絶対神の異世界チートハーレム無双!?

guju

ギルド5

ギルド ーー夕焼けの陽ーー

ギルドマスター   ソニー・ラングラ
Sレート冒険者だ。

闇属性魔法を得意とし、さらに幻術、吸魔術等を得意とする。
スピードに特化した細剣の使い手で、力こそないものの、持ち前の持久力、素早さを駆使して攻めては引いての繰り返しで徐々に相手を圧倒していく戦法を使う。


そもそも、吸魔術や幻術。
もっと言えば、魔法とは何なのであろう。

魔法とは ''神の奇跡'' とされている。

特質した技能を持つわけでもなく、強靭な肉体や、驚異の身体能力がある訳でも無い人間にとって、魔法とは外敵から身を守る為に ''神'' が貸してくれる力。

人々はこのような認識である。

ーーが、

その神々の頂点に君臨する絶対神であるゼロからすればそんなものは思い違いである。

そもそも、何千何億と居る人間如きに、一々力を貸していては神達の手が足りなくなる。

そんな人間達の思想よりも、魔法という物は化学的なものである。

 

魔法とは、世界に漂う魔素と呼ばれる魔力の元を体内にある魔臓で魔力に変換し、それを詠唱と言う物事を言葉にした文を唱え、イメージを固定させることにより引き起こる物である。

その為、イメージさえ完璧であれば、詠唱は必要無い。

人々が言う魔力量とは、魔臓の強さのことを表しており、魔素を魔力に変換するこの行為自体に人それぞれ限りがあるという事だ。


つまり、''魔力が多い'' という表現は不適切であり、言うなれば  ''魔臓が強い'' と言うべきなのである。


要は、魔力を使用して物事を引き起こす

この現象こそ魔法である。


そして、幻術や吸魔術についてだ。


幻術とはその名の通り幻影を見せて相手を惑わすものだ。

そして、吸魔術。
これは、聞き慣れないものであろう。

吸魔術とは、書いて時の如く魔力を吸収する術だ。

魔力と確固たるイメージによって発動された魔法の魔力を吸収してしまう。
つまり、魔法の無効化だ。

これだけ聞けば破格の強さだろうが、これには欠点がある。

吸収するという事は勿論魔力を体内に溜め込むということ。

魔法は、発動と同時に魔素を、魔力に変換するため、体内への滞在時間はほぼノータイムだ。

魔力が体内に残る。

そうなると、魔力が体内を巡り、魔力に当てられた体が ''強烈な乗り物酔い'' と同じような症状を引き起こす。

平衡感覚を失い、吐き気を催す。
常人ならば立っていられない。

もちろん、彼は慣れているだろう。

だが、スピードや攻撃の正確性はかなり減少してしまうのが事実だ。

それほどのデメリットを抱えたとしても、やはり吸魔術は強いのだ。


着いた二つ名は吸魔鬼(きゅうまき)

魔法師殺しと謳われている厄介な相手である。


ーー人々からすればであるが









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