異世界を楽しみたい転生者
第6話幼少期[4]スキルの結果
あれだな、田舎な人がいきなり新宿や渋谷に来た時の心境みたいなものか。
当たり前だけど店や人の多さも尋常じゃないくらい凄いな、
普通に亜人もたくさんいるしな。
王都の凄さに圧倒されている俺に父さんが話しかけてきた。
「どうしたんだゼルート。あまりにも王都が凄すぎて言葉が出ないか」
「はい! なんというか・・・王都はとても凄いところなんだね父さん!!」
「そうだろうそうだろう。ここにはお前の知らないものがたくさんあるぞ!」
父さんは俺が喜んでるのが嬉しいのか声が弾んでいた。
「なんであなたがそんな自慢気にに語っているのよまったく。さぁ、まずは教会に行くのよ。観光はそれからよ」
「それもそうだな。よし。それじゃぁ行くとするか」
「どんなスキルが貰えるのかとっても楽しみです!!」
改めて教会に行くわけだが貰えるスキルは俺をここに転生させてくれた神様の話通りなら二つもらえるはずなんだよな。
なにが貰えるか本当に楽しみだな。
やっぱり片方は戦闘のときに役立つスキルだと良いんだけどな。
「それにしてもゼルートはどんなスキルを貰えるんだろうな。やはりクライレットやレイリアと同じでなかなかのスキルを貰えるのかもな」
「あなた、まだスキルを貰えると決まったわけではないのよ」
「いいや、俺とレミアの子供なんだ良いスキルを貰えるはずだ」
「もぉ、あなたったら」
母さんがデレていた。あーー、砂糖を吐きたくなるということはまさにこのことなんだな。
リアルで見るのは初めてだ。コーヒーも欲しくなってきたな。
というか子供の前でそういう会話は子供がいるところでしちゃだめだろ。
少し頭の良い子だったらプレッシャーで心臓バクバクで顔真っ青になってしまうんじゃないかな。
いや、でもマジでスキルが手に入らなかったらショックのあまり泣きに泣いて引き籠ってしまう自信まである。
あの神様が嘘を言うとは思えないけど・・・・・・やっぱり少し不安はあるな。
「着いたぞゼルート。ここが教会だ」
いろいろ考えていたらいつの間にか目的地に着いていた。
建物の外見は前世で見た教会とあまり変わらない気がするな。
でも、少々派手ではあるかな?
王都だからやっぱり見栄も必要ってことなのかもな。
「おや、ガレンさんお久しぶりですね」
奥から五十代ぐらいのザ・優しそうな人って感じのおじさんが来た。
「こちらこそお久しぶりですクラートさん」
「お久しぶりですクラートさん」
「レミアさんもお久しぶりですね。以前お会いしたのはレイリアちゃんの時でしたか」
「そうですね、今回は次男のゼルートがスキルを貰える年齢になったのでまた来させてもらいました。ほら、ゼルート。ご挨拶を」
父さん達が世話になっていた人たちなのかな? それならしっかりと挨拶した方が良いだろうな。
「初めまして、ゼルート・ゲインルートです。今日はよろしくお願いします」
「これはどうもご丁寧に、クラートです。いやはや、流石ガレンさん達のお子さんですね。クライレット君やレイリアちゃんと一緒で礼儀正しいですね」
クラートさんの言葉に父さんは自慢げに胸を張って答えた。
「そうでしょう! なんていったて俺とレミアの子供ですからね!!」
なんかちょっと前に聞いた言葉だな。というかそんなセリフを人前で言われると結構恥ずかしいんだけどな。
「ほら、あなたもクラートさんもお話をするのはいいですけどゼルの用事が終わってからにしてくださいね」
「それもそうですね。それではこちらに」
そう言うと俺と父さん達は中に入っていった。ナイスタイミングだよ母さん!!
「ガレンさん達は少々お待ちを、それではゼルート君はこちらに」
「はい、わかりました」
俺がクラートさんに着いて行こうとすると父さん達が声をかけてきた。
「報告を楽しみにしているぞ」
「あまり緊張しないで気楽にいきなさい」
母さんの言葉はありがたいけど父さんの言葉はちょっとプレッシャーが来るな。
クラートさんの後をついて行くとあまり飾り気のない部屋に入った。
ただ、部屋の真ん中に女の人の像があった。
あれがこの世界の神様の像なのかもしれないな。
「それではゼルート君、この像の前で神に祈りを」
「はい!」
さ~~て、頼むぞ~。この結果で人生が決まるといっても過言じゃないからな。
少しすると頭の中に言葉が浮かんできた。
創造
鑑定眼S
この二つが頭の中に浮かんできた。創造に鑑定眼か。
うん、どっちも良さそうなスキルだな。それじゃぁそろそろ目を開けて・・・・・・
無限の努力
憑魔
あれ?・・・・・・・・・・・・なぜに四つ????
「異世界を楽しみたい転生者」を読んでいる人はこの作品も読んでいます
-
異世界生活は突然に〜いきなりチートになりました〜
-
221
-
-
いずれ神界を統べる神王と思ったけど最初から神王だったからスローライフを送ります
-
389
-
-
転生貴族はやはり最強な説 ※仮題
-
282
-
-
チートあるけどまったり暮らしたい
-
312
-
-
俺が異世界の中で最強~神様の粋な計らいは粋すぎていた~
-
944
-
-
異世界をスキルブックと共に
-
428
-
-
神たちは自重する気はないそうです
-
402
-
-
モンスターのスキルを奪って進化する〜神になるつもりはなかったのに〜(修正中)
-
757
-
-
女神様!俺は異世界を満喫します!
-
522
-
-
魔王に召喚された真祖で偽な吸血鬼!? ~種族チートから始まる異世界最強~
-
683
-
-
チートスキルはやっぱり反則っぽい!?
-
162
-
-
異世界にクラス転移、、、『休載中』
-
219
-
-
異世界に転生したら貴族になってたんだが.........
-
1238
-
-
加護とスキルでチートな異世界生活
-
1567
-
-
異世界転移した俺がやることは?
-
397
-
-
ドラゴンでもチートなのに、竜神になってさらにチートに!
-
221
-
-
黒竜転生〜ドラゴンに転生した男の物語〜
-
387
-
-
“無能”から始まる世界最強
-
1936
-
-
創造の力で異世界無双~言霊使いの異世界冒険譚
-
332
-
-
異世界転生~異世界に転生した俺は前世の記憶で悠々自適に生きていく~
-
952
-
「ファンタジー」の人気作品
-
暗殺者である俺のステータスが勇者よりも明らかに強いのだが
-
21629
-
-
転生貴族の異世界冒険録~自重を知らない神々の使徒~
-
15494
-
-
無名の最強魔法師(WEB版)
-
10167
-
-
異世界支配のスキルテイカー ~ ゼロから始める奴隷ハーレム ~
-
8366
-
-
リワールド・フロンティア-最弱にして最強の支援術式使い〈エンハンサー〉-
-
7334
-
-
妖刀使いがチートスキルをもって異世界放浪 ~生まれ持ったチートは最強!!~
-
7243
-
-
劣等眼の転生魔術師 ~ 虐げられた元勇者は未来の世界を余裕で生き抜く ~
-
6918
-
-
引きこもりLv.999の国づくり! ―最強ステータスで世界統一します―
-
6595
-
-
クラス転移で俺だけずば抜けチート!?
-
6274
-
-
勇者になれなかった俺は異世界で
-
6119
-
-
とある英雄達の最終兵器
-
6015
-
-
俺が転生した世界はどうやら男女比がおかしいらしい
-
4885
-
-
「最強」に育てられたせいで、勇者より強くなってしまいました。
-
4791
-
-
継続は魔力なり《無能魔法が便利魔法に》
-
4582
-
-
召喚された賢者は異世界を往く ~最強なのは不要在庫のアイテムでした〜
-
4555
-
-
神装聖剣ファフニール
-
4480
-
-
転生貴族のハーレムチート生活
-
4430
-
-
進化上等~最強になってクラスの奴らを見返してやります!~
-
3980
-
-
クラス転移で仲間外れ?僕だけ◯◯◯!
-
3865
-
-
冒険者は最強職ですよ?
-
3794
-
コメント