備はいいか」

「「「はい!」」」

「もちろんだ」

さてと・・・どうやって料理してやるか。

「それでは・・・・始め!!!!」

「「「我が手に集いし火球よ・・・」」」

まあ・・・当たり前だが無詠唱な訳ないよな。
にしても・・・魔力の練りは弱いし、火球の温度も全然高くなさそうだし。
確かにマーセルって奴は多少上手く出来てるようだけど・・・俺から言わせれば、ドングリの背比べだな。

「「「ファイヤーボール」」」

三つの火球が俺に迫ってきたが・・・こんなの魔法で防御するまでもないな。

「この一撃で終わりだよ!!」

一撃じゃなくて三撃だろ! いや、そんなことはどうでもいいや。

俺は魔法を使わずに魔力で手を覆い、三つとも弾き飛ばした。
弾き飛ばされた火球は壁にぶつかり消えていった。

俺がファイヤーボールを弾き飛ばしたのを見て、三人とも呆然となっていた。
いや観客の貴族達も同じような感じになっていた。
父さんと王様だけはなぜか、次はどうなるんだろうと楽しそうな顔をしていた。

「き、貴様。い、今どうやって僕たちのファイヤーボールを防いだんだ!」

「どうやってと言われてもな、見たとうりに手で弾いただけだけど」

「そんなこと出来るわけないだろう!!!」

「そんなこと言われてもね~~~、まあそれはおいといてさ。そっちが攻撃しないなら、こっちから攻撃させてもらうよ」

「っ! 我が手に集いし・・・」

「「わ、我が手に集いし・・・」」

それから俺は三バカ達が放つ初級の魔法すべて手で弾き飛ばした。
そしてゆっくりと近づいた。

最初は俺が魔法を素手で弾き飛ばしたのを、まぐれだと思っていたのか、余裕そうな表情をしていたが、次第に焦りの表情に変わっていった。
それに特別な訓練をした訳でもない七歳児の魔力量だ、底をつくのも早い。
だんだんと魔法を素手で弾き飛ばす俺に、恐怖でもしだしたのか、顔が泣きそうになっている。

そしてとうとう三バカの魔力量が尽きた。

「さてと、これでお前らのターンは終わりらしいな。ならこれからは俺のターンってことでいいんだな」

このとき俺きっと、最高に良い笑顔になっていると思った。

それから俺は始めに、三バカの髪を小さなファイヤーボールで燃やした。火球を小さくしていたのですぐに消えたが、髪が言い感じにチリチリになっていた。
俺はそれに爆笑、観客も大勢が笑っていた。ただし二名ほど俺と同じように爆笑していた。

三バカは顔を真っ赤にしながら、俺に殴りかかろうとしていたが今度は、いつ自分の足元に石槍がくるかわからない地獄をみせてやった。
ちなみに石槍がでて来る場所にあえて音を出して避けられるようにした。
こんなんで終わったらつまんないからな。

それから三バカの足元から石碗を作り、地面に引きずり回したり、魔力で手を作り三分ぐらいくすぐり回したりいろいろやった。
そして今火の魔力でで服だけ焼いて三人とも素っ裸にしてやった。
客席の女性陣から悲鳴が聞こえてきた、どお構い無し。

「ぼ、僕をこ、こんな格好にしてどうするつもりだ!!!」

「どうするってそんなのち○こを叩きまくるに決まってんだろ」

「「「え!?」」」

そこから俺は、俺が作った無属性の魔法の、ブレットという魔力の固まりを、銃みたいにして放つ魔法を撃ちまくった。
もちろん威力はかなり威力を落としているので、ち○こが本当につぶれる訳ではないが、毎回同い年の子供に思いっきり蹴られたぐらいの痛みはあるだろう。
客席を見ていると男のほとんどは股間を押さえていた。そしてまた二名ほど爆笑していた。

途中で降参しようとしていたが、言い終わる前にブレットを撃ったので痛みで悶絶し、なかなか言えずにいた。

そしてどうやら、もう意識を失っていたようなので、審判の人が止めようとしてきたので最後に、ブレットの強化版を三方向に放った。

「マグナム!」

「「「っっっ~~~~~~~~!!!!」」」

三バカは失っていた意識を激痛で取り戻したが、さっきより強烈な痛みによりまた意識を失った。

「しょ、勝者はゼルート・ゲインルート!」

まあ、暇潰しくらいには楽しめたかな。

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